スマートフォンアプリの各種データを検出するSensor Towerは、『ドラゴンクエストウォーク』、『ドラゴンクエストタクト』を中心としたモバイルゲームの収益分析の結果を発表した。

『ドラゴンクエスト』関連商品の購入はこちら (Amazon.co.jp)

以下、リリースを引用

ドラクエの日にウォーク・タクトが急上昇、同日に日本のトップ収益ランキング1、2位を独占

日本を代表するRPGシリーズの1つ『ドラゴンクエスト』。初代のファミリーコンピュータ版が1986年5月27日に発売されたことから、この日は「ドラクエの日」として親しまれています。2023年のドラクエの日には、モバイル版ドラクエシリーズの『ドラゴンクエストウォーク』と『ドラゴンクエストタクト』がトップ収益ランキングの1位と2位を独占しました。

ドラクエの日に『ドラクエウォーク』『ドラクエタクト』2つのアプリタイトルが日本のトップ収益ランキング1、2位を独占したことを発表

ドラクエウォークの直近2年の日本収益はPokémon GOを1億ドル近く上回る

1986年5月27日にファミリーコンピュータ用RPGとして登場した『ドラゴンクエスト』は、時代に合わせてさまざまなプラットフォームでシリーズ展開され、モバイル版専用のタイトルも人気となっています。初代『ドラゴンクエスト』の発売日(5月27日)は「ドラクエの日」として親しまれており、この記念日からモバイル版のタイトルではゲーム内イベントが展開されました。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2023年のドラクエの日(5月27日)に日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングで、『ドラゴンクエストウォーク』(SQUARE ENIX)と『ドラゴンクエストタクト』(SQUARE ENIX)上位を独占しました。

ドラクエの日に『ドラクエウォーク』『ドラクエタクト』2つのアプリタイトルが日本のトップ収益ランキング1、2位を独占したことを発表

ドラクエの日の前日(2023年5月26日)には『ドラゴンクエストウォーク』が32位、『ドラゴンクエストタクト』が67位でしたが、ドラクエの日には前者が1位、後者が2位と急上昇していることがわかります。ドラクエの日以降も好調ぶりが確認でき、『ドラゴンクエストウォーク』はTop3圏内を4日間キープしています。また、『星のドラゴンクエスト』も9位にランクインしており、ドラゴンクエストシリーズのモバイルゲームがTop10内に3タイトルランクインしました。

これらのモバイルゲームでは、ドラクエの日を記念してさまざまなゲーム内イベントを展開しました。一例を挙げると、『ドラゴンクエストウォーク』では、『ドラゴンクエストVI』イベント第1章をスタートさせ、新たなふくびき(ガチャ)「伝説のラミアスのつるぎ装備ふくびき」を実施。『ドラゴンクエストタクト』では、Sランクキャラが1枠確定で入手できる「2023ドラクエの日記念特別SPスカウト赤/青/緑」を実施しました。

『ドラゴンクエストウォーク』は2019年9月にリリースされた位置情報ジャンルのモバイルゲームで、タイトルからもわかるとおり、ウォーキングしながらRPGが楽しめるモバイルゲームです。同作の日本におけるリリースから2023年5月までの累計収益は17億ドルを突破しており、パブリッシャーのSQUARE ENIXのモバイルゲーム収益を牽引するタイトルになっています。

ドラクエの日に『ドラクエウォーク』『ドラクエタクト』2つのアプリタイトルが日本のトップ収益ランキング1、2位を独占したことを発表

位置情報ジャンルのモバイルゲームとしては、『Pokémon GO』(Niantic)も人気があります。Sensor Towerのデータによると、直近2年(2021年6月~2023年5月)の日本における収益では、『ドラゴンクエストウォーク』が『Pokémon GO』に1億ドル近くの差をつけてトップとなっており、大きな支持を得ていることがわかります。

ドラクエの日に『ドラクエウォーク』『ドラクエタクト』2つのアプリタイトルが日本のトップ収益ランキング1、2位を独占したことを発表

この2つの位置情報モバイルゲームは、日本におけるユーザー分布も似た傾向にあり、24-44歳の層に支持されています。中でも、『ドラゴンクエストウォーク』は35-44歳の層が『Pokémon GO』と比較してより厚く、初代『ドラゴンクエスト』が発売されたのが1986年であることを考えると、古くからのシリーズファンが『ドラゴンクエストウォーク』に根付いていると推察できます。

ドラクエウォークとタクトはスクエニモバイルゲーム収益の50%以上を占める

『ドラゴンクエストタクト』は2020年7月にリリースされたスクワッドRPGです。Sensor Towerのデータによると、日本におけるリリースから2023年5月までの累計収益は5.5億ドルを突破しています。ドラゴンクエストの世界観に戦略要素を盛り込んだモバイルゲームの同作は、直近2年(2021年6月~2023年5月)の日本におけるスクワッドRPGジャンルの収益において、2位となっています。

『ドラゴンクエストウォーク』と『ドラゴンクエストタクト』のパブリッシャーはSQUARE ENIXで、この2つのゲームは同社モバイルゲーム収益の大きな柱となっています。Sensor Towerのデータによると、日本における直近2年(2021年6月~2023年5月)のモバイルゲーム別収益では、この2つのモバイルゲームが1位と2位になっており、同社の全体収益の50%以上を占めています。また、5位には2015年10月リリースの『星のドラゴンクエスト』も入っており、日本でのドラゴンクエストIPの人気がわかります。

ドラクエの日に『ドラクエウォーク』『ドラクエタクト』2つのアプリタイトルが日本のトップ収益ランキング1、2位を独占したことを発表

Sensor Towerのデータによると、2023年5月27日から6月10日までの日本におけるパブリッシャー別収益ランキングでSQUARE ENIXは1位となっており、ドラクエの日施策の好調ぶりが確認できます。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

Sensor Towerのストアインテリジェンスで上記ゲームタイトルの過去のデータを検索しましょう!「ミーティングを希望」ボタンから弊社スタッフとのお打ち合わせの設定が可能です。

『ドラゴンクエスト』関連商品の購入はこちら (Amazon.co.jp)