エレクトロニック・アーツのバトルロイヤル型FPS『Apex Legends』(エーペックスレジェンズ)にて、2023年5月10日(日本時間)よりシーズン17“アーセナル”が開幕する。
新シーズンでは、ランクマッチシステムが大幅に変更。その変更内容をまとめてお届けする。
Apexコインやグッズの購入はこちら (Amazon.co.jp)ランクマッチシステムが変更。スプリット切り替えはなし
シーズン17では、より正確なプレイヤースキルを示すためにバトルロイヤルモードのランクマッチで一部ルールが変更される。まず大きな変更としては、スプリットの切り替えが行われないことだろう。
いままでのランクマッチは各シーズンごとにスプリット1とスプリット2のふたつに分けて実施されてきた。それが行われなくなることで、スプリット切り替えによりランクが下がることもないため目標のランクを目指しやすくなるのではないだろうか。
ただ、プレデターに関しては1シーズンを通して上位750人しかなることができないので、より一層難度が高くなることだろう。
なお、今回の調整は初期の段階で、プレイヤーから得られたフィードバックをもとに今後もさらに変更していくとのことだ。
マッチシステムが調整。よりプレイヤースキルの近い人とマッチするように
スコアシステムが徹底的に見つめ直され、より競技性の高いマッチを実現していくためにランク帯だけでなく、プレイヤースキル(内部レート)を重視したマッチメイキングへと修正される。
新たなスコアシステムでは、なかでも勝利することに重きが置かれており、それからキルやアシストといった要素が評価されるようだ。これに伴い、自分のランク帯と離れた味方とマッチすることがなくなることが予想されるのでうれしい人も多いのではないだろうか。
順位ポイントが変更。ランク帯に関わらず参加ポイントは35に
マッチエントリーポイント(参加ポイント)が変更され、ランク帯に関わらず35Pを消費するように。
シーズン16現在
- 1位:+125P
- 2位:+95P
- 3位:+70P
- 4位:+55P
- 5位:+45P
- 6位:+30P
- 7位~8位:+20P
- 9位~10位:+10P
- 11位〜13位:+5P
- 14位〜20位:0P
シーズン17
- 1位:+125P
- 2位:+95P
- 3位:+70P
- 4位:+55P
- 5位:+45P
- 6位:+30P
- 7位~8位:+15P
- 9位~10位:0P
- 11位~13位:-30P
- 14位~20位:-35P
現在、ゴールド4の時点で参加ポイントは34Pとなっているためそれより上にいるランク帯のプレイヤーはポイントを盛りやすくなるだろう。
加えて、シーズン16現在のランクマッチでは、キルポイントの上限がないこともあってマッチ序盤から中盤にかけて部隊数の減りがかなり早かった印象だ。しかし、この変更によってマッチ終盤でも残っている部隊数が増え、最終リングでは混戦になることが予想される。そうなると、いち早く次のリングを確認できるコントローラーのレジェンドが増えてレジェンド構成も変わってくるのではないだろうか。
チーターの検知やBANが容易に。チート対策についても明言
これまで、高ランク帯(おもにプレデター・マスター)でよく見られていたチーター対策にも力を入れており、ランクマッチをプレイできるプレイヤーレベルが20レベル(シーズン16時点)から50レベルに増加。これにより、必然的にチーターの割合は減るのではないかと考えられる。
チーターの検知も容易になっており、BANするまでの時間も短くなっているようだ。さらに、マッチシステムが改善されたことで、チートを使って高いRPを持っていてもトッププレイヤーたちと同じマッチにはならず、スキルレベルの近いプレイヤーとマッチする仕様になる。
ただ、このスキルマッチによってランクマッチをプレイしている人口のうち、割合の多いブロンズ~プラチナ帯のプレイヤーとマッチしてしまわないかというのが懸念点である。
そのほか、マッチサーバーへのDdos攻撃に関してもすでに対策されており、高ランク帯では実装済みとのこと。