ASUSのゲーミングブランドROGから4月1日に発表された、ポータブルゲーミングPC“ROG Ally”。エイプリルフールネタなのか本気なのかわかりづらいタイミングでの公表だったが、どうやら実際に開発中のようだ。ROG公式アカウントがエイプリルフールネタではない旨を投稿しているほか、同機のプロトタイプのプレビューをふたつのテックガジェット系YouTubeチャンネルが公開している。

 プロトタイプ機が貸与されていたのは、Linus Tech TipsとDave2Dのふたつのチャンネル。値段や発売時期等についてはまだ未公開で、プロトタイプ機ということもあってフレームレート等についても詳しく喋ってはいけないようなのだが、気になるディテールがいくつか話されている。

  • AMDのZen 4/RDNA 3のカスタムチップを搭載
  • ROG側の説明では、15W動作のパフォーマンスモードでSteam Deckの150%、35W動作のモードで2倍のパフォーマンスを実現する
  • モニターは1080pの7インチ液晶で、最大120ヘルツ動作に対応。輝度は最大500nits
  • OSはWindows 11。ASUSのランチャーアプリが入っていて設定を変更可能
  • ボタンはまだ改善の余地あり
  • スピーカーはかなりいい
  • ファンのノイズは20db程度
  • ヘッドホンジャック、マイクロSDスロット、USBCポートなどを持つ
  • また外付けグラフィックのROG XG Mobile EGPUに接続可能
  • メインストレージはM.2 2230 SSD
  • バッテリーはSteam Deckと“勝負になる”容量

 というわけで、実際の製品がこの通りに仕上がるのであれば、ポータブルゲーム機として興味深い選択肢になりそうだ。正式なスペックや価格・発売時期等の発表を期待したい。