ウクライナを本拠地とするゲームスタジオFrogwaresが、探偵アドベンチャーゲーム『Sherlock Holmes The Awakened』のゲームプレイ動画を公開した。

 本作は同スタジオの初期作品をUnreal Engine 4でリメイクしたもの。プレイステーション5/プレイステーション4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PCで2023年2月から3月ごろのリリースを予定しており、日本語ローカライズも行われる予定だ。

 さてその内容は、まず謎解き部分に関しては『シャーロック・ホームズ:罪と罰』以降の近作のスタイルを踏襲したものとなっている模様。現場検証で得た手掛かりから当時の状況を再構築するシーンや、手掛かりを組み合わせて仮説を導き出していくおなじみの要素が見られる。

 そしてもうひとつの注目は、クトゥルフものでもある本作の超現実的描写だ。延々と続く通路がぐにゃ~っと回転したかと思えば、完全にこの世のものではなさそうな空間でデストラップをかわしながら進むシーンも。本作では「古き神を崇める闇の教団」が関わる一連の事件に挑んでいくことになる。

Sherlock Holmes The Awakened
ヴィクトリア朝のロンドンが舞台のひとつ。霧が濃いのに煙もモクモクで視界が超悪い。
Sherlock Holmes The Awakened
これは幻視なのか、それとも現実なのだろうか? 超現実的光景に足を踏み入れていくホームズ。

 なおプレスリリースではウクライナのキーウ(キエフ)で戦火にみまわれているスタジオの近況も綴られている。それによると5月~6月は安定した状況になっていたものの、10月から再び状況が悪化。ロシアによるミサイル攻撃の影響で停電やインターネットの切断、暖房の問題などにしばしば直面しつつも、完成に向けて突き進んでいる旨が語られている。

Sherlock Holmes The Awakened
ルイジアナのバイユー(ゆっくりと流れるミシシッピ特有の河川地帯)も舞台のひとつ。
Sherlock Holmes The Awakened