お互いの正義を信じて戦うストーリーがアツかった
2016年(平成28年)8月18日は、プレイステーション4/プレイステーション3用ソフト『テイルズ オブ ベルセリア』が発売された日。
『テイルズ オブ ベルセリア』は、魅力的なキャラクターとアクション性の強いバトルが人気の『テイルズ オブ』シリーズの一作。PS4とPS3のマルチプラットフォームで発売されました。
なお、本作は“ファミ通アワード2016”で優秀賞、主人公であるベルベット役の佐藤利奈さんが女性キャラクターボイス賞を受賞しています。メディアやユーザーからの評価が高い作品でした。筆者はレビュー記事のために発売前にプレイしていたのですが、おもしろくてプレイが止まらず、〆切をちょっとだけ遅らせてしまいました……。バトルもおもしろかったのですが、それ以上にストーリーの先が気になって途中で止められなかったんですよね~。
本作のストーリーは、業魔病と呼ばれる人を魔物へ変える奇病が流行する世界を舞台に、暮らしていた村の住民たちの業魔化と弟の生贄を仕組んだアルトリウス・コールブランドに主人公のベルベット・クラウが復讐を誓うというもの。
復讐劇ということもあり、展開はとてもダーク。『テイルズ オブ』シリーズはダークな展開も多いのですが、本作は物語の途中で犠牲になる人物も多く、暗い展開が続きます。ただ、それだけにベルベットの旅を見届けて、エンディングを迎えたときは達成感がありました。
復讐に葛藤するベルベットや亡き弟の面影のあるライフィセットの成長など、見逃せないドラマも多いです。個人的には仲間たちのムードメーカーになってくれるマギルゥが好きでした(笑)。
敵として登場する“聖寮”の者たちも魅力。秩序を保とうとする彼らにも正義があり、お互いの正義を信じて戦うストーリーもアツかったです。
バトルに関しては、これまでの左スティックの方向入力&攻撃ボタンで術技を発動という形ではなく、左スティックは移動のみで、〇×△□の4つのボタンそれぞれに割り振った術技を発動するというものになりました。
“Liberation-LMBS(リベレーション リニアモーションバトルシステム)”という名称ですが、キャラクターやカメラ操作にあった制限を“解放”(Liberation)したものになっていました。もともとアクション性の強いシリーズですが、本作はさらにアクション性が増しましたね。
敵のソウルを奪うことで連携を増やすことが出来るソウルのシステムなども、やりごたえがあってハマりました。
いま遊んでも楽しめる名作なので、気になった方はぜひプレイをしてみてください!
『テイルズ オブ ベルセリア Welcome Price!!』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)※本記事は、2021年8月18日にアップした記事を再編集したものです。