エレクトロニック・アーツが、サッカーゲームシリーズ最新作『FIFA 23』のプロクラブモードとVoltaモードについての新情報を海外で公開した。日本語版公式サイトにはまだ掲載されていないが、その内容をまとめてご紹介しよう。
将来的なプロクラブモードのクロスプレイ対応の可能性
『FIFA 23』では、通常の1対1の試合などのクロスプレイ対応が発表されている。しかしプロクラブモードなどは対応していないため、公式記事ではその事に関する説明が掲載されている。
プロクラブとは、自分のプレイヤーキャラを作って友達と一緒にプレイするという、一種のオンライン協力プレイモード。協力プレイをやりたい人にとってはクロスプレイに対応すれば機種が違う友達も誘いやすくなるので、プロクラブのクロスプレイ対応はぜひとも対応して欲しい機能となる。
公開された記事では、プロクラブとストリートサッカーのVoltaモードを担当するリチャード・ワルツ氏がその需要を理解していることを述べつつ、対応の将来的な可能性について示唆している。
『FIFA 23』のアップデートとして間に合うのか、それとも次期タイトルである『EA SPORTS FC』も含めての話になるのかは明言されていないが、プロクラブ・Volta・FUT Co-opのマッチメイキングに加えて、クロスプラットフォームなロビー招待、さらにはプロクラブの完全なクロスプラットフォーム対応も視野に入れて作業を進めているとのこと。
プロクラブとVoltaで共通のシーズン制を導入
今作ではプロクラブとVoltaをタイプの違う協力プレイ系モードとして1セットで見ているようで、両モードで共通のシーズン制(6週間で1サイクル)のレベルシステムを採用。これはどちらのモードでプレイしてもシーズンポイントが溜まっていき、カスタマイズアイテムのアンロックなどを行えるというもの。
またキャラクターの外見カスタマイズに使えるアイテムも多くが共有化され、アンロックしたアイテムをどちらのモードでも使えるようになるという(一部のVolta専用アイテムを除く)。
そのほか、Voltaをプレイすることでプロクラブの選手キャラを成長させる経験値が入るようにもなっている。
プロクラブとVoltaのそれぞれの進化
- プロクラブ
- ドロップインモードの改善
- ドロップインでのプレイ時のユニフォームやスタジアムのバリエーションが増え、試合ごとにローテーションされる形に
- 実時間4分ハーフの試合になり、決着がつかなかった場合はゴールデンゴール形式の延長戦に。延長前後半を経ても決着がつかないと引き分けで終わる
- 新パーク
- ポーチャー: ボックス内での決定力に関するパラメーター(ボレーやヘディング精度も含む)を高める
- ライトパス: 自分が出したパスを受けるチームメイトのトラップとコントロール能力を高める
- インターセプター: 相手チームのパスやシュートのインターセプトや妨害能力を改善する
- チェイスダウン: 自チームがボールを失った後、奪回のためにペース値を最大で40秒間高める
- スキルゲーム
- 友達のログインを待っている時などにスキルゲームをプレイできるように
- ドロップインモードの改善
- Volta
- 特殊ルールやバラエティ番組風のアトラクションに挑む“Voltaアーケード”を拡張
- その他様々な改善(大型の試合会場のサイズ拡大や、壁が高くボールの反射性も高まって壁経由のプレイがやりやすくなったなど)