ウクライナを拠点とするゲームスタジオFrogwaresが、同スタジオの2007年作品『Sherlock Holmes The Awakened』のリメイクを発表した。
同スタジオはロシアによる侵攻の影響を受けるなかで“Project Palianytsia”というプロジェクトを進めることを公表していたが、それがこのリメイク作ということになる。対応プラットフォームはプレイステーション5/プレイステーション4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PCで、ゲームの仕上げにかかる費用を募るクラウドファンディングをKickStarterで近日開始予定となっている。
『Sherlock Holmes The Awakened』は、シャーロック・ホームズもののアドベンチャーゲームを数多く開発してきた同スタジオで第3作目にあたる作品(ちなみに2008年に1人称視点などを追加する“リマスター版”が出ている)。 H・P・ラヴクラフトの作品群に影響を受けた内容で、シャーロック・ホームズが旧き神を信仰するカルトにまつわる事件に挑む。
ゲームはオリジナル版同様にヴィクトリア朝ロンドンにはじまり、スイスの精神病院、ニューオーリンズやスコットランドへと国際的に展開していく一方、時代設定を変更。その冒険を通じて若き日のホームズがジョン・ワトソンとの絆を深めていくという、前作『Sherlock Holmes Chapter One』から続くオリジンストーリー的な内容にもなるという。そのほか、リメイク版の方向性としては以下。
- ゲームエンジンにはアンリアルエンジン4を採用
- モーションは新規または新たに調整
- カットシーンを全面的にオーバーホール
- 調査メカニズムの要素を追加
- 若きシャーロックの話に接続するためにストーリーを書き直し
- ワトソンとの関係にまつわる部分を強化
- その他事件にまつわるストーリーをいくつか書き直し
- サイドクエストを追加
- 英語ボイスを新録&多言語にローカライズ
- UIをオーバーホール
- 現代的な3人称視点カメラに変更
- その他、利便性に関連した機能を追加