カプコンは、2023年発売予定の『エグゾプライマル』について、2022年7月25日(月)9:00~14:59に2回目となるクローズドネットワークテストを実施した。“チーム対戦型マッシヴアクション”と銘打たれた本作の体験リポートをお届けする。

 ちなみに、本作は、プレイステーション4、プレイステーション5、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(Steam)の5つで発売予定で、今回のテストはPC版でのみ実施。メインモードである“ディノサバイバル”が体験できるものとなっていた。

『エグゾプライマル』公式サイト
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世界観はかなりダーク

 本作の舞台は、突如恐竜の群れが出現し、街や人々が襲撃される“恐竜災害”に見舞われている2040年の地球。プレイヤーは新世代AI“リヴァイアサン”を有する企業、アイビウス社のファイターとなり、最新鋭のパワードスーツを身に着けて恐竜災害から人々を守る戦いに身を投じることになる。と、いうのが事前に発表されていたストーリー。

 しかし、少し遊び進めると、なにやらアイビウス社やリヴァイアサンからは不穏な空気が漂ってくる。あくまでもメインは対戦モードだが、世界観やストーリーもしっかりと練られていることが感じられる作りになっていたのが印象的だった。

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キャラクターメイキングはかなり細かく設定できたが、時間が限られていたのでサクッと作成。
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恐竜と戦うはずなのに、対戦型ゲームというのは……? という答えもリヴァイアサンが握っている。

操作はシンプルなTPSスタイル

 PC版ということで、ゲームパッドかキーボード&マウスのどちらでも操作が可能で、筆者はキーボード&マウスで遊ぶことにした。操作方法は下の画像の通りだが、PCでFPSやTPSのゲームを遊んだことがあれば、説明を見なくても動かせるくらいのおなじみのボタン配置。冒頭のチュートリアルですんなりと操作を覚えられた。

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チュートリアルでキャラクターを動かせる練習場にはいつでも行ける。
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選択中のスーツでチーム内の役割は大きく変化

 プレイヤーはいつでも“エグゾスーツ”を変更でき、着ているスーツによって攻撃方法を筆頭とした各種アクションは大きく異なる。メインモードのディノサバイバルでは、5人チームを組むことになるので、5人がスーツによって役割を分担したほうがよさそう。ただ、各スーツをやってみた感じ、タンクやサポートのスーツは少し手持ち無沙汰になるときもあったので、ずっと同じスーツでいるのではなく回復がいらないときはアサルトを多めにする、といった判断を下すこともあった。これもまた楽しい。

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スーツ変更には、大技“オーバードライブ”のチャージがゼロになるデメリットがある。
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スーツにはリグという装備をひとつ選択可能。回復役でも攻撃手段を増やせるし、攻撃役も回復が行える。
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チームで恐竜の群れを蹴散らすのは爽快!

 ディノサバイバルは、リヴァイアサンが出してくるミッションをクリアーしていく形で進行。対戦チームも同条件で同じミッションか課せられており、その攻略速度を競うことになる。恐竜はかなりの数がつぎつぎと召喚され、さまざまな攻撃手段で蹴散らしていくのはかなり爽快。

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ときには信じられない数の恐竜が押し寄せてくることも!

 恐竜は群ればかりではなく、ティラノサウルスやトリケラトプスのような大型の恐竜も出現。混沌とした中での協力バトルは、本作でしか味わえない要素のひとつだろう。さらに、敵チームからドミネーターとよばれるプレイヤーが操作する恐竜が送られてくる(こちらからも送れる)こともある。さらに、ミッションをクリアーするごとにリヴァイアサンが相手チームのクリアー状況も教えてくれるので、ただのPvEではない、対戦ゲームでもあることを思い出させてくれる。

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ライバルチームと実際に相対する場面も

 ミッションの終盤になると、それまで幻影のように見えていたライバルチームと同じフィールドに立つことになり、お互いの攻撃がヒットするようになる。あくまでも目的はミッションの達成だが、ドミネーター以上にはっきりと妨害できるようになり、対戦はまさしく山場を迎える。

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 何度か対戦した中で感じたのは、負けるチームはミッションの達成よりも対戦相手との戦いを優先しているな、ということ。ミッションを優先するチームは、各プレイヤーがきっちりと役割をこなそうとしている印象で、戦いばかりに気がいくプレイヤーが多いチームは最後に負けがち。ここは、実際にゲームがリリースされてプレイヤーが慣れてきたらより楽しさが増すところだろう。テストプレイということで選べるスーツの種類なども絞られていたし、プレイヤーも手探り感があったが、次世代のチーム対戦ゲームとして期待が持てる作品であることは間違いない。