梅雨のシーズンに突入し、春から続いてきた大型コスプレイベントも一段落。とはいえ、コスプレイヤーたちにはゆっくりする暇はないようで“コミックマーケット”など、真夏のイベントへの参加を目標に活動が行われている。
体づくりや衣装制作はもちろん、写真集などの制作に励むレイヤーも大勢いて、今年はコスプレ界隈でも3年ぶりに賑やかな夏となりそうだ。
本稿ではそんな真夏のイベントで流行りそうな“コスプレのトレンド”を分析。アニメや映画、ゲームといったジャンル別に、どのような作品に人気が集中しそうか、タイトルを予想してみた。
掲載するのは2022年4月に開催された“ニコニコ超会議2022”で撮影させてもらったコスプレイヤーたち。この時点で人気が高かったのは、コスプレを題材にしたテレビアニメ『その着せ替え人形は恋をする』で、会場には同作のヒロイン・喜多川海夢に扮したレイヤーが大勢集結。
また、初音ミクをはじめ、ニコニコと親和性の高いボーカロイドに扮して参加していたレイヤーも多く、なかには複数名で“併せ”を楽しむグループの姿も見られた。
そんな“ニコ超”に続き、5月・6月に行われた都内のコスプレイベントでは、現在放送中のテレビアニメ『SPY×FAMILY』『パリピ孔明』『デート・ア・ライブ』や、公開中の映画『五等分の花嫁』などのコスプレ人気が高く、各レイヤーに撮影のための長蛇の列ができていたのも印象的だった。
このように、イベントの開催期間中や、その少し前のタイミングで話題になったアニメや映画はコスプレ人気も高くなるため、7月・8月のイベントでは、春から夏にかけて注目を集める映画『シン・ウルトラマン』や『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』『ONE PIECE FILM RED』などのキャラクターに扮するレイヤーが多くなるかもしれない。
一方、ゲームでは発売近づく『モンスターハンターライズ:サンブレイク』は見逃せないタイトルといえるだろう(厚手になりがちな各種装備を夏場に着こなすのはちょっとたいへんかもしれないが)。また、2022年9月9日の発売に先んじて、『スプラトゥーン3』のコスプレで参加するレイヤーグループも各所で見かけることになりそうだ。
2022年7月~8月には、“ワンダーフェスティバル2022[夏]”(2022年7月24日、幕張メッセにて開催)、“世界コスプレサミット2022”(2022年8月5~7日、愛知県名古屋市・オアシス21周辺エリアにて開催)、“コミックマーケット100”(2022年8月13日・14日、東京ビッグサイトにて開催)といったイベントが控えている。
本記事で興味を持たれた方はぜひ各会場に足を運び、自身の目でコスプレのトレンドを確かめてみてほしい。