英GamesRadar誌が主催する新作ゲーム発表配信“Future Games Show”で、パズルアドベンチャーゲーム『The Entropy Centre』のトレイラーが公開された。海外でプレイステーション5/プレイステーション4/Xbox Series X|S/Xbox One/PCを対象に2022年発売予定。

 本作はValveの名作『ポータル』と同系統の一人称視点パズルアドベンチャーゲーム。空間を繋げるワープポータルを使って謎を解いて先を目指す『ポータル』に対して、時間を巻き戻す銃を使って道を切りひらくというものになっている。

 本作の主人公であるアリアは、地球の低軌道を周回する巨大宇宙ステーション“The Entropy Centre”(エントロピー・センター)で目覚めたところ、ふたつの問題に直面する。

問題その1、ステーション外に見えている地球が人類絶滅級の何かによって文字通り炎上中であること。

問題その2、自分がいるステーションもどうやら放棄状態になっているらしく、崩壊が進んでいること。

 どう考えても絶望的な状況の中で、少なくとも後者を多少解決する手掛かりとなるのが、喋るAIつきの特殊な銃型デバイス“ASTRA”(アストラ)だ。ASTRAには対象の時を巻き戻して動かす能力が備わっており、崩れたブリッジや通路などを修復できる。というわけで、この能力をうまく駆使してほかのマップギミックなどと組み合わせ、先に進む方法を編み出していくというわけだ。

The Entropy Centre
The Entropy Centre

 なお動画ではブリッジや通路の修復以外にも、『ポータル』でもよくあった「感圧センサーの上にキューブを移動して電動ドアなどの電源を入れる」とか、「逆に動いているベルトコンベアをASTRAで止める」、「ロボットからの攻撃に対し、壊れた壁を修復して盾にする」といった用法が見られる。

 パブリッシングはアクションRPG『Mortal Shell』などをリリースした小規模パブリッシャーのPlaystackで、開発は本作が第1作となるインディースタジオStubby Games。スタジオを率いるダニエル・スタビントン氏は3DCGの映像系のキャリアを積んできた人物ということもあり、トレイラーの終盤ではなかなか迫力のある超現実的な光景を見られる。

The Entropy Centre
The Entropy Centre
The Entropy Centre
『ポータル』で言うところのタレットの扱いっぽいロボットたちなのだが、やたらとかわいい。