エレクトロニック・アーツのミリタリーFPS『バトルフィールド 2042』。2022年6月9日よりシーズン1“ゼロアワー”が開始され、マップ改変や新武器の追加などが実施される。

 本稿では、メディア向けに実施された開発者によるオンラインプレゼンの内容をまとめてお届け。今後の方針として128人戦のこだわりを無くし、64人戦にフォーカスをあてるなどの改善についても語られたのでぜひチェックしてほしい。

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シーズン1:ゼロ・アワー プレイトレーラー

「Battlefield 2042」 | シーズン1:ゼロ・アワー プレイトレーラー

マップ“カレイドスコープ”が改変。128人戦のこだわりをなくし、64人対戦にフォーカスするように今後も変更

『バトルフィールド 2042』シーズン1最新情報まとめ。今後は128人対戦のこだわりをなくし、64人対戦にフォーカス。マップ改変や新スペシャリストなどもお届け!
『バトルフィールド 2042』シーズン1最新情報まとめ。今後は128人対戦のこだわりをなくし、64人対戦にフォーカス。マップ改変や新スペシャリストなどもお届け!

 シーズン1の一環として、マップ“カレイドスコープ”のエリア全体に変更が施される。マップのいたるところに遮蔽物が追加されるほか、新たな前線基地なども配置され、より近距離戦が多くなりそうだ。

 また、新しいアセットは周辺環境が破壊されることで意味を成してくるものもあるので、ラウンドを通してより大きく戦況が変化していきそうだ。変更点は以下。

  • 公園に前線基地を追加。本来の有利不利のように、守備に最適となり攻撃難度は高くなる。
  • エントランスはより強固となり、見通しがアップ。
  • コミニティの意見を取り入れ、大きな木を追加し、見晴台を小さくすることで、防衛がより有利になるように設計されている。
  • 今後も128人戦のこだわりを無くし、64人戦にフォーカスをあてて要素を取り入れていく。

シーズン1:ゼロアワーの新要素。新マップでは縦展開の戦闘がメインで、ステルスヘリがカギに。対抗手段となる新スペシャリストにも注目

高低差が激しい新マップ:エクスポージャー

 カナダの大自然の真っただ中にある基地を舞台にしたマップ。縦に展開する戦闘が多く、広々とした空では白熱した空中戦が繰り広げられる。ただ、山頂は戦車や対空砲の格好の的になるので注意も必要だ。また、ビークルでは身動きが取りにくい洞窟や山稜では、激しい歩兵戦が展開される。

『バトルフィールド 2042』シーズン1最新情報まとめ。今後は128人対戦のこだわりをなくし、64人対戦にフォーカス。マップ改変や新スペシャリストなどもお届け!
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ふたつのモードに切り替え可能なステルスヘリコプター

 アサルトモードとステルスモードに変更可能なガンシップ“RAH-68 ヒューロン”や“YG-99 ハンニバル”が新たに登場。アサルトモードではタレットとミサイルで攻撃を仕掛けることができ、ステルスモードではレーダーや対空砲に検知されないため安全に移動が可能だ。ふたつのモードを臨機応変に切り替えながら、立ち回ることが重要そうだ。

『バトルフィールド 2042』シーズン1最新情報まとめ。今後は128人対戦のこだわりをなくし、64人対戦にフォーカス。マップ改変や新スペシャリストなどもお届け!

対ビークルに特化した新スペシャリスト:エウェリナ・リズ

 歩兵は新たに追加されるステルスヘリコプターや既存ビークルなどに引けを取らないようなツールを持てるようになった。

 特に新たに追加されるスペシャリスト“エウェリナ・リズ”は対ビークル戦のエキスパート。レーダーで近くのビークルを自動検知するアビリティのほか、破損したビークルを強調表示する能力を持っている。対装甲車武器である“G-84 TGM”はビークル破壊はもちろん、狙撃にも役立つとのこと。

 なお、スペシャリストのビジュアルなども変更し、本作のシリアスさをより強調。アニメーションやモデルにも手を加え、動きをより分かりやすくなっているとのこと。

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新たな体験&戦術を楽しめる新装備が登場

新装備:ゴーストメーカーR10 クロスボウ

 近距離~中距離戦に最適なクロスボウ。ステルスプレイを好む人にはもってこいの武器で、音を立てずに敵を倒せる。

 通常、ライト、ヘビー、爆発のダーツを切り替えることができ、歩兵はもちろん爆発ダーツでのビークルへの攻撃も可能だ。

スモークグレネードランチャー

 煙幕を作り出すランチャー。攻めるときに敵側にスモークを撃つことで攻撃しやすくしたり、状況不利な場面で煙の壁を作り出して態勢を立て直したりと、攻撃面と防御面どちらでも活躍しそうだ。

BSV-M マークスマンライフル

 サイレンサーを内蔵した、セミオートとフルオートを切り替えられる唯一のライフルだ。遠距離と近距離どちらの撃ち合いでも対応できる。

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新バトルパスについて

 シーズン1バトルパスでは、フリーおよびプレミアムのコンテンツを入手できる。無料のグレードをプレイすることで新武器やビークル、装飾アイテムなどを獲得できる。プレミアムのグレードを完了するとスキン、BFC、プレイヤーカード、武器チャーム、テイクダウンなど特別な報酬がゲットできる。

 シーズン1にて登場する武器やビークルは無課金でも解放可能で、プレミアバトルパスではそれに加えてレジェンダリースキンなどがついてくるということだ。

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『BF2042』の改善予定

マップ

 一部の既存マップでは、移動性の改善、遮蔽物の追加、流れの改善などの補正が実施予定となっている。8月には前述したようにカレイドスコープが改変される。

 シーズン2でも整備予定とのことで、セクターAとEをマップから除き、マップ中央にアクションを集約するという。ソーラーセクションには遮蔽物とアセットをより多く取り入れ完成されたエリアにし、セキュリティ・チェックポイントはシンセコ社のビルに隣接させることで遮蔽物を増やす方向にするとのことだ。

モードと体験

 ゲームの強化を優先していくつかの重要な変更が実装される。

128人でのゲームモード

 128人のプレイヤーモードのこだわりを一度なくす。既存マップと将来的なマップの開発を強化するために、特に“ブレークスルー”をはじめ、64人のプレイヤーで最高の体験ができることにフォーカスしていくとのこと。128人のゲームモードは既存のマップではプレイできるが、シーズン2から始まるマップでは対応しなくなる。

コアゲームプレイ

 今後もコアゲームプレイに対する数々のアップデートを予定。

  • スペシャリスト
    スペシャリストたちのビジュアルと声を一新し、本作の殺伐とした戦時下の世界をより再現していく。スペシャリストについては、最新月の開発チームアップデートをチェックしよう。
  • アニメーション
    6月と7月にはシーズン1の一環として、三人称視点のアニメーションモデリングを導入し、体の動きの視認性を向上させ、敵の動きへの反応を改善することを予定しているとのこと。
  • 武器
    武器を発射した際の感覚を改善するためのビジュアルリコイルの変更を含めた、武器バランスの調整は引き続き行われる。
  • パフォーマンス
    CPU使用率、入力時のレイテンシなどの改善により、こちらも引き続きパフォーマンスの向上を目指すという。