ユービーアイソフトより、発売中のPS5、PS4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC用CO-OPシューター『レインボーシックス エクストラクション』にて、2022年2月19日から“クライシス スピルオーバー”イベントが配信。ファミ通.comでは、この新イベントを先行してプレイする機会を得たので、そこで判明したイベントの詳細をお届けする。なお、プレイしたのは開発中ビルドで、製品版とは仕様が異なる可能性がある点にご留意いただきたい。
敵の猛攻を耐え凌ぐ新イベント!
高難度イベント“クライシス スピルオーバー”(以下、スピルオーバー)は、ホットゾーン内に出現した謎のコロニーを、腐食性化学兵器である溶解剤キャニスターで破壊していくイベント。
スクワッドメンバーはスタート地点のポッドから溶解剤キャニスターを受け取り、指定されたコロニーにセットする。セットすると溶解剤キャニスターを狙って多数のアーキエンが押し寄せてくるため、一定時間、溶解剤キャニスターを防衛しなければならない。内容は、通常モードで発生する爆薬防衛のメイン目標“破壊”とかなり似ている。ちなみにスピルオーバーの制限時間は25分だ。
防衛に成功したら別のコロニーに溶解剤キャニスターを設置して再び防衛。これをくり返していくイベントで、フェーズが進むごとに溶解剤キャニスターの防衛数が増えていく。フェーズ1では2ヵ所を防衛、フェーズ2では3ヵ所、フェーズ3では4ヵ所、といった感じだ。フェーズが進むごとに敵の数と種類が増えるため、どんどん難しくなっていく。
REACTテックや弾薬、治療キットなどの回復アイテムはすべてスタート地点に配置されており、好きなタイミングで使用できる。敵の猛攻がきびしくなる後半のフェーズまで温存しておくのか積極的に使っていくか、メンバーと相談して決めるといい。
本イベントをクリアーすると、特別なギア“自動ターレット”がアンロックされる。このギアはアーキエンを銃撃する設置型ターレットで、強力な弾丸でアーキエンにダメージを与え、よろけさせることが可能。スピルオーバーだけではなく、通常のモードやメイルストロム・プロトコルなどでも利用可能だ。さらに、本イベントではスピルオーバー限定のユニフォームやスキンなどもゲットできるぞ。
防衛に特化した連携や戦略が必須になる!
設置した溶解剤キャニスターを守り抜くのが目的のため、オペレーターやREACTテックは防衛に特化したものがオススメ。オペレーターは設置式のライトマシンガンを持つTACHANKA(タチャンカ)、5発装填の自動ターレットを設置可能なJAGER(イェーガー)、回復能力を持つDOC(ドク)とFINKA(フィンカ)などが使いやすかった。透明化しているアーキエンもいるため、敵の位置を表示するLION(ライオン)も力を発揮していた。
また、今回は使えなかったが、敵を引きつけるデコイを使用可能なALIBI(アリバイ)、妨害トラップを設置するGRIDLOCK(グリッドロック)、反作用地雷を持つNOMAD(ノマド)なども選択肢に入るかもしれない。
爆薬は敵の動きを止めるスタングレネードや、敵の移動速度を鈍化させるグルーグレネード、侵入した敵を自動で爆破するクレイモアが活躍していた。ギアはボディアーマー、弾薬バック、爆薬ハーネスなどがオススメ。筆者は爆薬ハーネスとクレイモアを使い、敵の侵入ルートを徹底的に潰す戦法をとった。さらに、死角になりやすい場所に設置すれば、守る場所を絞ることもできるので、かなり便利だった。
防衛時のポイントとして、破壊可能な壁は強化壁、窓はバリケードを使ってしっかりと閉めておくことが重要。また、オペレーターの立ち位置は破壊不可能な壁や死角ができづらい部屋の四隅などがベスト。メンバーとつねに敵の出現場所を報告し合いつつ、対応していくことも大切だ。
フェーズ3から難度が一気に上昇!
メンバーと相談し、防衛を意識した編成で挑んだものの、筆者が到達できたのはフェーズ3までだった。フェーズ1と2はグラント(近距離タイプ)とエリートのみのため、かなり対応しやすかったのだが、フェーズ3になるとトーメンター(遠距離タイプ)やブリーチャー(爆発タイプ)が追加され、敵の数も一気に増えて難度が急激に上昇。敵の処理が追いつかず、瞬く間に溶解剤キャニスターが破壊され、オペレーターも倒されてしまった。
即席で結成したスクワッドメンバーだったため、打ち合わせが足りず、戦略が甘かったことを痛感。また、今回の先行プレイで使えたオペレーターはすべてレベル6だったため、固有アビリティの効果が低く、それを軸にした立ち回りができなかったのも敗因のひとつといえる。これを読んでいるプレイヤーはぜひイベントに備えて、防衛に特化したオペレーターを育成しておくことをオススメする。
ほかのモードと違ったおもしろさや難しさが魅力のイベント!
防衛に特化した本イベントは通常のモードと異なる戦略が求められるため、メンバーとともに新たな立ち回りを構築していくのが大きな魅力といえる。さらに、フェーズが進むごとに難度が上がっていき、歯ごたえのある戦いが待ち受けているので、高難度モードのメイルストロム・プロトコルが好きなプレイヤーにもオススメしたい。