aNCHORは、東京ビッグサイトにて開催中の“コミックマーケット99”(コミケ99)にて、生放送番組“マブラヴ重大発表 2022”を配信し、『マブラヴ』プロジェクトの今後の展開について発表した。
“マブラヴ重大発表 2022”では、『マブラヴ』原作者の吉宗鋼紀氏、『マブラヴ』統括プロデューサーのtororo氏、MCの八木たかお氏が出演し、2021年の総括と2022年のマブラヴプロジェクトの新規情報を発表した。
本記事では、番組で発表された情報をまとめてお届けする。
マブラヴ重大発表 2022
- 『マブラヴ オルタネイティヴ』正統続編『マブラヴ INTEGRATE』のティザーPVが公開
- 新作『マブラヴ レゾネイティヴ』のティザーPV、新たなイメージボードが公開
- 戦術機バトルアクションゲーム『プロジェクト ミハイル』のプロデューサーレターVol.4が公開
- 2022年にスマホ版『マブラヴ』配信決定
- 『マブラヴ』IPの民主化、二次創作展開の推進へ
- Metaani×マブラヴコラボが発表(NFT)
- テレビアニメ『マブラヴ オルタネイティヴ』“Keyframe Card”の新デザインが公開
- 『マブラヴ オルタネイティヴ』15周年記念メモリアルムービー公開
- 『マブラヴ オルタネイティヴ イン ユーロフロント DUTY -LOST ARCADIA-』のPVが公開
『マブラヴ オルタネイティヴ』正統続編『マブラヴ INTEGRATE』のティザーPVが公開
『マブラヴ オルタネイティヴ』正統続編として、アージュ20周年記念イベントで発表された新作ゲーム『マブラヴ INTEGRATE』(インテグレート)のティザーPVが公開された。
“インテグレート”は、“統合・融合させる”などの意味がある英単語。その名の通り、『マブラヴ オルタネイティヴ』だけではなく、『DUTY -LOST ARCADIA-』や『トータル・イクリプス』、『シュヴァルツェスマーケン』に登場したキャラクターの姿も事前に公開されていたイメージボードでは確認できる。
今回公開されたティザーPVでは、これまでに公開されたイメージボードに演出が加えられ、ドイツの詩人であるゲオルク・ハイム氏の詩が引用されていた。なお、12月31日に実施された年越し生放送で原作者の吉宗氏は「2022年中のリリースはない」とコメントしている。
『Muv-Luv INTEGRATE』PV
新作『マブラヴ レゾネイティヴ』のティザーPV、新たなイメージボードが公開
未発売だった『マブラヴ アンリミテッド ザ・デイアフター』(TDA)episode04を、完全新作として開発している『マブラヴ レゾネイティヴ』。『TDA』は、『マブラヴ』アンリミテッド編のエンディング後の世界を描いたシリーズだ。
これまでの『TDA』シリーズは原作者である吉宗氏があまり関わっていなかったが、『マブラヴ レゾネイティヴ』では吉宗氏がプロットを組みなおし、新規ユーザーでも入りやすいように再設計され、作り直されている。“レゾネイティヴ”という名前はユーザーから募集し決定されたものだ。
『マブラヴ インテグレート』と同じく、これまでに公開されたイメージボードを使用したティザーPVが公開された。PVの中では、『マブラヴ レゾネイティヴ』のシナリオ中のセリフを確認することができる。
『Muv-Luv RESONATIVE』PV
2021年12月31日21時より年越し生放送“Disfungible カウントダウン2022”を放送。本番組にて、『マブラヴ レゾネイティヴ』のイメージボードが新たに3枚公開された。
1枚目のイメージボードは、龍浪響と斑鳩祟継が握手をしているイラスト。ふたりとも穏やかな表情をしており、斑鳩は親愛の証としてつねに着けている手袋をせず、素手で握手をしている。響の胸元には勲章が増えており、背後のガラスの光から、カメラのフラッシュが多数たかれていることがわかる。時間帯は朝方か夕方だろうか。
2枚目は海での一幕。海から巨大なBETAが現れようとしている場面にも見えるが……はたして。
最後は、戦術機の中で美桜乃雫とエレン・エイスが描かれた場面。網膜投影のため、本来我々にはエレンの姿は見えないのだが、雫が誰と会話をし、なぜこのようなリアクションをしているのかがわからなくなるため、描かれている。
戦術機バトルアクションゲーム『プロジェクト ミハイル』のプロデューサーレターVol.4が公開
Steamにて早期アクセス中の3Dバトルアクションゲーム『Project MIKHAIL: A Muv-luv War Story』(プロジェクト ミハイル)の今後のアップデート情報を紹介するプロデューサーレターVol.4も公開されている。
【Project MIKHAIL】プロデューサーレター [Vol.4]
【各パートはこちらから】
- 00:00:挨拶
- 00:25:2月予定のアップデートについて
- 00:39:フリーカメラ機能の追加
- 00:58:「歩行移動」の実装
- 01:38:ターゲット機能アップデート
- 02:14:戦術機の解体や売却について
- 02:55:日本語/英語ボイス切り替えオプション追加
- 03:25:Project MIKHAILの役割と今後
- 09:48:早期アクセスでの改善ぶっちゃけ話
- 12:25:エンディングトーク
2022年にスマホ版『マブラヴ』配信決定
スマートフォン版『マブラヴ』(EXTRA~UNLIMITED)が近日配信決定、内容はSteam版準拠。本作は、6年前に実施されたキックスターターでストレッチゴールとして設定されていたもの。キックスターターのAndroid版配布対象者には、Android版、iOS版双方が配布される。
なお、『マブラヴ オルタネイティヴ』のスマホ版については、2021年10月23日(土)に開催されたオンラインイベント“白陵大付属aNCHOR学園 WEB生徒総会2021”にて公開された今後のロードマップで発表されている。
『マブラヴ』IPの民主化、二次創作展開の推進へ
『マブラヴ』プロジェクトでは、これまでYouTubeでの実況動画などで、『マブラヴ』シリーズの配信を最後まで許可するなど、IPの解放を行ってきた。今回の発表にて、二次創作展開をより推進していくための、ルールの具体化を2022年に進めることが発表された。
また、具体的な取り組みとして、TECH.C.東京デザインテクノロジーセンター専門学校との産学連携が発表。TECH.C.では、『マブラヴ』を題材とした制作を行い、素材やデザインはaNCHORが提供。『マブラヴ』の資料を基に、学生がオリジナルゲームを企画するという。
aNCHORは企画の確認や意見出しも行い、制作過程で発生するさまざまな問題をいっしょに解決。おもしろい作品が生まれそうな場合は、実際にリリースに向け開発の継続などを行い、発売された際には利益の分配も予定されているそうだ。
Metaani×マブラヴコラボが発表(NFT)
NFTアバター『Metaani』とのコラボが発表。『Metaani』は、日本発のメタバース空間での使用を想定したアバターNFTプロジェクト。
『マブラヴ』の戦術機やアートをモチーフとしたアバターなどを展開していく予定とのこと。続報については、公式サイト・SNSにてアナウンスされる。
テレビアニメ『マブラヴ オルタネイティヴ』“Keyframe Card”の新デザインが公開
テレビアニメ『マブラヴ オルタネイティヴ』“Keyframe Card”の新デザインが公開された。また、今後、所持画面の改修やトレーディング機能(初期はプレゼント機能)、カードのNFT化など、順次アップデートで追加されていくとのこと。
Keyframe Cardは、サクラゲートが運営するアニメや映画、スポーツ、コンサート等のエンタテインメント映像のワンシーンがデジタルカードになった新世代のファンアイテム。
『マブラヴ オルタネイティヴ』15周年記念メモリアルムービー公開
年越し生放送冒頭にて、ユーザーより募集していた『マブラヴ オルタネイティヴ 』15周年記念メモリアルムービーが公開された。
なお、動画はネタバレが満載のため、視聴する際は注意してほしい。
【ネタバレ注意】みんなで創ったマブラヴオルタ15周年メモリアルムービー
『マブラヴ オルタネイティヴ イン ユーロフロント DUTY -LOST ARCADIA-』のPVが公開
カウントダウン生放送“Disfungible カウントダウン2022”の最後に、『マブラヴ オルタネイティヴ イン ユーロフロント DUTY -LOST ARCADIA-』のPVが公開された。『DUTY -LOST ARCADIA-』の続報は、公式サイト等でアナウンスされる。
『マブラヴ オルタネイティヴ イン ユーロフロント DUTY -LOST ARCADIA-』PV
※画像は番組をキャプチャーしたもの。