2021年12月25日(土)、26日(日)の2日間、愛知県国際展示場 ホールAにて、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(以下、『シンデレラガールズ』)の10周年を記念したライブイベント“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! CosmoStar Land”(愛知公演)が開催。本記事では、公演1日目の模様をお届けする。
出演者(敬称略)
- 藍原ことみ(一ノ瀬志希役)
- 天野聡美(白菊ほたる役)
- 大空直美(緒方智絵里役)
- 金子真由美(藤本里奈役)
- 関口理咲(白雪千夜役)
- 福原綾香(渋谷凛役)
- 青木志貴(二宮飛鳥役)
- 飯田友子(速水奏役)
- 洲崎綾(新田美波役)
- 田辺留依(荒木比奈役)
- 千菅春香(松永涼役)
- 中澤ミナ(佐城雪美役)
- 村中知(大和亜季役)
- ルゥティン(塩見周子役)
- 赤崎千夏(日野茜役)※
- 鈴木絵理(堀裕子役)
- 集貝はな(的場梨沙役)
- 長野佑紀(小関麗奈役)
- 原優子(向井拓海役)
- 山本希望(城ヶ崎莉嘉役)
- 木村珠莉(相葉夕美役)
※赤崎千夏さんの“崎”は、正しくは“たつさき”。
開演時間になると、まずは事務員の千川ちひろ(声:佐藤利奈さん)による前説へ。 本公演を開催できたことへの喜びを語りつつ、会場のプロデューサー(※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)へ注意事項をアナウンスした。
前説の後は、ダンサーたちのよるオープニングアクトによって会場の熱気は高められていく。続いて、会場にサイレンが鳴り響く中、“アド・アストラ”の衣装を身に纏ったキャストたちがステージに姿を現す。そして、そのまま『星環世界』を全員で披露し、公演1日目の幕開けを飾った。
最初の1曲目を歌い終えたところで、オープニングトークへ。最初に、本日12月25日が洲崎さんの誕生日ということで、会場全員でお祝い。その後は、キャストたちより、改めてプロデューサーへ挨拶。クリスマス当日が本公演の開催日ということもあり、キャスト陣も楽しみにしていたようで、元気いっぱいに挨拶をしていた。トークではそのほか、衣装“アド・アストラ”の紹介も行われていた。
オープニングトークの後は、さっそくライブパート前半戦へ。まずは、『無重力シャトル』(田辺さん、原さん、鈴木さん、村中さん、金子さん、赤崎さん、長野さん、洲崎さん、山本さん、大空さん)、『オウムアムアに幸運を』(藍原さん、千菅さん、集貝さん)、『SUPERLOVE☆』(山本さん)、『Virgin Love』(ノーティギャルズ:原さん、金子さん)とアップテンポな楽曲が連続で披露され、会場の盛り上がりはどんどん増していく。その後は、飯田さん、関口さん、中澤さん、集貝さん、田辺さんがラブバラード『君のステージ衣装、本当は…』を披露し、会場をしっとりと包み込んだ。
MCでは、10周年を迎えた『シンデレラガールズ』の思い出話として、“忘れられないあの出来事”をテーマにトーク。藍原さんは、自身にとって初めての大型ライブとなった4thライブ、そのSSA公演1日目を回想し、竹達彩奈さん(輿水幸子役)がサプライズ登場したときのことが忘れられないと話す。藍原さんは、サプライズ演出自体を目の前で見る事自体が初めてで、しかも舞台裏でその一部始終を目撃していたとのこと。そして、竹達さんが登場したときの会場の歓声が心にぐっときて、泣きそうになったそうだ。
天野さんも、自身が初めて出演したライブのことを挙げる。当時は初出演ということで、とても緊張しながら舞台裏のパイプ椅子に座っていたそうだが、その近くで山本さんがパイプ椅子3つ並べて寝ていたり、桜咲千依さん(白坂小梅役)がセグウェイに乗って移動していたりと、とてもユニークな現場になっていたと語る。天野さんはその光景を見て、ふたりがこれまで『シンデレラガールズ』で活躍してきたことからくる自信の表れと捉え、自分もセグウェイに乗って移動できるぐらい自信をもってステージに臨めるようになりたいと語った。
福原さんは、自身演じる凛の声が初めてCMで流れ、大きな反響をもらえたことが忘れられないと語る。そして、当時あれだけの反応をもらえたことで、『シンデレラガールズ』のつぎの展開、そしてつぎのアイドルたちの活動に繋がったと、改めてプロデューサーたちに感謝を伝えた。
トークを終えた後は、『BEYOND THE STARLIGHT』(中澤さん、山本さん、長野さん、鈴木さん、天野さん)で、MCを挟んで落ち着いた会場の熱気が再び上昇。その後は、『秘密のトワレ』(藍原さん)『Private Sign』(ルゥさん)『谷の底で咲く花は』(天野さん)と、情緒感溢れるアイドルたちのソロ楽曲3曲が披露された。このパートの最後は、山本さん、鈴木さん、赤崎さん、大空さん、村中さんが『空想探査計画』をやさしく歌い上げて締めくくった。
2回目となるMCでは、“忘れられないライブの名場面”をテーマにトーク。金子さんは、7thライブの“Comical Pops!”(千葉公演)のときに、山下七海さん(大槻唯役)、佳村はるかさん(城ヶ崎美嘉役)とともに、“セクシーギャルズ”として『Gossip Club』をサプライズ披露したときのことを回想。3人が登場した瞬間、会場が騒然としながら、歌唱が始まったときにプロデューサーから割れんばかりの歓声が上がったことが忘れられず、一生の思い出になっているそうだ。
関口さんは、自身が初めて出演した7thライブの“Glowing Rock!”(大阪公演)を挙げ、佐倉薫さん(黒埼ちとせ役)と“VelvetRose”として『Fascinate』を披露したことが思い出に残っていると語る。それは人前で、しかもあれだけ大きな会場でパフォーマンスすることが初めてだということも然ることながら、パフォーマンス中にプロデューサーが振るペンライトで染められた会場の光景があまりにも印象的だったからだそう。いまでも同曲を聴くと、当時の会場の様子を思い出すそうだ。
長野さんも自身が初めて出演した配信番組“24magic ~シンデレラたちの24時間生放送!”内のライブパートを挙げる。このライブパートでは、AR技術を活用したARステージのもとパフォーマンスが行われたが、そこで『ヒーローヴァーサスレイナンジョー』を披露したときに、曲中に必殺技を放つ振りの際、AR技術で実際に必殺技を放っているような演出のもとパフォーマンスを行えたことが印象的だったそう。初めてのステージで凝った演出のもと楽曲を披露できたことがとても思い出に残っているとのこと。
ここからライブは中盤戦へ突入。ここでは、『花のことば』(木村さん)、『さよならアンドロメダ』(天野さん、村中さん、福原さん、ルゥさん)、『ヴィーナスシンドローム』(洲崎さん)、『共鳴世界の存在論』(青木さん)と、爽やかながら胸の熱くなる楽曲が連続で披露。続いて、『アタシポンコツアンドロイド』(関口さん、大空さん、天野さん)、『Nation Blue』(洲崎さん、中澤さん、青木さん、飯田さん)、『Orange Sapphire』(集貝さん、赤崎さん、長野さん)と、『シンデレラガールズ』で歌い紡がれてきた楽曲が新しい面々とともに届けられた。
中盤戦を終えたところでこれまで披露してきた楽曲について振り返り。キャストたちは過去のライブステージでのパフォーマンスを想起しながら、10周年を記念した本ライブで楽曲を披露できたことを感慨深そうに話していた。『花のことば』を歌唱した木村さんは、楽曲の登場から長い期間お待たせしてしまったとしつつ、福岡公演のリベンジとして同公演で着ていた衣装姿で楽曲を披露できたことがとてもうれしいとパフォーマンスを振り返った。そして、楽曲を披露し終えたいまの心境と歌詞の内容がリンクして、改めて自身の中でとても大事な曲になったと語った。
MCの後はライブも終盤戦。『咲いてJewel』(藍原さん、福原さん、ルゥさん、天野さん、青木さん、千菅さん、飯田さん、関口さん、中澤さん)、『泡沫のアイオーン』(田辺さん)、『Hotel Moonside』(飯田さん)、『弾丸サバイバー』(村中さん)、『EVIL LIVE』(BAD BEASTS:金子さん、集貝さん、長野さん、原さん)『Drastic Melody』(Sirius Chord:関口さん、福原さん、千菅さん)と、クール&アツい楽曲が立て続けに披露され、会場の熱気はライブ終盤になっても高まったまま。終盤6曲が披露された後は、全員で『Stage Bye Stage』を歌唱したところで、ライブ本編は幕を閉じた。
アンコールでは、『シンデレラガールズ』が10周年を迎えたことを記念して、『EVERMORE』の楽曲に合わせて、ライブ映像とともに『シンデレラガールズ』の活動を振り返る特別映像が上映。その後には、千川ちひろより業務連絡として、『シンデレラガールズ』の最新情報が届けられた。その内容については、以下の記事をチェック!
ちひろによる業務連絡を終えたところで、“シンデレラ・コレクション”の衣装姿のキャストが再度ステージに登場し、10周年記念楽曲『EVERLASTING』を披露した。
アンコールナンバーの披露後は、キャスト陣よりプロデューサーたちへ挨拶。続けて、公演最後の楽曲『お願い!シンデレラ』を会場一体となって楽しんだところで、『アイドルマスター』シリーズのイベント恒例の「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールで、公演1日目は幕を閉じた。
新型コロナウイルスによる影響などにより延期となっていた愛知公演だが、キャストやスタッフたちの尽力によって、今回無事に開催される運びとなった。その公演1日目は、『シンデレラガールズ』を長く支えてきたベテランの面々はもちろん、近年新しく加わったメンバーたちのパフォーマンスの素晴らしさも相まって、大いに盛り上がりを見せていたと思う。
また個人的に体調不良のため福岡公演2日目の出演を見送ることとなった木村さんが、リベンジとばかりに本公演を心の底から楽しんでいる様子を見ていて、グッととくるものがあった。木村さん自身もMCで、本公演でパフォーマンスできたことを感極まりながら話す場面もあり、ライブを通じてキャストの想いをも叶えてくれたスタッフ陣に改めて感謝したいと思った。
さて、愛知公演は明日も開催予定。ファミ通.comでは明日の公演の模様もリポート予定なのでお楽しみに!
“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND TOUR!!! CosmoStar Land”公演1日目セットリスト(敬称略)
- 星環世界(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- 無重力シャトル(赤崎千夏、大空直美、金子真由美、洲崎綾、鈴木絵理、田辺留依、長野佑紀、原優子、村中知、山本希望)
- オウムアムアに幸運を(Short Outro Ver.)(藍原ことみ、千菅春香、集貝はな)
- SUPERLOVE☆(山本希望)
- Virgin Love(金子真由美、原優子)
- 君のステージ衣装、本当は…(Long Intro Ver.)(飯田友子、関口理咲、田辺留依、集貝はな、中澤ミナ)
- BEYOND THE STARLIGHT(Long Intro Ver.)(天野聡美、鈴木絵理、中澤ミナ、長野佑紀、山本希望)
- 秘密のトワレ(藍原ことみ)
- Private Sign(ルゥティン)
- 谷の底で咲く花は(天野聡美)
- 空想探査計画(赤崎千夏、大空直美、鈴木絵理、村中知、山本希望)
- 花のことば(木村珠莉)
- さよならアンドロメダ(天野聡美、福原綾香、村中知、ルゥティン)
- ヴィーナスシンドローム(Long Intro Ver.)(洲崎綾)
- 共鳴世界の存在論(青木志貴)
- アタシポンコツアンドロイド(天野聡美、大空直美、関口理咲)
- Nation Blue(青木志貴、飯田友子、洲崎綾、中澤ミナ)
- Orange Sapphire(赤崎千夏、集貝はな、長野佑紀)
- 咲いてJewel(Long Intro Ver.)(藍原ことみ、青木志貴、天野聡美、飯田友子、関口理咲、千菅春香、中澤ミナ、福原綾香、ルゥティン)
- 泡沫のアイオーン(Long Intro Ver.)(田辺留依)
- Hotel Moonside(Dance ShowCase Ver.)(飯田友子)
- 弾丸サバイバー(Long Intro Ver.)(村中知)
- EVIL LIVE(金子真由美、集貝はな、長野佑紀、原優子)
- Drastic Melody(Long Intro Ver.)(関口理咲、千菅春香、福原綾香)
- Stage Bye Stage(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- EVERLASTING(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- お願い!シンデレラ(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)