海外インディーパブリッシャーのRaw Furyが発売を予定している、オープンワールドアクションアドベンチャーゲーム『Sable』。本日より開幕したビットサミット版の日本語デモを入手したので、その内容をご紹介しよう。
なお本作は2021年9月23日(日付は海外発表のもの)にXbox Series X|S/Xbox One/PC向けに配信予定。ローカライズを担当する架け橋ゲームズによると、残念ながら本作のグローバル発売の段階では日本語は搭載されず、できるだけ早い時期にアップデートでの対応を目指すという。
ホバーバイクで砂漠世界を旅する、非戦闘系アドベンチャー
本作は、旧世界のテクノロジーが散らばる砂漠世界を旅するオープンワールドアクションアドベンチャー。プレイヤーは遊牧民族の少女セーブルとして、通過儀礼として課せられた孤独な旅“グライド”に挑むことになる。
メビウスの浮遊感が漂う、動くイラストのような幻想的砂漠世界
本作については何度か紹介しているが、最大の特徴のひとつが、フランスのコミック“バンド・デシネ”の大家であるメビウスからの影響を感じるイラストタッチのアートスタイル。これはもう動いている映像をぜひ見て欲しい(それか後述の海外版デモを遊んで欲しい)のだが、これがもうベラボーにかっこいい。
そしてグラフィックだけでなく、ホバーバイクやホバリングなど、メビウス作品に顕著な浮遊感と結びついたアクションが多いのもポイントだ。
ゲームとしては戦闘がなく探索に特化したオープンワールドアクションアドベンチャーとなっており、ジャンプやホバリング、障害物のよじ登りといった移動系アクションを主に駆使してクエストに挑んでいく形となる。
既存デモと同内容ながら、日本語がありがてぇ……。
さて実はこのデモ、旅の準備をするオープニングパートをフィーチャーしていて、プレイできる範囲は6月にXboxとPCで配信されたバージョンと同内容(ちなみに海外版デモは昨日より発売前の再配信がスタートしている)。
違いはほぼ日本語化されているというぐらいなのだが、今回日本語版でプレイしてみて、そのありがたさを再確認した。というのも本作、“旧世界のテクノロジーが喪われ、生き残りが部族化した世界”という性質上、詩的な言い回しや神秘的な言い回しのセリフが多く、英語の原文を読んで意味を理解はできても、いまいちスッと入ってこない感じがあったのだ。
当然のことながら、日本語版ではそういった微妙な部分もきっちり解消されていて、じっくり世界観に浸れる感じ。実装が少し遅れるのは残念だが、期待して待とう。