エレクトロニック・アーツが2021年10月22日に発売を予定しているミリタリーFPS『バトルフィールド 2042』の新たなディテールが公開された。クロスプラットフォーム対戦の現状での仕様などが明かされている。

 これは、プレイヤーコミュニティからの質問に応える形で同社のサポート用ページにて公開されたブログ形式の記事でわかったもの。クロスプレイについては対応を予定しており、まずは海外で行われるテクニカルプレイテストでの仕様としてプレイステーション5/Xbox Series X|S/PC間でクロスプレイが有効になるという。

 また製品版では、PCと家庭用ゲーム機(PS5/Xbox Series X|S)を切り離したマッチメイクも可能なほか、プレイステーション4/Xbox One間のクロスプレイも対応(最大プレイ人数の異なるPS5/Xbox Series X|S/PCとは別)。さらにゲーム内でアンロックした進捗や購入したものを他プラットフォームに持ち込めるクロスプログレッション機能にも対応予定とのこと。

 その他のトピックをまとめると以下のような感じ。注目は各種ビークルの召喚システムや、発表動画に出てきた小型戦闘ロボットも専用装備などではなく一種のビークル扱いといったところだろうか。なお発表時の本誌記事で既により細かくお伝えしている内容も混在しているので、そちらも合わせてチェックしてもらえると幸いだ。

  • スペシャリスト (※今作で兵科の代わりに導入されるキャラクター制度)
    • 専用装備と能力はそれぞれのスペシャリスト固有で変えられない
      • ウィングスーツはあるスペシャリストの固有装備で他のスペシャリストは使えない
  • それ以外の装備はロードアウトでカスタマイズ可能。スペシャリストによる武器制限はない
    • ロードアウトは、プライマリーウェポン、エキップメント(弾薬箱や医療箱、対車両兵器など)セカンダリーウェポン、投擲武器(グレネード等)で構成され、それとは別に選んだスペシャリストの固有装備や能力がある
      • エキップメントでは、対車両兵器を持つか、あるいは補給を重視するかといった選択がある
  • 分隊(スクワッド)
    • 分隊は最大4名で構成する
    • コンクエストとブレークスルーでは各分隊は1種類以上のスペシャリストが所属できる
  • プレイヤーの見分け方
    • 分隊メンバーは緑、自軍プレイヤーは青のアイコンで示される
    • 敵陣営のプレイヤーを見分ける方法はそれ以外にもテスト中
    • キャラクターの外見カスタマイズもある
  • 小型攻撃ロボット“レンジャー”(※発表動画に出てきた犬っぽいアレ)
    • 特定のスペシャリスト固有の装備というわけではなく、誰でも召喚可能な装備
    • ビークル同様に一度に戦場に登場できる数が決まっている
    • 周囲を警戒しつつついてくる。特定のエリアの索敵・復帰・自爆などの指示も可能
    • C5爆弾を設置して突撃させることもできる
  • マップ構成
    • 複数のフラッグ(攻略目標)を内部に持つ“セクター”で構成される
    • コンクエストでの例。あるセクターを攻撃して最初のフラッグを確保するとそこでの復活が可能になるが、それだけでは中立/争奪中の扱いに過ぎず、そのセクターの確保のためにはセクター内のすべてのフラッグを確保しなくてはならない。
  • ゲーム機の世代による違い
    • 新世代機は最大128人、PS4/XB1版は64人まで
    • それ以外の要素、武器、ビークル、スペシャリスト、ガジェット、トルネードなどの天候変化、EMPストーム(磁気嵐)などは共通
  • ビル
    • ロビー階と屋上で戦えるが、各階での戦闘はない
  • ビークルの召喚システム
    • 出撃時にビークルを選択して出撃することも、戦場から呼ぶこともできる
    • マップやモードにより異なる。またチームそれぞれに決められた予算がある
    • 出撃画面から飛行機やヘリなどに直接乗って出撃することもできる
    • 一旦呼んだ後はクールダウン時間があるのでひとりが乱発することはできない
    • ロシア側はT28戦車、アメリカ側はM1A5戦車といったように、勢力固有のビークルがある
    • 海上を走行できるLCAAホバークラフトなども登場するが、現状では海戦にはフォーカスしていない。望む声は認識している
  • AI兵士の仕様
    • マルチプレイでは人数を埋めるために登場することがある。プレイヤーは常に優先する
    • 協力プレイやソロプレイで相手方として登場する
    • スペシャリストの特徴は持たないが、ビークルを召喚したり攻略目標を占拠しに行ったり、側面攻撃を狙ったり倒れた仲間を蘇生したりはする
    • 無効化はできない。
    • 128人マッチに120人がいる場合に8人AIが埋めることはある。プレイヤーが抜けると新たなプレイヤーが参加するまでAIが埋めることもある。
  • クロスプレイ・クロスプログレッション
    • テクニカルプレイテストではPS5/Xbox Series X|S/PC間、およびPS4/XB1間でクロスプレイが有効。PCとPS5/Xbox Series X|Sを切り離したマッチメイクも可能
  • ゲーム内でアンロックした進捗や購入したものは他プラットフォームに持ち込める