ベセスダ・ソフトワークスのオープンワールドRPG『フォールアウト4』でプレイヤーと冒険をともにするコンパニオンキャラクターの一体“ドッグミート”。その原型となったジャーマン・シェパードの“リバー”が亡くなったことが判明した。
このことがわかったのは、リバーの飼い主である元ベセスダ・ソフトワークスの開発者ジョエル・バージェス氏のツイートにて。同氏は追悼の言葉に代えて開発の裏側について明かしている。
I said goodbye today to River, who most of you know as Fallout 4’s Dogmeat.
Heartbroken doesn't cover it, but I wo… https://t.co/8lWbgwYmzf
— Joel Burgess (@JoelBurgess)
2021-06-27 14:00:54
ベセスダ・ソフトワークスによる前作『フォールアウト3』にも先代の“ドッグミート”がおり、開発の異なる『フォールアウト: ニューベガス』でも“レックス”というサイボーグ犬がコンパニオンキャラクターとして登場しているなど、シリーズにとって犬はある種欠かせない重要な存在だ。
バージェス氏いわく、『フォールアウト4』におけるそれを検討する際に避けたかったのは、交流よりも戦闘での機能性を重視した「犬型兵器」にしてしまうことだったそう。
当初は訓練を受けた“プロの”犬でリサーチが進められていたものの、そういった理由からやがてリバーがオフィスに連れてこられ、会議に参加するように。開発メンバーがリバーとの関係性を深めていくにつれ、ドッグミートのキャラクターが形作られていったという。
River attended countless meetings; but not just to be poked, prodded, recorded and filmed as reference - her bigges… https://t.co/dzRDfwGtxB
— Joel Burgess (@JoelBurgess)
2021-06-27 14:00:59
かくしてリバーはドッグミートの3Dモデルや声のモデルとなっただけでなく、敵との遭遇の際に攻撃よりもまずプレイヤーを守ったり助けようとする習性や、人とともに歩く際の振り返って気遣うといったふるまい、プレイヤーのためにアイテムを取ってくるといったアクションの開発にも影響を与えたとのこと(ちなみにドッグミートはオスだがリバーはメス)。
レッドロケットのガソリンスタンド跡地で出会った時からコモンウェルス・ウェイストランドをともに歩いてくれて、そしてゲームを通じてその優しさを世界中のゲーマーにわけてくれてありがとう。ご冥福をお祈りします。
To begin with the obvious; River's looks were almost directly replicated to the in-game model.
Not just because… https://t.co/Pa10MVUFrW
— Joel Burgess (@JoelBurgess)
2021-06-27 14:01:01