ポーランドのゲームスタジオTechlandが、開発中の『Dying Light 2』について日本時間の5月28日午前4時よりTwitchで映像配信を行うことを発表した。

 本作はゾンビによって崩壊した世界でのサバイバルを描くオープンワールド一人称視点アクション『ダイイングライト』の続編。当初2020年春の発売が予定されていたが、後に延期が発表されていた。

 E3 2019で長尺のデモ映像を公開して以来、本作の進捗についてはあまり明かされてこなかったが、今年3月には「早く出せ」「せめてデモを遊ばせろ」といったコメントにリアクションしつつ開発が着実に進んでいる事を明かす映像を、そして先月と今月はプレイヤーコミュニティからの質問に答える映像などが公開されてきた。今回の配信に合わせては海外メディアに手の込んだグッズなどが送られている様子で、いよいよまとまった新情報を聞くことができそうだ。

 なお、ついでながら公式Q&A映像で話されていた内容を簡単にまとめておくと以下の通り。久しぶりの新情報になると思われるので、先に触れた2019年の映像などもあらためてチェックしておくといいだろう。

  • マップサイズは、初代の全マップを合計したものの倍。6平方キロメートル以上
  • 「昼は人間のもの、夜はゾンビのもの」というのがコンセプト。
    • ただし昼にうろついているゾンビもいる。また屋上などには人間が農場などを作っていることもある
  • 文明が崩壊しているため基本的に銃はないが、すぐ壊れる手作りのショットガン型武器を左手に持つことはできる
  • グラップリングフックを使えるが、もっとリアリスティックなものになる。「スパイダーマンではなくターザンのような感じ」
  • 車両はあるミッションで出てくるが、それ以外は基本的に移動系のアクションで探索していく形になる
  • 選択や決断は次のような3つの段階があり、ゲーム世界に影響する。
    • 一番上のレイヤーのものはストーリーの流れやエンディングを変える。
    • 次のレイヤーのものはそのミッションの結果などに作用するもの。オペラ歌手を救うとハブで歌い始めるなど、多少世界に作用することもある。
    • 3番目はシティアラインメントシステム。プレイヤーはシティの各ゾーンの管轄を各勢力(後述)に任せられる。担当した勢力によって戦闘に有利なように改造されたり、移動に有利なように改造されたりする。
  • GRE(初代に登場した勢力)はふたたび登場する。彼らの痕跡を見つけた時は何かを発見できるかもしれない。
  • 初代のDLC“ザ・フォロイング”のどちらのエンディング後の世界なのかはプレイするとわかる
  • 初代の何年も後の話だし場所も異なるため初代のキャラと出会うことはないが、その痕跡を見聞きすることがある。
  • ピースキーパーズとサバイバーズという2勢力のどちらに肩入れするかで街が変化していく。前者はミリタリー寄りで好戦的、後者は農業をやっていたり、戦いよりも避けて横断するための移動を重視する。
    • その他にも敵対的勢力の“レネゲイズ”などが存在する。