元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。今回は、2021年5月20日発売のNintendo Switchソフト『ルーンファクトリー5』プレイ日記 第6回をお届け。
捕まえられなかった理由、判明
前回、Seed署長のリヴィアから“指名手配モンスターを逮捕せよ”という、厨二心くすぐる任務を請け負った……と書いた。
まだ俺は新米隊員なので、捕獲対象のモンスターも★1のチンピラ(★の数が多いほど屈強になる)なんだけど、これが……!
「え……? な、何度やっても、捕まえられないんだけど……!」
という、理外のドツボにハマってしまう。
捕まえようと思っているの、あらゆるRPGで“ザコオブザコ”の認定を受けている(と思われる)スライムなのに!!((゚Д゚;)) こんなのも捕獲できないとなると……わし、リグバースに居場所がなくなってしまうのでは!!!?((゚Д゚;))
しかも、モンスターのレベル的に、いまの俺の実力よりもかな~~~り上の存在らしくてさ……。
もう、幾度となく……!
ひぇぇぇええ!!! 力尽きたあとの治療費、高すぎッ!!!>< こちとら町のために一生懸命働いているっちゅーのに、死体に鞭打つ行為とはまさにこのことッ!!!><
いやしかし、まさか指名手配モンスターの捕獲がこれほどたいへんな仕事だったとは……。前述の通り、こっちの実力が足らなくてなかなかモンスターに傷を負わせることができないので、時間はかかるわボコボコにされるわ治療費はバカにならないわで、正直、苦労と報酬との釣り合いが取れない気もしてきたよ^^;
とはいえ、コツをつかんで最初の壁を乗り越えさえすれば勢いがつくのでは……?? とも思ったので、がんばってあがいてみることにした。
そこで、俺が目を付けた“与ダメージ増加”の新たな手段が↓こちらであります。
ここにきてようやく、魔法に手を付ける!!!w
なんでいまさらになったのかと言うと、ご覧の通り魔法はけっこう値段が高く(最初に買える炎魔法で2200Gもする)、しょっちゅうゲームオーバーになって治療費をボラれている俺では手が出なかったのよ(苦笑)。
でも、背に腹は代えられないと無理してお金を捻出し、
「俺は今日から、マジックナイトや!!!」
ってんでスライム捕獲に打って出たのであります。
すると、なんと……!!
ボンボンボンボンwww
うおおおお!!!www これまで剣で斬っても、
「0、0、0、0、0www」
と、人を小バカにしたような数字しか出てこなかったのに、魔法だとおもしろいようにダメージが入るじゃん!!!w いままで時間をかけてチクチクとスライムを削ってた俺、健気すぎぃぃぃいいい!!!><
このように、じつに簡単にダメージが入るようになったので、あとはSeedサークルを長押ししてから投擲し、スライムにぶつけて捕獲するだけである。
そこで、
「えーっと……ZLボタンを長押ししてぇの……ここだ!!!」
会心の投擲を試みたのだが、ナゼか……ぜ、ぜんぜん捕まえられない。
「お、おっかしいな……。まだダメージが足らないのかな」
と戸惑いつつ、
「もうちょっとだけ、削ろう……」
と魔法をぶつけると……((゚Д゚;))
「あ!!!! スライム、殺しちまった!!! な、なんでやねん!! 死ぬほど我慢するくらいなら、素直に捕まってくれや!!><」
こんな感じで、まっっったくうまくいかないのである。
そこで仕方なく、ターゲットを変更。スライムよりも話が通じそうな、
“フェアリー”にして、再び荒野に出撃したのであった。
すると……!
お!! いたいた!! 身体から赤いモヤモヤを出しているフェアリーが飛んでるぞ!!!
しかしここでも、捕獲はなかなかうまくいかない。
スライムよりもダメージが入りやすかったのでその点は楽だったんだけど、攻撃しすぎると簡単に消滅してしまうため、そのたびにリヴィアのところに戻ってクエストを受注し直さなければならなかったのだ。
それにしても、おかしいな……。
ウワサでは、指名手配モンスターの体力は半分程度に減らすだけで十分で、あとはZLボタン長押しでSeedサークルをぶつけるだけでいいらしいのに……。
「おっかしいなぁ」
そのときも俺は、ZLボタン長押しからの投擲をくり返し実行していた。それでもやはり、フェアリーは捕まってくれず、湖のまわりをプイ~~~ンと飛んでばかりいる。
「うーーーーむ! どうなってんだ……」
あきらめかけた……そのとき! 我が愛猫が棚の上から、ドンガラガッシャンと何かを落とした音が響き渡った。
「ああああ!!! またやりやがったな!!!」
驚きのあまり、Nintendo Switchを握る手にいつも以上に力が入ってしまう。見れば、画面上の角満君はSeedサークルの長押し体勢のままで、手を光らせたままフェアリーを睨みつけていた。そしてよく見ると……Seedサークルは明らかに、いつもの長押し時より激しく光っていて……w
「え?? あ、あれ?? なんか、いつもとエフェクトが違うんだけど、も、もしや……」
俺はその状態のSeedサークルを、フェアリーに投げつけてみた。その瞬間、いままで見たことがなかった激しい演出が……!
「あ……w」
画面に飛び出したクサリの紋様と“SUCCESS”の文字。こ、これって、もしかして……w
指名手配モンスター、捕獲完了!!?w え、じゃあ、俺がいままで捕獲できていなかったのって……!!
「ZLボタンの長押し時間が、足らなかっただけかよぉぉおおおお!!!www」
そうなんです……。
Seedサークルの長押しって、ホントに長押しが必要で、
「こんなもんでいいだろ」
と想定した時間の倍は長いと考えたほうがいいですよ!!w じゃないと、いつまで経っても指名手配モンスターを捕まえられず、おじさんみたいに無駄な死を重ねることになるから!!w
まあでも、どうにか依頼は達成だ^^;(ネコのおかげだけどな)
魔法を装備できたし、モンスターを捕まえられるようにもなったので、つぎはいよいよ……ダンジョンにでも行ってみますかね!!
続く!
大塚角満(おおつか かどまん)
元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。