元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。今回は、2021年5月20日発売のNintendo Switchソフト『ルーンファクトリー5』プレイ日記 第3回をお届け。
農具を剣に持ち替えて
リグバースの警察組織である“Seed”の隊員となり、さらに将来の嫁候補であるプリシラに畑仕事を教えてもらって、いよいよ“角満君”の自由でほのぼのとした“ルンファクライフ”がスタートした。
活動の拠点となる町、リグバースは、程よい面積の中に必要最低限の施設、川や海などの自然、そしてモンスターもウロつく未開拓のエリアも確保(?)されており、
「いかにも、RPGの王道な拠点だな!!」
って感じがする。
その全容は↓こんな感じだ。
こういうマップを見ているだけで……好奇心が腹の底から湧き上がってきませんか!?w
「あそこに見える遺跡みたいなのは、なんだろう……!?」
「あの道の先には何があるんだ!!?」
そんな想像をさせてもらえるだけでも、『ルーンファクトリー5』を遊び始めてよかったなと思いますわw
この、こじんまりとした土地を舞台に物語を紡いでいくことになるわけだが、前回の日記で生活の柱のひとつである“農業”を覚えたので、今回はもっとアグレッシブな、世界を広く使った活動に打って出たい。
そこで、真っ先に手を付けたいのが↓こちらの要素。
掲示板に張り出される町民からの“依頼”だ。要するに、人々から頼まれるお遣いやらお仕事やらをこなすことでアイテムや資金を得、さらにプレイ方法のチュートリアルにもなるという一挙両得なシステムである。
まあ、この手のオープンワールド系のゲームではよくあるシステムだが、なぜ“よくある”のかと言えば遊びやすくて楽しいからなので、俺的にも大歓迎である。
というわけで粛々と、掲示板にあったお仕事をこなしていく。
前述の通り、序盤は依頼自体がチュートリアルの役目を果たしているので、
武器やアイテムの作り方といった重要なことも教えてもらえる。この、“少しずつ成長していく感”がじつに気持ちいい。
それにしても、リグバースは美しい町だ。
この時期は春だからだろう。
町の目抜き通りは見事なまでの桜並木になっているし、
ちょっと足を延ばしたところに広がっている浜辺も静かでステキだ。
そして、時間とともに変化する町の色--。
「嗚呼……。ここに移住してきて、ホントによかったわぁ」
と、将来の目標である田舎暮らしに想いを馳せて、ついついうっとりしてしまうw
でも……!
この町は、ただいたずらに平和なだけではないのだ。
東側の町門を抜けてほんのちょっと進んだだけで、モンスターが跋扈する人跡未踏(道があるから未踏じゃないけどw)の地域が広がっているのである。
そう……!!
RPGなんだから、やっぱり戦わないとなーーー!!ww
さっきまで手にしていたクワを剣に持ち替えて、敵に突っ込んでいく。
そして……ブン回すッ!!!
かわいらしい見た目のゲームだけどアクション性はかなり高くて、ザクザクと敵を切り刻む手応えが抜群である。
これはまだ序盤も序盤のスクショなのでただ剣を振っているだけだけど、戦うごとにスキルがアンロックされて、たとえば溜め斬りとか、すばやいステップからのカウンターとか、想像以上に凝ったアクションを堪能することができる。これならば、腕に覚えのあるアクション好きでも満足できるのではなかろうか。少なくとも、俺はめちゃくちゃ快適に敵との戦闘を楽しんでおります。
ちなみにモンスターは、“ゲート”という入り口を通してこっちの世界にやって来ているらしい。
そこで、ゲートを見つけたら速攻でそっちから壊していく。
うんうん! 楽しい楽しい!!w
しかもまもなく、モンスターを捕まえて仲間にしたり、指名手配中の凶悪犯(モンスターだけど)を討伐に行く……なんて要素も出てくるので、“戦闘”に比重を置いたプレイもかなり充実しそうだなぁ……と思ったりしている。
いや、でもなあ……!!
“生産系”に目を向けても、釣りができるようになったり、作れるモノがどんどん増えたりと、やることがつぎつぎと増えていくから……!!w
「うーーーーん!!!w どうやってこの町で生きていこう!!ww まずはちゃんと考えないと!!!w」
リアル世界の移住組が、最初にぶつかるこの悩み……w それをゲームで感じられる贅沢さを実感しつつ、今日も生きていきますw
続く!
次回(第4回)の日記はこちら
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元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。