元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。今回は、2021年5月20日発売のNintendo Switchソフト『ルーンファクトリー5』プレイ日記 第2回をお届け。
天然なのか、狙ってか
『ルーンファクトリー』シリーズを愛するファンにとっては釈迦に説法だと思うが、なんとこのゲーム……!
将来的には仲良くなった子と、けけけ、結婚までできるらしいですよッ!!!
……まあ、こういったセカンドライフを楽しむ系のゲームではわりとよく見るシステムではあるが、そのような特別なマイルストーンがあるだけで俄然プレイのモチベーションが上がるというもの。
しかも、俺は早くも“将来の嫁候補”を見つけてしまったので、プレイ初日にしてやる気がストップ高状態になっているのだ。
では、発表しましょう。
出会った1日目にして俺が婚約したのは(してねーだろ)、もちろん……!!!
プリシラちゃんでありまーーーすッ!!!><
……え??
「それはおっさんがひとりで暴走しているだけで、プリシラのほうは何も思ってないだろ」
ですって???
イヤだなぁ^^ いいトシしたボクが、女心を無視した押しつけがましい恋をしているとでも??^^ 失礼しちゃうなぁ^^^
じつはプリシラのほうも(すでに呼び捨て)、出会った5秒後に恋のアイコンタクトを送ってきていたんですよぉ^^
↓ホラ^^ もう自宅に誘ってくれてんのよ^^
……って、それはただの社交辞令だろぉぉぉおおお!!!
と、自分で自分に突っ込んでおきますw
そんなプリシラが最初に教えてくれたのは、『ルーンファクトリー5』で行う作業の中にあって、かなり重要な役割を担うのでは……と予想される(※シリーズ初体験なのでよくわかってません)“畑仕事”であった。
最近はテレワークの普及や田舎志向の強まりもあって、リアル世界でも都会から地方に移住する人の流れが活発になっている。そして俺は、そういった人々のドキュメンタリー番組を見るのが人生でもっとも安らぎを感じる瞬間で(薄い人生でスマン)、『人生の楽園』や『ポツンと一軒家』などを視聴しては、
「ステキだなぁ……。いつか俺も……!」
↑この想いを強くしているのである。
そんな移住者にとって欠かせないのが“農業”だ。
荒れた土地を耕し、種をまき、水を与え、いつかやってくる“実りの日”を思って心を温かくする……。
そんな体験、都会に暮らすいまではなかなかできないけど、だったら……! この『ルーンファクトリー5』の中で、“移住の予習”としてバリバリモグモグと野菜を作ってしまおうではありませんか!!
では、プリシラが教えるチュートリアルに沿って、『ルーンファクトリー5』の農業を覚えていこう。
まずは……!
畑を耕せ……ってことなんだけど、その前にこの土地、やたらと木の枝や雑草がはびこっていて、あまりにも見た目が良くない。するとプリシラもそれに気づいたのか、
「邪魔な雑草や小枝は拾って、出荷箱に入れちゃって♪」
などと言うではないか。どうやら早くも、俺と彼女の心は通じ合ったようである。
そこで言われた通り、ゴミを拾って出荷箱にブチ込む作業を行う。
拾って……。
出荷箱にドン。
……って、これ、小さい枝も1個しか持ちあげられないから、そのたびに出荷箱と往復すんのかよwww まとめて拾わせてくれ!!w めんどくせえな!!w
……と、さっそく愚痴を言ってたらだな。
「うんうん。バッチリ!!」
とプリシラ。
でしょー! 俺もがんばってんのよ!!
でも、続けて……。
「ちなみにAボタンを押しっぱなしにして物をひろうと同じものだけ集められるよ」(プリシラ)
……って、そういうことは早く言ってよ!!!ww なにが「ちなみに」だ!!www
さらに……w
「あと、出荷箱をロックオンしてからモノを投げると、遠くからでも入れられるよ^^ てへ^^」(プリシラ)
って、遠くから投げ入れられたんかい!!!ww いちいち律儀に、小枝を持ってエッホエッホと出荷箱まで走って行ってたよ!!www
プリシラは、一事が万事、こんな感じであった。
続いて、耕した畝に作物の種を蒔いていったんだけどさ。
耕してぇ……の。
パラパラパラ……。
これ、アナログに1個1個やるのかー。リアルと言えばリアルだけど、若干煩雑だよなー。
……と思っていたら!w
「Bボタンを押しっぱなしにすると、一度に広い範囲に種を蒔けるよ^^ 知ってた?^^」(プリシラ)
だからそれ先に言ってよん!!!!www もっと、パッパッパー! ってできたんじゃん!!!ww
……まあ、先に全部教えたらチュートリアルにならないので、プリシラの対応は“至極まっとう”ではあるんだけど、彼女のポワンとした見た目と性格から、
「もしかして……狙ってやってる……??」
そう感じずにはいられないのであった(苦笑)。
でもとりあえず、この畑をじょじょにキレイに整えていって、安定的な収穫と資金繰りを確保したいところだ。
そして、農業を午前中のルーチンワークにして、午後は住民とのコミュニケーションや冒険に充てようかな……と!!
『ルーンファクトリー5』のひとつの柱となる農業を始めたことで、少しずつゲームの形が見えてきたのであった。
続く!
次回(第3回)の日記はこちら
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元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。