海外パブリッシャーの505 Gamesが、一人称視点アクションゲーム『Ghostrunner』(ゴーストランナー)の権利を500万ユーロ(約6億5000万円)で買収したことが発表された。

 同パブリッシャーは今回の買収相手であるポーランド系のAll in! Gamesとともに本作の共同パブリッシングを行っていたが(※)、今回の合意により本作の独占的な知的財産権とゲームに使われている技術のすべてのライセンスを手に入れることになる。(※本作のプレイステーション4版とNintendo Switch版の国内パブリッシングはH2 INTERACTIVEから行われている)

 All in! Games側のプレスリリースによると、同社が権利を獲得した際にすでに505 Gamesが買取の検討を行っていたそうなのだが、当時は合意に達せず。結果的にAll in! Gamesが権利を持ちつつ505 Gamesと共同で発売という現在の形に。

 その後、2020年10月27日の発売初日に250万ユーロ(約3億2500万円)の開発費を回収し、2020年末までに50万本を売り上げるという成功を見せたことが改めて決断する材料となったようだ。なおAll in! Gamesは、今回の合意締結後も従来の共同パブリッシング契約に基づく利益を今後も維持するとのこと。

 本作はポーランドのOne More LevelがSlipgate Ironworksとともに共同開発。巨大建築物が立ち並ぶサイバーパンク世界を舞台にした一人称視点アクションとなっており、自分も敵もお互い一撃必殺のシビアな戦闘を、壁を走るウォールランやスロー能力などを駆使して切り抜け、最上階を目指す。