2021年4月22日に発売になるプレイステーション4、Xbox One、PC(Steam)用ソフト『NieR Replicant(ニーア レプリカント) ver.1.22474487139...』。本作は11年前の同じ日、2010年4月22日にプレイステーション3用ソフトとして発売された『NieR Replicant』をベースとしたバージョンアップ作品となる。
2010年に発売された『NieR Replicant』は熱心なファンに支えられ、その7年後に発売された『NieR:Automata(ニーア オートマタ)』の大ヒットにつながっていくわけですが、その『NieR』シリーズの原点となる『NieR Replicant』をまだまだ現役のプレイステーション4などで遊べるのはうれしい。
しかも、バージョンアップ版ということで、グラフィックがキレイになり、フルボイス化され、バトルアクションが調整され(アクションゲームにはうれしいフレームレートは60fps)、(世界の)岡部啓一氏の音楽は新アレンジ・新規収録されるなど、すべてに手が加えられており、オリジナルを踏襲しつつもまるで別の世界線の『NieR Replicant』のよう。
今回はそんな『NieR Replicant ver.1.22』のプレビューを動画とともにお届けします。
バージョンアップの内容とは
すべては妹を救うために
主人公は辺境の村に住む心優しい少年。不治の病“黒文病”にかかってしまった妹のヨナを救うため、人の言葉を話す謎の書物“白の書”とともに、一握の希望である“封印されし言葉”を探す旅に出かける――といった内容。
ロボット山は武器を強化しに、崖の村は“封印されし言葉”の手掛かりを追って訪れることに。
ボタン連打でもカッコよく戦えるバトルに
手触りとして大きく変わったのはバトルアクション。本作では、オリジナル版の動きは残しつつも、『NieR:Automata』のようなスピーディーで華麗、さらにさまざまな連携も可能な奥の深いバトルへと進化している。また、ロックオン機能が追加され、攻撃しやすくなったのもうれしい。
主人公が扱う武器は片手剣、両手剣、槍の3種類(両手剣と槍は青年期以降)。ワンボタンで弱攻撃と強攻撃がくり出せるが、それぞれボタン連打と長押しとでは発動する攻撃が異なるようになっている。さらに、弱攻撃⇒強攻撃といった攻撃がスムーズにつながって、隙が少なく、しかもカッコよく戦えるバトルに。総じてバトルモーションはスタイリッシュ感が増した印象だ。しかも武器は方向キー長押しで即座に切り替え可能となり、バトルの流れを止めずに戦うことができる。
武器と魔法が同時使用可能に
白の書の力により、魔法を使うことができる主人公だが、本作では武器による攻撃中でも魔法を放つことができるように! たとえば、黒の弾で撃ちまくりながら敵を斬りつけたりでき、乱戦でもよりスピーディーな殲滅が可能になっている。魔法と武器、さらにガードや回避、はじき返しなどを駆使することで、戦闘の幅は格段に広がっている。
魔法も鮮やかに、ゴージャスになった印象。
アクションが苦手な人はもちろん、面倒くさがり屋さんにもオススメのオートバトル
『NieR:Automata』にあったように、難易度を“EASY”に設定すると“オートバトル”機能が使用可能に。これにより、攻撃や防御などをAIに任せることができ、アクションが苦手な人も手軽に本作が楽しめるようになっている。ガードと回避だけオートに、といった細かい設定も可能。難易度はゲーム起動時の“setting”からいつでも変更ができる。ちなみに、作品の難度自体も調整されているようで、今回、筆者は難易度“NORMAL”でプレイしたのだけれど、オリジナルより遊びやすくなっているように感じた。
演出やカメラアングルもオリジナルを踏襲
本作は各エリアの構造やカットシーンの演出やカメラアングルはオリジナルを踏襲しており、プレイしていると「コレコレ!」と当時の思い出が蘇ってくる(ロボット山で武器強化の店を営む兄弟の弟の駄々っ子のような動きも再現)。と同時に、グラフィックの向上により新鮮な気持ちにもなり、なんとも不思議な感覚に。
ロボット山や崖の村のボス戦も演出はさほど変わっていないけれど、グラフィックの進化により臨場感はアップしている印象。迫力のボス戦の模様は動画で確認してください!
日に日に力を増す「マモノ」に対抗するため、主人公たちは武器を強化しようとする。貴重な強化素材を集めに「ロボット山」へと向かうが、武器強化の店を営む兄弟の問題に巻き込まれてしまい……。
ポポルに届いた手紙によると「崖の村」に「マモノ」の脅威が迫っているらしい。「封印されし言葉」を集めるため、何よりマモノから人々を助けるため、主人公たちは村へと向かう。
追加エピソードもあり!
『NieR Replicant ver.1.22』を触った印象は、『NieR:Automata』に合わせたチューニングを施しつつも、オリジナルっぽさも残した、まさに現代版の『NieR Replicant』というところ。『NieR:Automata』から『NieR』に触れた方はその感覚でプレイでき、オリジナル版をプレイした人は懐かしくも新しい感覚でプレイできるはず。前回気づかなかった新しい発見もあるかもしません。実際に筆者はロボット山のボスがくり出してくる、手で潰す攻撃を知りませんでした(すっかり忘れているだけかもしれませんが……)。
しかも、追加エピソードまであるんですよ。もうやるしかない! とりあえず、今回、プレイした感想としては、オリジナル版の思い出補正を超えたデキになっているということ。(こう書くと胡散臭いかもしれないけれど)オリジナル版をプレイした人にこそ触ってほしいし、もちろん、『NieR』を触れたことがない人は『NieR』シリーズの原点と言える本作からスタートするのがオススメです!
店舗特典情報
スクウェア・エニックス e-STORE
スクウェア・エニックス e-STOREで予約購入すると、本作のコンセプトアートをあしらった特製のスチールブックケースが付属。
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Amazon.co.jpでは、オリジナルタロットカード(1枚)付きの商品を販売。
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ローソンLoppi・HMVで予約購入すると、特製のラバーストラップが付属
※各特典は数に限りがあります。なくなり次第、終了します。
※各特典の内容・仕様は予告なく変更になる場合があります。
※各特典は予告なく終了する場合があります。
※各特典は後日通常販売/配布される場合あります。