エレクトロニック・アーツのバトルロイヤル型FPS『Apex Legends』(エーペックスレジェンズ)では、2021年3月10日にNintendo Switch版が登場する。それに合わせて新イベント“カオスセオリー コレクションイベント”が発表された。
同イベントは、アメリカ基準の日付で3月9日から23日までの開催予定。毒を操るレジェンド・コースティックをフィーチャーしたものとなっている。
恒例の乗っ取りイベントとして、キングスキャニオンの“水処理施設”がコースティックのレモン色に染まり、毒々しいガスを吹き出す彼の実験場に。内部のエリアで毒の液体を排水すると4つのゴールドアイテムに一時的にアクセス可能になるという。
限定モード:リング・フューリー・エスカレーション
イベント中は期間限定モードとして“リング・フューリー・エスカレーション”が登場。これは毎ラウンドひとつ以上の“リングフレア”が安全地帯内部に発生するというもの。リングフレアは安全地帯外と同じダメージを持つため、長居は無用。出現前にマップやミニマップに警告が出るほか、キャラもボイスで危機が迫っているのを教えてくれるという。
サバイバル用新スロットと新アイテム“ヒートシールド”
しかし、復活させたい仲間がいるとか、リングフレア内にあえてとどまりたい場合もあると思う。そこで役立つのが新アイテムのヒートシールドだ。
ヒートシールドはドーム状の防護壁を作り出し、リングフレアと通常のリングからのダメージを一定時間防いでくれるだけでなく、内部では回復アイテムの使用速度が50%、蘇生速度が25%向上する(ただしリングダメージを受けていない平場で出している時はボーナスがつかない)。期間中は全プレイヤーがヒートシールドを1個持って出撃するほか、ルートプールの中にも含まれてマップ内で追加を発見可能。
ヒートシールドはインベントリーに新たに設けられた“サバイバルスロット”に入ることになる。サバイバルスロットはモバイルリスポーンビーコンやヒートシールドなどのアイテムと通常のアイテムを分ける意図で作られたもので、エスカレーションイベントの終了後もヒートシールドとともにゲームに残る。
あえて人数不足で出撃する“ノーフィル”オプション
新たなプレイオプションとして、デュオやトリオのゲームに人数を揃えずに出撃する事が可能になる。これはマッチメイク画面のオプションを外すことで有効になる。
開発側で何を考えているのかと言うと、腕試しというケースはもちろん、デイリー/ウィークリーチャレンジに集中したいとか、本番に入る前にウォームアップするとか、マップ探索や新レジェンドの試行錯誤などが考慮されているよう。なお“トリオのゲームなのにソロプレイヤーだらけ”といった事態を避けるために、1マッチでノーフィルを選択したプレイヤーは6人までしか許可されない。
レジェンド・武器能力調整
また各種調整・不具合修正も行われる。以下にレジェンドやアイテムの能力調整部分を抜粋しておこう。
- コースティック
- Noxガスグレネードのクールダウンが2分半から3分半に
- Noxガスグレネードのダメージが6hpずつから12hpずつへの上昇型ではなく、一律して5hpずつに。
- フィードバックを見て再調整も検討とのコメントも
- パスファインダー
- ロープロファイルの対象から外れた
- ロープロファイルは機動性が高かったり小さいレジェンドを調整するためのものだったが、パスファインダーのヒットボックス(当たり判定)は大きいため
- ロープロファイルの対象から外れた
- ジブラルタル
- プロテクトドーム内での回復ボーナスを削除
- ホライゾン
- ブラックホールのクールダウンを2分から3分へ
- レヴナント
- サイレンスがミラージュの神出鬼没とオクタンの高速修復も無効化するように
- ワトソン
- パッシブスキルとしてシールドが毎秒0.5hp回復するように
- ランパート
- シーラと増幅バリケードに対するグレネードなどの爆発物のダメージボーナスが削減。
- スコープ
- ゴールドのアサルトライフルとLMGがデフォルトで2倍HCOGブルーザーを持つように
- マスティフ
- ペレットダメージ(散弾1個あたり)が13から11に下方修正、ファイアレートは1.0から1.1に上方修正
- ウィングマン
- マガジンサイズをそれぞれ1追加
- ヘムロック
- ヒップファイア(腰だめ撃ち)時の拡散が増加