勇者が世界の半分を手に入れた設定もユニークだった

 2016年(平成28年)1月28日は、『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』が発売された日。本日で発売から5周年を迎えた。まずプレイステーション4、プレイステーション3、プレイステーション Vitaの3機種で発売され、2018年3月1日にはNintendo Switch版も登場した。

『ドラゴンクエストビルダーズ』が発売5周年。モノづくりの楽しさを手軽に体験できる新しいテーマのシリーズ関連作【今日は何の日?】

 『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』は、スクウェア・エニックスから発売された“ブロックメイクRPG”。言わずと知れた国民的RPG『ドラゴンクエスト』シリーズの関連作品のひとつとなっている。

 本作に登場する世界はすべて無数のブロックで構成されており、プレイヤーが自由に創造したり破壊したりも可能。いわゆる“サンドボックス型”のゲームのように自由にモノづくりを楽しめる一方で、ストーリー要素もしっかりあって、荒廃した町を復活させつつ“りゅうおう”を打ち倒すという大きな目標があるので遊びやすい。

『ドラゴンクエストビルダーズ』が発売5周年。モノづくりの楽しさを手軽に体験できる新しいテーマのシリーズ関連作【今日は何の日?】

 ゲームの舞台は初代『ドラゴンクエスト』でおなじみのアレフガルド。冒険をスタートさせると、いきなりりゅうおうが登場して「もし わしの味方になれば 世界の半分を おまえにやろう」という例のイベントが始まるので面食らった人も多いだろう。しかも、勇者が「はい」と答えてしまった世界で物語が始まるのだから、もはや開いた口が塞がらない状態だ。ただ、当時リアルタイムでこのイベントを体験した世代的には、これほど燃えるシチュエーションもないだろう。

 メルキドやリムルダール、ラダトームなど、なじみ深い地名が多数登場するので、オールドゲームファンの筆者的には大興奮。懐かしくて町の復活にもかなり力が入った記憶がある。本作には“設計図”というアイテムがあって図面通りにブロックを配置するだけでセンスある建物が作れたので、ひどい見た目の建物しか作れない筆者には大助かりだった。『ドラゴンクエスト』らしく、屋根がなくてもオーケーなのにはちょっと笑ってしまった。定期的にモンスターの襲撃もあるのも刺激的で、かなり工夫を凝らして撃退していった覚えもある。

『ドラゴンクエストビルダーズ』が発売5周年。モノづくりの楽しさを手軽に体験できる新しいテーマのシリーズ関連作【今日は何の日?】
『ドラゴンクエストビルダーズ』が発売5周年。モノづくりの楽しさを手軽に体験できる新しいテーマのシリーズ関連作【今日は何の日?】

 2018年12月20日には、続編となる『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』がNintendo Switchとプレイステーション4、Steamで登場。こちらの作品では、ビルド可能な高さが約100段になるなど、前作からスケールアップ。風のマントで空を滑空できるようになったり、水中に潜れるようになったりするなど、移動面もパワーアップしていた。待望のマルチプレイも追加されていたので、みんなでワイワイ楽しんだプレイヤーも多かったのではないかな。

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