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妖しい女が巣食う場所

 プレイ日記終盤に来て、いよいよゲームプレイにリズムが出て来た気がする。まだまだわからないことだらけで手探りなのは否めないんだけど、

 「こういう場面では、こうすりゃいいんだな」

 ってことが自分なりにわかってきて(それが正解ってわけじゃないんだけどw)、なんというか……“淀み”がなくなってきたのだ。

 基本の流れは、変わらない。

 街をウロついているだけで楽しいのは相変わらずなんだけど、だからと言ってホントに暮らしているだけではゲームをしている意味がない。なのでヒマを見つけてはメインミッションに触って、“世界を動かしている感”を味わう。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて
大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 なんか……エラソーなババアに銃を突きつけられて脅されているけど(苦笑)。

 このスタウトってババア、心の底からムカつく女で、もしもメインミッションに関わっていなかったら速攻で羽交い絞めにし、ゴミ箱にブチ込んで無力化してやりたいと思ったね……。

 でも、このスタウトに代表されるんだけど、『サイバーパンク2077』に出てくるキャラクター……とくに女性は、どれも海千山千のクセモノ風に描かれていて、良くも悪くも「ドキッ!」とさせられてしまう。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 エヴリンも。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 このジュディもそう。

 言葉の裏に明らかな敵意と蔑みが含まれていて、絶対に腹を割って話すわけにはいかないな……と思わせられる。こういった人間臭い感情がゲームをきっかけに発露するとは想像もしていなかったので、改めて『サイバーパンク2077』に対して、

 「恐ろしいゲームだな……」

 という感情を抱いたのであった。

ダウンタウンで

 そんなアラフィフ親父のナイトシティ徘徊は、今日も続いている。

 画面上ではつねに何らかのミッションやジョブが追跡状態になっているので、フラフラとその地点に向かって歩きつつ、

 「何か起こらないかなぁ~~~^^」

 殺伐としたダウンタウンの景色を眺めながら、そんなことを思う。

 いまから15年ほども昔、出張でロサンゼルスに行ったとき、ホテルに籠って原稿を書いていたら小腹が空いてきて、いっしょに来ていた当時の部下(いまはファミ通でけっこうエラくなっている)と、

 「ちと、ハンバーガーでも買って来ようぜ」

 と、フラフラと街中にさまよい出たことがある。

 時刻は……夜の7時くらいだったか。

 そこは何度も来たことがある場所だったので地理は頭に入っているつもりだったんだけど、薄暗さもあってかまんまと道に迷い、現地の人から「あのへんには、絶対に近づかないように」と釘を刺されていたゾーンに足を踏み入れてしまっていた。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 ↑こんな感じのところ。しかも、半袖短パンという、ナメた格好で……。

 幸いにも何も起こらず、無事にホテルに戻ってこれたんだけど、まあそのときに怒られたこと怒られたこと……。

 ……という苦い思い出を、↓このような風景の中を歩いているとイヤでも思い出してしまう(苦笑)。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて
大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 「あのときも……あたりはこんな感じだったなぁ……」

 シミジミと当時のことを回想しながら目的地に向かっていると……そのときには運よく出会わなかった“ただならぬ連中の巣窟”に、「はっ!!!」と気づいたときには迷い込んでしまっていた。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 画面に表示された“危険エリア”のテロップを見た瞬間に、全身の毛が逆立つのを感じた。

 しかし、ヘタに背中を向けて逃げ出そうとしたら、返って無防備な背後を襲われてたいへんなことになるかもしれない。

 ここは……虎穴に入らずんば虎子を得ずじゃないけど、一度相手のフトコロに飛び込んで、解決の手段を探ってみようではないか。

 そこで〇ボタンを押して忍び足になり、物陰に隠れながら危険エリアの深部に歩を進めてみた。

 すると……。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 画面右に、“犯罪者を無力化し、証拠を確保せよ”と突発的に発生したジョブのお知らせがw マジかよ……。戦えってか……(((( ;゚д゚)))   

 とはいえこちとら、モウワー中尉戦で実戦経験を積み、その後も街のならず者を相手に腕を磨いてきたナイトシティのジャイアンみたいなものである。回復アイテムの使い方も覚えたので(前回の記事参照w)、なんとか問題解決を図ってみるか!!

 てことでまたもや、素手でならず者たちを制圧してみることにした。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 最初は「手こずるかな……」と思い、すぐにでも武器や回復を使えるように心構えをしていたんだけど、

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 思った以上に敵がショボくw 数発殴っただけでジャンジャン無力化できてしまう。

 たまに回転寿司にいくと、隣のグループがやたらと大食いの軍団で、流れてくる寿司という寿司が俺の席の手前でことごとく無力化(つまり直前ですべて食われる)されることがあるが、それを思い出させる光景だったよ^^;;;

 倒した敵は遠慮なく身ぐるみを剥ぎ、

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 ゴミ箱にドボンwww

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 もひとつコイツも……。

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 べつにそのままにしておいてもいいんだけど、ゴミ箱にドドンwww

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 この場所では6人ほどを倒し、アイテムもたくさん回収できたので非常にコスパがよかった!! というのも、欲しかった設計図やレアリティーの高いアイテムも手に入り、

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 一気に身支度も整ってきたから!!w

大塚角満の『サイバーパンク2077』日記/ 第7回 危険だけど、魅力にあふれた街にて

 さあ、この調子で、メインミッションも一気に進めてくれますか!!

 続く!

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大塚角満(おおつか かどまん)

元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。

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