2020年11月4日、セガサミーホールディングスは、セガグループが保有する連結小会社“セガ エンタテインメント”の株式の一部(85.1%)を、GENDA(ジェンダ)に譲渡することを発表した。株式譲渡の実行予定日は2020年12月30日。今回の株式譲渡によってセガ エンタテインメントは、セガサミーホールディングスの連結子会社から外れることになる。
[2020年11月5日15時40分追記]
追加取材の内容を下記記事でアップしました。
セガ エンタテインメントは、ゲームセンターなどのアミューズメント施設を運営するセガグループの子会社。アミューズメント施設運営企業としては国内3位の事業規模で、最近では、ゲームセンターに隣接した店舗でたい焼きの販売などを手掛けていた。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、セガ エンタテインメントは店舗を臨時休業するなど、大きな影響を受け大幅な損失を計上。回復傾向にはあり、セガサミーホールディングスとしてもさまざまな選択肢を検討したものの、その過程でアミューズメント施設事業の拡大に強い意欲を持つジェンダに株式譲渡に関する協議を進めてきたという。
ジェンダは、アミューズメント施設へのゲームマシンのレンタル事業や、オンラインクレーンゲーム事業として、オンラインクレーンゲームサイト“LIFTる。”などを運営。今回の株式取得に合わせて、“当社とセガ エンタテインメント社との協業により、業界を活性化させ、メーカー・オペレーター・エンドユーザー等、関わる全ての人々にとって「より楽しさが増していく」と実感できるようなアミューズメント業界を創り出すことを目指してまいります”と発表している。