日本のさまざまなクリエーターに取材し、英仏字幕付きで海外に発信するYouTubeチャンネル“Archipel”(アルシペル)で、Tango Gameworksの三上真司氏のキャリア30周年を記念したインタビュー映像の後編が公開された。

 今回はクローバースタジオで手掛けたアクションゲーム『GOD HAND』に始まり、須田剛一氏とタッグを組んだ『killer7』や『Shadow of the Damned』、プラチナゲームズと開発したアクションシューティング『Vanquish』、そして現在率いるTango Gameworks設立の経緯や『サイコブレイク』シリーズ、同スタジオの最新作である『GhostWire: Tokyo』に至るまでカバー。

 ディレクターとしてもプロデューサーとしても記憶に残るタイトルを世に送り出してきた同氏のキャリア総括だけに、『バイオハザード』シリーズなどを手掛けたカプコン在籍時代を扱ったパート1に引き続き、単なるタイトルの振り返りには留まらない、さまざまな示唆に富んだ内容だ。

 没になった企画の話などもふんだんに交えつつ、それぞれのタイトルが成り立つに至った背景やゲームデザイン的な意図、成功しなかったタイトルの理由、ネタ(それだけではひとつのパッケージとして成立しないギミック等)とアイデア(ゲーム全体を面白くできる、発想が有機的に繋がっているもの)の違い、そして後進を育てるための奮闘などが語られている。