前回(第5回)の日記はこちら

刻晴ちゃんと歩んでいきます

 前回の日記で、冒険ランク10になるともらえる“出会いの縁”を使って“初心者応援祈願”ガチャを回し、見事最高レアリティーである★5の女子“刻晴(こくせい)”という雷元素のキャラを手に入れた……と書いた。

 刻晴ちゃんとは、↓このコですよこのコ!!

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記事を公開した瞬間から、鳴りやまぬ俺の電話。ゲーム仲間曰く、

 「刻晴はズルい!!! 引きよすぎ!!><」

 「そのカミナリ娘ちょうだい!!><」

 「それ見たら……リセマラするしかねえええ!!!><」

 とのことだが、なあに、そんな大したことねえよぉ^^^^

 でも……。

 そう言われて、悪い気がしないのも事実だ。

 正直、★5のキャラが引ければラッキーで、ダメだったとしても……ここまでいっしょに冒険してきた香菱やノエルに愛着が湧いていたのでリセットする気もなかったんだけど、刻晴をそんなにうらやましがられたら……もうこれで続けるしかないよねぇ~~~^^

 前回の日記で、

 「刻晴を引いた瞬間、プレイのモチベーションが2000%くらい爆上げされた」

 と書いたが、ゲーム仲間の羨望のまなざしを浴びて……やる気は3万%上昇のストップ高になったわ。こういう、ガチャでメンバーをそろえていくタイプのゲームは、“引き”によってバイオリズムが乱高下するんだよなあw

 さてそんな刻晴ちゃんだが、何度も言うように雷元素の女子である。

 使う武器は、片手剣。構えると、↓こんな感じであります。

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 うひょ~~~!! クール~~~!!!

 でも、かっこいいのは見た目だけじゃないのだ。

 『原神』の世界には、片手剣、両手剣、弓、槍、法器という5つの武器種が存在する。キャラクターが扱える武器種はひとつのみで、それぞれが“〇〇(武器種)特化型”ということになる。

 丸5日ほど遊び込み、それぞれの武器種を使い込んでみたところ、つぎのような特徴が見えてきた。

  • 片手剣:もっともポピュラーな武器。斬撃の出が早く、テキトーに攻撃ボタンを連打しているだけで華麗な立ち回りができてしまう、ダントツでオススメの武器種だ。
  • 両手剣:重いため攻撃速度が遅いのが難点だが、振り回しているだけで範囲攻撃になるので敵が多いときに重宝する。また、フィールドにある鉱石は両手剣で壊すのが圧倒的に速いので、散策に向いている武器と言える。
  • 弓:遠距離攻撃が得意であり、さらに狙い撃ちで敵の弱点にピンポイントで攻撃できるかっちょいい武器種。最大までチャージして放つ矢は元素攻撃になるので、使い方次第では非常に便利である。
  • 槍:長尺の連続攻撃が気持ちいい、機動力に優れた武器種。片手剣同様、軽くて扱いやすいので、攻撃ボタンを連打しているだけでどうにかなってしまう万能タイプ。
  • 法器:通常攻撃も重撃も元素攻撃になるという、元素好き(?)にはタマラナイ武器種が法器だ。射程が長く、しかも元素攻撃なので、敵に不利益を与えるには持ってこいと言える。

 こんな感じだろうか。

 そして刻晴は片手剣使いなわけだが、他の同種キャラと比べても攻撃が速く、目にも止まらぬ連撃をくり出してボスもザコも圧倒する。

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 しかも、後述するが雷元素なのでダメージ増を見込める元素反応を引き起こしやすく、加えて元素爆発の“天街巡遊”が強烈な範囲攻撃なので、あらゆる場面で活躍できること請け合いなのであります!!

 ちなみに、天街巡遊を放ったときのエフェクトがメチャクチャかっこいいので自慢のためお見せしますね^^

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 ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!

 これに巻き込まれたら、たいていの敵が大ダメージ必至!! よって刻晴はフィールドでもダンジョンでも、現在進行形で大活躍してくれているのだ。

元素反応をバトルで使う!

 さてここから、『原神』のバトルシステムのキモとなっている“元素反応”について簡単に書いていこう。

 この世界に暮らす各キャラは7つの元素のうちのどれかひとつを司っている……と過去の記事でも書いたけど、それらはバトル中でもふだんの生活でも有機的に反応を起こし、いろいろな効果をもたらすからおもしろいったらない。この元素反応を有効活用できるかどうかで、バトルの成否や、散策の快適さが格段に違ってくるので、ある程度は覚えておくといいかもしれない。

 ……と、最近になって痛切に思っている(苦笑)。

 序盤は、攻撃ボタンを連打するだけのガチャプレイでもなんとかなったけど、敵のレベルが上がってきたり、何らかのギミックを纏っていると「うりゃうりゃうりゃ!!」と殴っているだけではまったく通じず、ヘタをするとアッと言う間にHPを削られて天に召されていた……なんてことも平気で起こるんだよこのゲーム((((;゚Д゚))) そんな事故を防ぐためにも、いくつかの元素反応は覚えていきたいと思いました!!w(切実)

 各元素の関係は、↓こんなふうになっているらしい。

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 この図は、東京ゲームショウ2020の『原神』公式生放送で公開されたものだ。ぶっちゃけ、これを見ただけではよくわからんのだけど……なんとなく、刻晴の雷元素は他の元素と反応しやすいってことが、真ん中の図を見るとわかるでしょう。

 では、実際にバトルで使ってみよう。

 上の図で見ると、雷と氷を反応させると“超電導”が起こる。そこで、最初から氷を纏っていたスライムに刻晴の元素攻撃を当てたところ……!

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 デタ!!!w 超電導!!!w

 超電導は実際にある現象だが、『原神』での効果は“範囲内の敵の防御力を下げ、氷ダメージを与える”というもの! 広範の敵の防御を下げて、さらに範囲ダメージを与える使い勝手のよさが病みつきになり、最近はパーティーに刻晴と、氷元素のガイアを入れて遊ぶことが多いです。

 続いて、↓こんなの。

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 “蒸発”という文字が見える。これは、火元素と水元素が触れたときに起こる反応で、その瞬間に大ダメージを与えるらしい。

 また、↓こんなのもある。

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 “過負荷”……と言っても、『変身』とか書いた作家じゃないぞ(あたりめーだ)。これは炎元素と雷元素が触れたときに起こる反応で、範囲内の敵に大きな炎ダメージを与えてくれるらしい。また効果内にある堅い物質も破壊してくれるらしいので、非常に便利な元素反応と言えよう。

 もうひとつ、↓これも紹介したい。

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 “結晶”の文字が見えるが、これは“結晶化”という元素反応だ。

 これはちょっとおもしろくて、火、雷、水、氷のいずれかの元素が付着している敵に岩元素がぶつかると起こり、その瞬間に元素が気化してプレイヤーキャラに“元素シールド”が張られるのである。このシールドは一定量のダメージを防いでくれるので、岩元素のキャラがメンバーに入っているときは積極的に結晶化を狙っていきたいところである。

 このほかにもいろいろあるが、あえて狙わずとも戦闘中にキャラをガシャガシャと入れ替えて立ち回っているうちに、勝手に(乱暴な言い方だがw)元素反応が起こることが多いので、慣れないうちはテキトーにやっても問題ない。でも、元素反応を狙えるようになったら……『原神』のバトルが、格段に楽しくなることを保証いたします!

 続く!

大塚角満(おおつか かどまん)

元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。