前回(第3回)の日記はこちら
このゲームのキモだ!
いろいろな問題をはらみつつも……ゲーム自体はとてもおもしろいので、毎日コツコツと進めているよ『原神』!! だからこそ……余計な心配をする必要なく、心の底から楽しめるようにしてほしい!! と、切に切に願うばかりである。
さて。
コツコツ……というわりには連日数時間はログインし、広大なフィールドをパタパタと走り回っている。
もうね……!
時間とともに刻々と目の前で展開するアニメ長の大パノラマを見ているだけで、込み上げてくるワクワクを止められなくなり、
「イャッホーーーーーイ!!!www」
「ウッホーーーーーーイ!!!www」
と、年甲斐もなく大はしゃぎ(苦笑)。
フィールドのあちこちで、
ほどよくたくさん(ヘンな言い方だな)配置された宝箱を開けたり、
そこら中に生えている野菜や木の実を採取したり、
火元素の攻撃で意味なく草木を燃やしたりと、見ること、やることがすべて新鮮で楽しく、本気でこのバーチャルな世界で暮らしているような気になってしまう。心情的には完全に、
“GoTo原神”
になっていると思うわw
そんな、オープンワールド系ゲームのウリのひとつであるフィールド散策だが、この『原神』というゲームはシステムの根幹に据えられている“元素”という概念によって、より深く、より興味深い冒険を実現しているからタマラナイ。元素の理解を進めることで、旅はより快適で効率的なものになる……という話をこれから書こうと思う。
元素を冒険に役立てる!
おさらいになるが、『原神』の世界(“テイワット”という)は“7つの元素”によって形作られている。
存在する元素は、風、水、氷、炎、雷、草、岩。
これは、他のゲームやファンタジーで言うところの“属性”のようなもので、登場するキャラクターはすべて、この7つのどれかの元素を司っているらしい。ていうか、そうなっている。
「それにしても……」
とついつい考えてしまうのが、7つの元素の中でも飛び抜けて異彩を放っている“草”であろう。
炎や雷にイメージされる侵略するような攻撃力も、岩や氷に見る頑健さも、草は持ち合わせていない。
もしも自分がテイワットに生まれ落ちて、司る元素が草だったとしたら……!! 考えるだけで、冷や汗が出る。
おそらく、子どものときは問題ないだろう。
「角満ちゃん、草なんだってね~^^ なんだかかわいい~^^」
と、幼馴染の女の子にも植物由来の穏やかな雰囲気と落ち着きをホメられて、悦に入ることもできただろう。
でも……やがて成長し、物心がついて、思春期を迎えたりしたら……!!
まわりにイケメンの風使いや屈強な炎のスポーツマンがはびこっている中、俺はひとり草である。これはじつに特殊な状態であると言わざるを得まい。
要するに、草元素は飛び抜けて“文化部”のイメージなのだ。現実世界にも“草食系男子”なんて言葉があるけど、とことん戦闘とは不向きな雰囲気で、争いごとを好まない平和主義な感じ……。そんな草元素が、あらゆるところに敵が跋扈するテイワットで、どれほどの存在感を見せてくれるのか!?
俺は他のゲームでは徹底的に木属性にこだわってプレイしている人間なので、どうしても草元素に肩入れしたくなってくる。草は草で、きっと彼らにしかできないとてつもない役割があるに違いない。それを期待しながら、ゲームを進めたいと思う。
そんな元素だが、おもな使い道はやっぱり戦闘となろう。
ボタンを押しまくるだけのガチャプレイでも問題なく立ち回れるのだが、『原神』のバトルの醍醐味はやはり、各キャラの元素を組み合わせての“元素反応”を使いこなすことにある。でも、元素反応について書き始めると長くなるので、それは別の記事で改めようと思います。
そう、フィールドを散策する話を書いていたのだ。
じつは冒険時の移動や採取においても元素は密接に関わっていて、その役割を知ることでより快適な原神ライフを送ることができるのであるよ。
フィールド散策のときにもっとも役に立つ元素は“火”だろうな。
たとえば、この世界のあちこちには宝箱が置かれている……と前半で書いたけど、中には↓こんな意地悪な設置をされているものもあるのだ。
いばら~~~ん……www
トゲの生えた巨大な茨が宝箱にからみつき、
「開けちゃならねえ!! 触るでねえだ!!!」
と主張している。そして実際、このままでは触れることすらできない。
そこで取り出すのが……火の弓使い・アンバーの炎の矢(通常攻撃な)である。
これを宝箱めがけて放つと……!!
覆ってた茨が燃え尽きて、見事お宝ゲットに!!!
この応用で、たとえばダンジョンで茨が道を塞いでいるときも、
アンバーの弓で消し炭にし、その先に進んだり、隠されていた宝箱を手に入れることもできる。
彼女はストーリーを進めれば勝手に仲間になってくれる観音様みたいな女の子なので、ぜひ有効利用したいところだ。
同じように、氷の元素は↓こんな感じで活用できる。
水の中にトゲが植わってて通れないとき、
氷使いが水面を凍らせて通路に!!
このように、元素の特性を知ることで冒険の幅が大きく広がるのでありました。
続く!
次回(第5回)の日記はこちら
大塚角満(おおつか かどまん)
元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。