2020年8月18日14時より、エレクトロニック・アーツの人気バトルロイヤル型FPS『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』のシーズン6がスタートした。

 シーズン6では新レジェンド“ランパート”や、エネルギーアモを使うボルトSMGなど新たな要素が登場。さらに、R-99のケアパッケージ武器化、そしてボディーシールドがすべて進化シールドに変わるなど、環境が大きく変化した。

 本記事では、シーズン6を実際に体験した所感をお伝えしていこう。

『Apex Legends』ついにシーズン6が開幕!ランパートや新武器、新たに追加されたクラフトシステムなどの所感をリポート_01

ランパートの使い勝手は? プレイ時の所感を紹介

 新レジェンドであるランパートは、バリケードやミニガンを設置するアビリティやアルティメットを保有している。パッシブではLMGやミニガン使用時の装弾数が増え、リロードも高速になるため、スピッドファイアやディヴォーションとの相性がいい。

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 戦術アビリティの増幅バリケードはかなり便利な代物で、一定のダメージを防ぐだけでなく、バリケードの内側から撃った弾のダメージ量を増やす効果を持っている。

 最大で5つまで設置できるので、屋根上などで四方に設置すれば周囲から身を守る遮蔽物にもなり、有利ポジションを確保しやすい。

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 バリケードはダメージを増幅する上部のシールドと、下部の盾部分でそれぞれHPが分かれており、上部のシールドが破壊された後も遮蔽物として機能してくれる。

 しゃがんでリロードやシールド回復をする際の壁としてはもちろん、ダウンした味方を守る場合にも活躍。とくに遮蔽物の少ない場所での戦闘では重宝することになるだろう。

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味方を蘇生するときの安定感がグッと増す。

 ダメージ増幅の効果も強力で、とくに一撃の威力が高いスナイパーライフルで狙い撃つ際は致命傷を出しやすくなる。正面からの銃撃戦ではすぐに増幅シールドは壊されてしまうものの、一方的に狙える場面での効果は絶大だ。

 シーズン6からアーマーのライフが25減少したこともあり、ヘッドショットによる一撃必殺を狙える可能性も増した。

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増幅効果なし、トリプルテイクでヘッドショットを決めた場合のダメージは138。
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バリケード内からヘッドショットを決めた場合は168。シールドが育っていなければ一撃で倒される可能性も。

 おもにバリケードとセットで使うことになるアルティメット“ミニガン「シーラ」”も、非常に強力な武器になっている。設置すれば誰でも使用できるが、ランパートが使えば弾薬は173発、さらに壊されない限り弾薬は無限にリロードできるという破格の性能だ。

 加えて、銃撃時のリコイル制御もさほど難しくなく、全弾撃ってもそこまでぶれることがない。撃っているあいだは無防備になるものの、バリケードと併せて使えばとんでもない強さを誇る。

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倍率変更もできるので、遠くの敵も狙いやすい。
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全弾でおおよそ3000ダメージほど叩き出せる圧倒的な強さ。

 ここまで紹介してきた通り、性能だけ見るとランパートはかなり強力なレジェンドになっている。とはいえ、バリケードは破壊されやすく、クリプトのEMPを受ければミニガンは一時的に使用不可になる欠点も。

 バリケードは設置される瞬間に撃てば即時破壊できるようになっており、真っ向勝負で撃ち合っている場面なら対策は難しくない。また、ミニガンを撃っている最中は格好の的なので、引き際を間違えれば相手に反撃の機会を与えてしまう場合もある。

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バリケード上部さえ壊れればダメージを与えられるので、ミニガンを使っている敵はダウンさせやすい。

 いつでもどこでも超強力というわけではなく、有利ポジションを確保した上での強さと言えよう。それにしてもバリケードは応用が効き、かなり使い勝手のいいレジェンドであるとは感じさせる。

 パルスの収縮位置を確認できるクリプトなどのレジェンドとチームを組んで使うと、真価を発揮しやすくなるはずだ。パルスに追われる敵をミニガンで一掃する爽快感は格別なので、ぜひ一度使ってみてほしい。

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屋根上にバリケードを設置すれば安心して狙い撃てる。
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弾薬の多いミニガンなら、スモークを焚かれようと問題ナシ!

R-99がケアパケ武器に!新武器のボルトSMGは反動が少なく使いやすい!

 続いて、武器の変更点についても触れていこう。

 今回新たに登場したボルトSMGは、エネルギーアモを使う初めてのサブマシンガンだ。アタッチメントはバレルスタビライザーと標準ストック、さらに復活した拡張エネルギーマガジンを装備できる。

 ハボックライフルやディヴォーションに比べて一発の威力は劣るものの、発射レートが早く、反動も少ないためかなり扱いやすい武器だ。難点があるとすれば、序盤に手にすると弾薬不足に悩まされることだけ。

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 一方で、ターボチャージャーの復活により、ハボックやディヴォーションも引き続き優秀な武器として君臨している。アタッチメントが揃っているならディヴォーション、ターボチャージャーがなければボルトSMGといった使い分けになりそうだ。

 反動はクセが強いものの、ターボチャージャーを装備したハボックの速射は目を見張るものがあり、シーズン6ではエネルギー武器を持つ人も増えそうな印象だ。

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 そして、これまで多くのプレイヤーが使用してきたR-99はケアパッケージから入手できる武器へと変化。弾薬数は初期装弾分も含めて192発で、ライトアモを使用することもできない。

 反動も少なく、瞬間火力は間違いなくトップクラスだが、やはり気になるのは弾薬消費の激しさ。すぐに弾薬が底を尽きてしまうので、1~2部隊撃破したらすぐに武器を切り換えることになるだろう。

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 そのほかにも、スナイパーアモのスタックサイズが増加したことや、トリプルテイクは自動的にプレジションチョークが装備された状態になるなど、細かな変更点もあった今回のアップデート。

 ランパートのバリケードの効果も含め、シーズン6ではスナイパーライフルやエネルギー系武器が活躍することになりそうだ。

クラフトシステムは使える!? 新機能でアタッチメントの入手が楽に

 今回の大きな追加要素として、バトル中にクラフトができる機械“レプリケーター”が追加された。

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 これは、マップ上に配置された材料を集めることで、弾薬やアタッチメントなどをその場で作り出せる機能。何でも作り出せるわけでなはく、デイリーやウィークリーでそのラインアップは変わるようだ。

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作りたい物を選び、一定時間が経過するとアイテムが手に入る。

 クラフトに必要な材料はサプライボックスを開けた際や、各地に材料が手に入る機械から入手できる。バックパックに入るわけではないので、機械を発券したらとりあえず材料を確保しておくのがよさそうだ。

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 ほしいアタッチメントがない場合も、アーマーを進化させるのに使えるので材料を集めておいて損はない。クラフトでアーマー進化に必要なポイントを減らせるので、戦闘をする機会が少なくてもボディーシールドを強化できる。

 ただし、クラフト中は自身のボディーシールドがなくなり無防備な状態になるので、周囲に敵がいないことを確認してから使う必要があるだろう。周囲に敵が降りず、なおかつクラフトできる機械があれば、序盤から青アーマーまで成長させて戦いに挑めるので、降下ポイントの選定にも影響が出てくるかもしれない。

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 シーズン6のアップデートにより、アンビルレシーバーやターボチャージャーの復活、ボディーシールドの仕様変更など環境が大きく変わった印象を受ける。クリプトやブラッドハウンドがビーコンを使用できるようになったため、レジェンドのピックにも変化がありそうだ。

 本記事で触れなかった仕様変更や追加要素については別記事にて紹介しているので、こちらもぜひ確認してほしい。