2020年7月1日、『レイジングループ』のディレクターでシナリオを担当したamphibian(あんひびあん)氏が、2020年6月30日付でKEMCOを退社したことをTwitterで報告した。

 氏は、一連のツイートの中で退社の理由を、「一身上の都合」とし、「直近のプロジェクトを通し、力不足を痛感したため」と話した。なお、「会社側とはきちんと話をし、円満に退職」しているとのことだ。

 また、amphibian氏はKEMCOで新たな伝奇ホラー『RD(仮)』を開発中だったが、「在職中に手がけたもの、その関連作、および、将来的に作ると発表していたものについては、amphibianの手を離れることとなります」とし、開発が続けられるのか中止になるのかなどは不透明な状況だ。

 今後については、「状況が変わり次第、Twitterなどでご報告できればと思います」とした。

 氏の代表作『レイジングループ』は、“人狼”をモチーフにしたテキストアドベンチャー。2015年12月にスマートフォン向けに配信開始されると、口コミで人気を呼び、2017年の週刊ファミ通“アドベンチャー総選挙”では7位に入賞。家庭用ゲーム機向けにもプレイステーション Vita、Nintendo Switch、プレイステーション4でダウンロード版が配信されており、プレイステーション4ではパッケージ版も発売されるなど、異例のスマッシュヒットとなった。

 なお、amphibian名義とTwitterアカウントは引き続き使用されるとのこと。amphibian氏のさらなる活躍に期待したい。

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