過酷なサバイバルで役立つ知識を身につけよう

 2020年6月19日にソニー・インタラクティブエンタテインメントより発売を迎える、プレイステーション4用ソフト『The Last of Us Part II』。物語の舞台は、前作『The Last of Us』より5年後の世界。19歳に成長したエリーが主人公となり、復讐劇が描かれる。

【ラスアス2】『The Last of Us Part II』攻略。過酷な世界で生き残るためのサバイバルガイド_01
主人公は、前作でジョエルとともに過酷な旅を乗り越えて成長したエリー。ジャクソンで平穏に暮らしていたが、ある出来事から復讐を誓い、街を後にした。

 本記事では、謎の寄生菌の感染爆発で崩壊した世界で生き抜くために、寄生菌に侵されて人類を襲う感染者や、エリーと敵対する勢力のワシントン解放戦線(通称WLF)、セラファイトの生存者たちとの戦いかたを伝授する。本作から追加された新要素もあるので、前作の過酷な旅を乗り越えた人も、ひと通り目を通してから旅立ってほしい。

敵との戦闘はステルスキルがセオリー

 崩壊した世界では、弾薬や資源はとても貴重。もともと限られた量しか入手できないうえ、ゲームの難度が高くなると、手に入る量はさらに少なくなる。また、銃撃音がする武器を使うと、周囲の敵に気づかれて囲まれやすいという難点も。敵に発見されると増援が登場することもあるので、敵に気づかれることなく全滅させるのが理想だ。

 そこで役に立つのが、敵の背後からしゃがみ移動でそっと近づいて倒すステルスキル。掴んだ敵は首を絞め落として倒せるので、弾薬を節約できるほか、静かに倒せるぶん、周囲の敵に気づかれにくいのも利点。ノーキルプレイにこだわるのでなければ、ステルスキルで敵をすべて排除し、落ちている弾薬や資源がないか、くまなく探索してから先に進むといい。

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掴んだ敵が人間の場合は、盾にして近くの人間を先に片付けることも可能。もたもたしていると掴んだ敵に反撃されるので、ほかの敵を急いで処理して倒すように。

 ステルスキルは完了するまでに時間がかかるため、敵を絞め殺しているあいだに、ほかの敵に見つかる可能性もある。周囲の敵の動きを観察し、ほかの敵から離れたときや、ほかの敵の死角となる場所に来たときなどを狙うと安全だ。

 また、敵が人間の場合は、仲間の死体を発見すると警戒態勢になり、監視がきびしくなってしまう。死体を運んで隠すことはできないので、キルする前に掴んだ状態で発見されにくい場所まで移動するのが基本だが、逆に死体を使っておびき出したところを狙い撃つのもひとつの手。狙撃するときは、音の出ない弓やサイレンサーを付けたセミオートピストルを使うと、ほかの敵に気づかれにくいのでオススメだ。

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弓やサイレンサー付きのセミオートピストルを使うときは、ヘッドショットを決めるのが理想。矢や弾薬を温存できるうえ、一撃で倒せばほかの敵に気づかれにくい。
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敵の動きを観察するときは、聞き耳のシステムが役に立つ。壁の向こう側にいる敵の動きがわかるので、移動ルートなどを把握しやすい。

 また、ストーリーが進むと、敵に発見された状態で戦闘が始まるケースもある。数に物を言わせて襲ってくることが多いので、その場合は安全な場所に移動しながら近くの敵を撃退すること。パートナーがいるときは、仲間をオトリに使うのも有効だ。仲間に隠れながら移動し、仲間を襲っている無防備な敵を狙おう。

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本作では新たに、敵の近接攻撃を避ける“回避”のアクションが追加された。画面にボタンが表示されたときに、タイミングよく入力すると回避が成功する。

 さらに、感染者と敵対勢力の人間が同時に出現することもある。この場合は、レンガや空き瓶などを使ってわざと音を立てて、感染者と敵勢力の人間を戦わせて漁夫の利を得ることもできる。戦闘を楽に切り抜けられるので、敵が同時に出現したときはぜひ狙ってほしい。

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あちこちに落ちているレンガや空き瓶は非常に便利。音を立てて敵の注意を向けられるほか、敵にぶつけてひるんだスキに掴んだり、攻撃したりすることが可能だ。
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伏せる(ほふく)も本作から追加された新アクション。しゃがんだ状態よりも敵に発見されにくく、背の高い草むらや自動車の下など、敵に気づかれにくい場所をほふく前進で移動できる。

感染者5種の特徴と対処法

 感染者は寄生菌の感染段階に応じて、ランナー、ストーカー、クリッカー、ブローターに分類でき、本作では新たにシャンブラーと呼ばれる新種の感染者も立ちはだかる。感染が進むほど手強くなるので、倒さなくても先に進めるなら無視したほうが安全だ。

 戦う必要があるときは、強力な武器を出し惜しみなく使って短時間での撃破を目指そう。各感染者の特徴や対処法は、下記を参考に。いずれの敵も先制攻撃を仕掛けて倒すのが理想だが、見つかったときは囲まれないように一度距離を取り、近づいて来る敵から各個撃破すること。ちなみに、感染者は懐中電灯の光を感知しない。人間がおらず感染者のみしかいないのであれば、しっかり懐中電灯を点けて、周囲をよく確認して立ち回ろう。

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接近してくる敵を迎え撃つときは、ショットガンの出番。できるだけ引きつけてから撃つようにすると、大ダメージを与えやすい。
  • ランナー:感染の初期状態。視力と聴力で獲物を見つけて襲う。背後からそっと近づき、ステルスキルで倒すといい。
  • ストーカー:感染が進み、視力が弱まり聴力が発達した。ランナーと同じく、背後からステルスキルを狙おう。
  • クリッカー:頭部が原型を留めないほど変形した、感染後期の姿。視力を完全に失った代わりに、聴力がさらに発達している。ステルスキルで倒せるが、ゆっくり近づいても気づかれやすい。掴まれると即死するので、無視して進むのも手。
  • ブローター:感染が末期まで進んだ最強の感染者。タフなうえ、中距離攻撃を行う非常にやっかいな敵。ナイフなどでダメージを与えられないので、接近戦を挑むのは厳禁。ある程度距離を取ってダメージを与えよう。火に弱く、火炎瓶を使うと倒しやすい。
  • シャンブラー:本作から登場する新種の感染者。その姿はブローターに似ており、近づくと酸性のガスを放出して攻撃してくる。基本的な戦いかたはブローターと同じ。火炎瓶を出し惜しみせずに使おう。
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ブローターやシャンブラーに火炎瓶を使うときは、敵との距離に注意。近くの敵に投げると、火炎瓶の炎に巻き込まれてダメージを受けてしまう。必ず距離を取ってから使おう。

犬を連れたWLFのメンバーは要注意

 WLFの中には、犬を連れた者がいることも。嗅覚が優れた犬は、エリーの匂いをたどって追跡してくる非常にやっかいな敵。前作のように、その場に留まっていてもいずれ発見される可能性がある。

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聞き耳を立てると、エリーの匂いの痕跡を視認できる。これを利用すれば、犬がエリーの匂いに気づくかどうかを察知しやすい。

 犬に匂いを気づかれたときは、その場からすぐに移動するか、レンガや空き瓶を投げて気をそらすように。犬と飼い主が仲間から離れたタイミングを狙って、火炎瓶などで一網打尽にするのも有効だ。飼い主の命令に従っているだけの犬を手にかけるのは、胸が痛むかもしれないが、放っておくと危険なので心を鬼にして対処してほしい。

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犬は、火炎瓶で飼い主ごと倒すのが堅実。小柄なぶん狙いにくいが、ヘッドショットも有効なので、腕に自信があるなら犬と飼い主を個別に狙って倒してもいい。

限られた資源を取り逃がさないために

 弾薬や資源は、いたるところに落ちている。敵が出現しないエリアでも、注意を怠らずに隅々まで探索しながら進むようにしたい。

 逆に敵が多いエリアでは、無理に資源回収にこだわりすぎると、敵への対処で逆に手持ちの弾薬や資源を消費すぎて差し引きマイナスになることもあるので注意しよう。

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本作では、近接武器やレンガ、空き瓶、銃器を使って窓ガラスを割れるようになったのもポイント。怪しい場所は窓ガラスを割って室内に侵入し、探索を行おう。

 資源を回収して手持ちがいっぱいになったときは、何か作成できるアイテムがないか、チェックするクセをつけるのも大事。アイテムを作成すれば、資源を持てる量に余裕ができるので、限られた物資を無駄にしなくてすむ。

 また、暗証番号が設定された金庫が置かれていることも。金庫の中には、大量の弾薬や資源のほかに、複数の武器を装備できるホルスターや、後述のサバイバルガイドが置かれていることもある。暗証番号のヒントは金庫の近くに置かれているので、金庫を見かけたときは、周囲をくまなく探索してヒントを見つけよう。

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金庫の近くで、遺物に書かれた暗証番号のヒントを発見。結婚記念日がわかれば、金庫を開けることができそうだ。
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金庫の中には大量の物資のほかに、貴重な品が入っていることも! この金庫で発見したホルスターは、複数の武器を装備できるようになるアイテムだ。

エリーの強化と武器のカスタマイズ

 サプリメントはエリーの強化に、部品は武器のカスタマイズに使うアイテム。エリーの強化はメニュー画面でいつでも行なえるが、武器のカスタマイズは作業台がある場所でしか実行できない。

 強化で習得できるものは、“サバイバルガイド”を入手すると増えていく。強化することでエリー自身が強くなるほか、工作したときに手に入るアイテムが増えたり、アイテムの効果が強力になったりする。1周のプレイですべての項目を覚えることはできないので、プレイスタイルに応じて優先して習得するものを決めるといい。

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強化できるツリーは、サバイバル、工作、ステルスなど、全部で5種類。ツリーごとに5つの項目が用意されている。まずは、最初から習得可能なサバイバルを強化していくといい。

 また、武器の強化は前作から仕様が変更された。前作では、工具箱を入手することで武器の改造段階が増えていったが、本作には工具箱が登場せず、武器の各項目はそれぞれ1段階ずつカスタマイズできる。サプリメントを使った強化と同様に、武器のカスタマイズも1周ですべてを強化することはできない。やはり優先順位を付けてカスタマイズしていくことになるが、迷ったときは、ひとまず弾薬の装填数を増やしておくのがおすすめだ。

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プレイスタイルにもよるが、被害を抑えながら進むためには、弓や、サイレンサーを付けられるセミオートピストルが役に立つ場面が多い。これらの武器は、優先してカスタマイズしておいても損はない。

攻略に役立つ“アクセシビリティ”機能

 本作は、60種類以上にも及ぶアクセシビリティ機能が搭載されている。アクセシビリティ機能とは、操作やユーザーインターフェース(UI)などを、プレイしやすいように細かく設定できる機能のこと。デフォルトのまま遊んでも快適にプレイできるように調整されているが、アクセシビリティ機能を駆使することで、攻略しやすくできる。

 たとえば、戦闘アクセシビリティのページには、人質が逃げない、仲間が捕まらない、敵が回り込まない、敵の感知能力低下、敵の射撃能力低下といった、ゲームの難易度に直接影響する設定も。敵が手強いと感じたときは、これらの設定を変更するのも有効だ。

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ゲームの難易度は、メニュー画面でいつでも変更可能。プレイヤーの強さや敵の強さなど、項目ごとに難易度の設定を細かく行えるようになったのも、プレイヤーにやさしい。
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環境によっては、画面上の情報をカスタマイズすることでよりプレイしやすくなる。文字の色や大きさを見やすくカスタマイズすれば、よりプレイが快適になるかも。
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操作設定のカスタマイズも便利。ボタン連打操作を、ボタン長押しに変更することもできる。

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