卓球の水谷隼選手はすごいアスリートだ。
- 全日本卓球選手権男子シングルスで優勝10回(史上最多)
- 北京から3大会連続でオリンピックに出場
- 『クラッシュ・ロワイヤル』(以下、クラロワ)好き
- 2016年のリオデジャネイロ大会では、オリンピックシングルスで日本人初のメダリストに
- 『クラロワ』が好きすぎて大会まで開催
5歳から卓球を始め、ベテランと言える年齢に差し掛かったいまなお日本の卓球界をけん引する大エースである。
お気づきかと思うが、上記に気になる内容を混ぜてみた。3つ目と5つ目。そう、水谷選手は『クラロワ』プレイヤーなのである。しかも、ふつうに遊ぶだけでなく、自分で大会を開催するほどの熱量だ(『クラロワ』には最大1000人で大会を開く機能がある)。
クラロワ1000人大会みんなでやりましょ
— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun)
2020-04-10 21:56:31
『クラロワ』はフィンランドのSupercell社が開発・運営するスマホ用の戦略ゲーム。8枚のカードでデッキを編成して相手と対峙し、送り出したユニットで敵陣のタワーを破壊すれば勝利となる。
戦略性の高さから世界的な人気を誇り、2017年には国際的なプロリーグが発足。2019年8月には高校生eスポーツ大会“STAGE:0”の競技タイトルにも採用されている。
水谷選手は2020年4月11日に1000人大会を初開催し、5月11日に開催した2回目の大会はなんと賞金制だった。
このツイートのいいね
— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun)
2020-05-09 14:35:16
専門家のアドバイスを受けて策定したという参加ルールは“参加費無料、賞金は水谷選手のポケットマネー”というもの。優勝賞金は告知Tweetのいいね数×3。1万4684いいねだったので、4万5000円ほどだ。
eスポーツ大会でたびたび話題に挙がってきた賞金問題は、金額や提供元がカギとなることが多かった。参加費を取らないオープン大会で、主催者自身が賞金を出し、しかもそれが大人なら自費でも違和感のないレベル。これなら法的にも倫理的にも問題はなさそうだ。
大会お疲れ様でした
— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun)
2020-05-11 22:13:23
また、第2回大会の大会名は“来週もやります”、パスワードは“再来週も”。定期開催フラグを自分からアピールする姿勢が頼もしい。
20時からよろしくお願いします
— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun)
2020-05-11 19:15:12
ちなみに、メジャーリーガーの田中将大選手も『クラロワ』1000人大会を開催したことがある。『クラロワ』プレイヤーからしたら、水谷選手も田中選手も『クラロワ』仲間のようなもの。彼らの活躍にも注目してみよう。