新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の発令と外出自粛など、いつもとはまったく違う社会情勢の中で迎える今年のゴールデンウィーク。時間もあって、外出もできないとあるのならゲームをプレイしようということで、ファミ通ドットコム編集部員がオススメするゲームを今日から毎日紹介! 気になるゲームがあったら、この機会にぜひプレイしてみてほしい。

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堅田ヒカルのおすすめソフト

『ファイナルファンタジーVII リメイク』

自信を持って勧められる最先端、最高峰のJRPG

 ファミ通.comの読者なら、もはやオススメされるまでもなくプレイしている人が多いかもしれない本作だけど、改めてオススメする。寿司屋なら「そのネタはもう食ってるよ」と言われるところかもしれないけどオススメする。もうひと皿食え。それくらいおもしろい。

 どんなゲームかというのは、下記関連記事にまとまっているので、こちらもお読みいただければと思う。

 かいつまんで説明すると、1997年1月に発売されたプレイステーション用ソフト『ファイナルファンタジーVII』(『FFVII』)のリメイク作品で、プレイステーション4に合わせてハイグラフィック化、システムの大幅な刷新、物語に新たな肉付けがなされている。ストーリーは分作となっており、本作ではミッドガル脱出までが描かれる。

 もともと『FFVII』は『ファイナルファンタジー』シリーズの中でもファンの多い作品で、本編の2年後を描いた映像作品『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』や、同じ世界で描かれる派生作品もある。

 『FFVII リメイク』はまさに“待望の”とか、“待ち焦がれた”という言葉が似合う作品だ。そして、本作は、その熱量の高いファンの期待にみごとに応えている。

※以下の関連記事でファミ通.com編集長の世界三大三代川が「原作へのリスペクトがすごい」と語っていたりするのでそちらも見てみてね。デバッグやってたそうな。へえ。

 何しろ、20年以上にわたって「俺はティファ派だ」、「エアリス派だ」と激論を交わしているファンが存在するほど愛され続けている作品である。下手なリメイクは絶対にできない、開発陣にはそんなプレッシャーもあったんじゃないかなと想像する。

 でも、きっとそのプレッシャーも糧にして、2020年の新たな『FFVII』を作り上げた。

ティファ・エアリス論争に、本作ではさらに第三勢力“ジェシー派”がさっそうと現れることになるんだけど、この話をすると長くなるので、割愛!

 『FFVII リメイク』について語りたいポイントはたくさんあるけど、個人的にもっとも気に入ったのは戦闘だ。とても楽しい。

 アクションの要素が取り入れられているが、魔法やアビリティを使用する際は時間がほぼ止まってゆっくり作戦を考えられたり、仲間には割と頻繁に指示しないといけなかったりと、『FF』シリーズの近作『ファイナルファンタジーXV』よりもかなりコマンドバトル方向に揺り戻した印象だ。

 自分では攻撃アクションを行いつつ、適時仲間に指示を出して魔法を使ってもらったり、操作キャラクターを変えたりする戦闘は、かなり慌ただしくも楽しい。クラウドでゴリ押しているとガードされる敵には、ティファにファイアで焼いてもらったり、エアリスで遠くからチクチク攻撃して体力を削ったりと、キャラクターを使い分けて戦うと、“パーティー”感が出る。

 「敵がこうきたら誰でああして、状況がこうなったから誰がこうして、体力がピンチだからアイツでケアルを掛けたいけど、ATBゲージとMPの量から言うと別のコイツをちょっと自分で操作してゲージを貯めてから回復したほうがいい……」みたいなことを0.5秒くらいで考えて操作し実行する。

 作戦が算段通りにいったときの気持ちよさは、コマンドバトル式の戦闘の“してやったり感”があるし、たとえばティファでたたかう(□ボタン)→強打(△ボタン)→かかと落とし(L1+△ボタン※)など格闘ゲームのコンボじみた操作入力でうまく敵を倒せたときはアクションゲームの爽快感がある。

 『FFVII リメイク』の戦闘の楽しさはそのふたつが融合されたものだ。このバランスがとてもいい。

(※ボタンは初期設定。メニュー画面“BATTLE SETTING”から変更できる。戦闘はコマンド選択のみを行う“クラシックモード”もあるのでアクションが苦手な人も安心)

 そのほかにも、ストーリーの追加部分や背景の作り込み、キャラクターのかわいさや世界のところどころに仕込まれたユーモアなど、語りたい要素はとても多いんだけど、ひとまずこのくらいにする。全部書いていたらひと晩かかる。そのくらい『FFVII リメイク』にはすばらしいポイントが多い。

 とにかく、すべての作り込みがハイクオリティーだ。総合して完成度が高い。グラフィック、ストーリー、キャラクター、モーション、アクションのさわり心地、どこを取っても「ああ、きちんと作り込まれているな」という安心感がある。ちゃんとしている。

 その裏側に掛けられたコストや時間を想像するだけで、開発陣の本気度、力の入れようが感じられて感嘆の声を上げたくなる。部屋のあつらえ、調度品、清掃、照明、すみずみまで快適に行き届いた一流ホテルに泊まって、ホテルスタッフの努力に想像を馳せるように。姿は見えなくてもプロフェッショナルの仕事を感じる(これはたとえ話で、僕はそんないいホテルに泊まった経験はないけど)。

 本作は2020年現在の最先端のJRPGで、最高峰だ。10点満点で評価するなら自信を持って10点をつける。数年に一度の傑作だ。安心して万人に勧められるし、ぜひ多くの人にプレイしてもらいたいと思う。

そのほかのオススメソフト

 『十三機兵防衛圏』は洋ドラにも似た後を引くシナリオで、ゴールデンウィークのような長期休みに一気にガッとプレイするのがオススメ。平日に遊ぶと続きが気になりすぎてついつい夜ふかししちゃうから寝不足になるぞ(経験談)。

 『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』も1995年に発売されたソフトのリメイクで、当時小学生だった僕にとっては『FFVII リメイク』に続いて、たまらない1本。1990年代のスクウェアRPGが立て続けにリメイクされてうれしい悲鳴。

 この勢いで『ブレイヴフェンサー 武蔵伝』とかもリメイクされたりしませんかね? しないか……。

 ちなみに、『FFVII リメイク』、『十三機兵防衛圏』、『聖剣伝説3』はどれも体験版が配信中。ぜひお試しあれ。

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