ベセスダ・ソフトワークスが、FPS『Doom Eternal』がプレイステーション4/Xbox Oneで本日3月26日より発売開始(PC版は発売中)。

 地球を地獄のデーモンから奪還するべく血みどろの戦いが展開される本作では、異形の怪物たちを文字通りちぎって投げて葬り去るハードな描写もさることながら、ゲーム内容もなかなかハード。目の前のデーモンに弾をブッ放すだけの脳筋プレイでは、やがて血の海に沈むことになるだろう。

 というわけで、どんなゲームなのか紹介しつつ、過酷な戦いを生き抜くための術を紹介しよう。

ゲームの特徴:クレバーな思考で大量の敵をさばき切れ!

 本作では、主人公“ドゥームスレイヤー”がデーモンの侵攻を食い止めるため、本拠地“ドゥームの要塞”から地球や火星各地に出撃することになる。

 前作『DOOM』(2016年版)を土台にしつつも尖った作りになっており、FPSとしてのゲームプレイの特徴をまとめると以下のような感じ。

敵がたくさん出る。アグレッシブに動いてくる

  • 入り口出口を閉じられたアリーナでのバトルになることが多い
  • 武器の使い勝手や有効な戦術などを試したい場合、ドゥームの要塞で練習できる

ノーダメージでいることはほとんどできない

  • なので回復や被ダメージを減らすテクが大事
  • 敵の動きを止めるムーブや、爆発などに巻き込んで一気に倒すムーブ、考える時間を作り出すムーブなどが重要になってくる

シークレットやコレクションアイテムなどが秘められた、立体的に入り組んだステージ

  • プラットフォームアクション的なアクロバティックな動きを求められることも
  • 隠しアイテムにより武器や装備の強化を一段と進められる
  • ドゥームの要塞からミッションセレクトが可能で、シークレットなどの回収を後からでも行える
『Doom Eternal』PS4/Xbox One版が発売された超メタルで悪魔的なFPSを紹介。5つのTips(コツ)を習得して過酷な戦場を生き抜け!_07
地球は既にデーモンの侵攻により壊滅状態に。ドゥームスレイヤーの孤独な戦いが始まる。

 道中では、頻繁に複数の敵と遭遇することになる。特に入り口や出口を閉じられたアリーナ形式に変貌し、次々とデーモンが出現する中で動き回って戦うことになるシチュエーションが多い。

 このため、被弾せずにノーダメージで戦うということはほぼ不可能だ。アーマーで被ダメージを減らしたり、的確なタイミングできっちり回復を行うテク、そして敵の動きを止めたり一気に効率的に倒すムーブなどが求められる。

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多少のダメージは覚悟しつつ、攻撃&回復&移動のアクションをフル活用して戦う、アクションRPGのような独特のプレイ感に仕上がっている。

 また各マップは立体的に入り組んだ構成になっていて、その中のさまざまな場所に隠しアイテムやコレクション的なアイテムが設置されている。2段ジャンプやエアーダッシュなどのアクロバティックなアクションを駆使しないと発見できなかったり、到達した先で追加のチャレンジ要素をクリアーする必要があったりもするが、多くの場合それと引き換えに装備の強化ポイントを得られる。

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ステージクリアー後にはクリアー度に応じてさらに強化ポイントが手に入る。

 ただし、常にしらみつぶしに探していく必要はない。各マップの終わりからファストトラベルで中間地点などに戻ることもできるし、一旦クリアーしてしまった後もドゥームの要塞からミッションのリプレイを選択して戻れる(なおリプレイ選択時はファストトラベルが一度抹消され、再度解禁しなければいけない)。

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本拠地からはミッションセレクトが可能。シークレットのチートコードを入手している場合はそれを適用してプレイすることも可能。

生き残るための5つのカギ

1. とにかく動き回る

  • 敵がアグレッシブに動くので、足を止めていると背後から近づかれてボコボコにされたりする
  • 動き回る間に対処すべき優先的な脅威や問題(回復)を判断する
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とにかく追い詰められる前に動いて戦え!

 敵は周囲からドゥームスレイヤーへと迫ってくる。ずっと足を止めて撃っていると、囲まれてしまったり、集中砲火を受けることになりがち。なので足を止めて撃つ時間は最小にとどめ、数体倒したら他が集まってくる前に一旦その場を離れるぐらいがいい。

 マップ内にはジャンプパッドやスイングジャンプ可能な棒、そしてワープポータルなどが存在するので、2段ジャンプやエアーダッシュも利用しつつこれらを活用して追手を振り切り、その間に次の一手を考えるといいだろう。

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上空からのエイム時にスローになる能力はオススメのPerkのひとつ。落ち着いて撃って立て直すことができる。

2. それぞれの敵の弱点や有効な攻撃を把握する

  • 武器によってあっという間に倒せたり、敵の部位破壊ができたりする
  • 弾の回復は一律の方法で行えるので、特定の武器で簡単に倒せるヘビーデーモンを把握しておくことで無駄な消耗を減らせる。
  • カウンターでしか倒せない敵も存在する
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カコデーモンの弱点はグレネードとスティッキーボム。開けた口に放り込んでやればグローリーキル可能になる。

 デーモンは部位破壊が可能だったり、特定の武器や動きに弱かったりする。一方で上位デーモンのマローダーのようにカウンターでしか攻撃が当たらない敵や、突撃をかわした後の背後に弱点があるピンキーのように、正面から撃っても効率が悪い敵もいる。どんな弱点や特徴があるのかはメニュー画面のコーデックスから確認できる。

 例えば初期武器のコンバットショットガンのMod(強化パーツ)であるスティッキーボムは、カコデーモンを一発でダウン状態に持ち込めるほか、マンキュバスやレヴナントやアラクノトロンのサブ武器を破壊して攻撃手段を減らせる。

 また強い武器を温存したくなる事もあるかもしれないが、弾の各タイプは複数の武器で共有している事が多く、例えばスーパーショットガンを温存してもコンバットショットガンを無駄撃ちしていたらあまり意味がない。

 どのみち弾の回復は一律の方法で行えるので、弱点がわかっているなら躊躇せず強武器を確実に叩き込んで無駄な消耗を減らした方がいい。

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最初のMODはコンバットショットガンのスティッキーボムがオススメ。武器破壊などにも使える。ちなみにModのアップグレードを両方アンロックすることで上位のアップグレード解禁へのチャレンジが開始されるので、欲しい上位アップグレードがある場合はとっとと下位アップグレードを取ってしまおう。

3. 3つの回復要素を意識する

  • 相手が点滅したらグローリーキル(瀕死状態からのトドメ攻撃)でヘルス回復
    • グローリーキル中に次の行動を考えられる
    • グローリーキルの発動距離や所要時間はPerkで変えられる
  • 弾はチェーンソーで回復
  • アーマーは火炎放射器で回復
    • 燃やしてからグローリーキルでダブル回復できる
    • 忘れやすいけどこまめに入れることで体力消費も減らせる
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敵にダメージを与えて点滅し始めたらグローリーキルが発動可能に。攻撃して回復するというアグレッシブなスタイルだ。

 ヘルス(体力)・アーマー(被ダメージ低減)・弾薬の3種類は、マップで回復アイテムを拾う以外に特定の攻撃アクションで回復を行える。下級デーモンは脅威というより、これらの回復のためのリソースだ。これを意識して回していけば、デーモン軍団の攻勢を耐えられる。

 なおチェーンソー攻撃での弾薬回復は全種の弾薬がばら撒かれるので、細かいことを考えずに回復可能。チェーンソーは一撃必殺な代わりにガソリン缶を消費するが、救済措置としてガソリンが空の状態でも1個だけ時間回復するのも忘れないでおきたいところ。

 またヘビー級のデーモンに対してはガソリン缶3つを一気に消費してしまう。弾が欲しい時はゾンビやインプなどの低級デーモンを狙うのが正解だ。

 ヘルスと弾があれば戦えてしまうのでアーマー回復を忘れがちだが、アーマーをある程度維持できていればヘルス回復の必要も抑えられる。道中で低級デーモンに出くわした際に、ひとまず焼いて倒して大きな戦いの前にアーマーを回復しておくだけでも大分違ってくる。

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ショットガン、マシンガン、プラズマは弾を共有していることを覚えておこう。「スーパーショットガンを温存して使おうと思ったらコンバットショットガンの使いすぎでもう弾がない」という事態を避けられる。

4. グレネードとアイスボムを忘れずに使う

  • アイスボムは敵の動きを止めるのに有効
  • Perkで回復手段にもできる

 ドゥームスレイヤーはグレネードとアイスボムの2系統のサブ武器を持っている。時間回復で再使用可能になるので弾薬消費がなく、火炎放射器+グレネードのコンボで低級デーモンの群れから一気にアーマーを回収できたり、アイスボムで動き回る敵を止められたりできるので非常に便利。正直メイン武器で撃つのに熱中して忘れがちだが、積極的に使っていきたい。

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ヘビのように這ってくるウィップラッシュは狙って倒そうとすると厄介な敵。アイスボムで凍結させて動きを止めるといい。

5. 自分のプレイしやすい難度・操作設定で挑む

  • 最低難度でも簡単ではない
  • 自分の気持ちよさ、やりやすさを優先すること

 本作の難度設定は高めで、最低難度でもそれなりの手応えがある内容となっている。難度の違いによって特に失うものはなく実績等もすべて回収できるので、プレイしていて難度が合わないと感じた時はためらわずに調整するのをオススメしたい。

 また動き回りながらすべてのアクションをフル活用しなければいけないので、操作も自分がやりやすい設定にカスタマイズするといいだろう。

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