海外インディーパブリッシャーのDotEmuがセガからライセンスを受けて開発中のベルトスクロールアクションゲーム『ベア・ナックルIV』(英題:Streets of Rage 4)を、先日ボストンで行われたゲームイベント“PAX EAST”で遊んできたのでご紹介しよう。
試遊では開発チームに頼み込んで、先日発表されたローカル4人協力プレイを遊んでみることに。記者のキャラクターはマルチプレイ仕様とともに発表された新キャラの巨漢“フロイド”をチョイスした。
敵味方が入り乱れまくる4Pプレイは、まさにお祭り状態といった感じのカオスが楽しい。回復アイテムが出た時の「誰が取る?」という意思疎通なんかも4人分になるので、実際プレイしている側もにぎやか。
ちなみにプレイ人数が増えると敵がアグレッシブになってダメージも通りにくくなるので、うまいこと近くで戦ってコンボ連携したり、“お手玉”(空中で食らい状態の敵に攻撃を繋ぐこと。ジャグリングとも言う)を続けられると、よりスムーズに進んでいける。
また、誰かがダメージを食らったりするまではコンボカウントが継続されていき、獲得スコアが増えたり、そのおかげで追加ライフが得やすくなったりするというシステムも。
フロイドの特徴は、動きがややスローな一方、リーチがありつかみ状態から歩けること。サイバネティックアームから放つ必殺技のエネルギーキャノン砲も使いやすい。
なお必殺技のシステムは、使用時に体力の一部を仮に消費し、その後回復が可能だが途中でダメージを食らうと消費分が確定してしまうという形。強力なので緊急回避的に使いたくなるが、立ち回りと使い所に注意しないとピンチに陥ってしまうという寸法だ。
というわけで、名アクションゲームシリーズを現代に復活させるべく順調に仕上がってきている本作。発売はプレイステーション4/Xbox One/Nintendo Switch/PCで2020年春リリース予定とされている。
(状況が変わる可能性もあるだろうが)5月に京都で予定されているインディーゲームイベント“BitSummit”への出展も予定されているそうなので、気になる人はチェックしておくといいのではないだろうか。