今年は趣向を変えてマンガでのリポートも!

 毎年(シーズン)、日本はもちろん、中国、韓国、欧州、北米など、世界各地でリーグ戦が行われている『リーグ・オブ・レジェンド』(以下、『LoL』)。各リーグの上位チームが一堂に会し、世界一を決めるのが“World Championship”(通称、Worlds)という大会だ。

 2014年から、スケジュールが許す限り決勝戦の現地観戦を続けてきた(初めて行った年の記事はこちら)私、堤教授が今年も自腹でフランスまで決勝戦を見に行ったので、その様子をリポートさせていただきます!

 今年の取材は、ずっといっしょに観戦に行っている格闘ゲーマーのかまあげさん、きっささんのほか、実況やストリーミングなどの活動で知られるゲーマーのせんとすさん、デザイナー・イラストレーターで『LoL』フリークの温井裕子(ぬっく)さんという顔ぶれ。温井さんが、今回の取材体験記をマンガとして描いてくださったので、リポートと併せてご覧ください。マンガは全部で8つあります!

 大会以外でのパリの出来事もマンガで描いていくそうで、そちらはツイッターにアップされるようです。

温井裕子さんのツイッターはこちら→@nukuiyuko

シーズン9決勝の舞台はパリ!

 『LoL』のWorldsは、毎年開催される地域が変わることが特徴のひとつ。残念ながら私が観戦に行けなかった一昨年は中国、日本代表チームの応援にも行った昨年(記事はこちら)は韓国で行われた。

 今年で10周年を迎えた『LoL』Worldsの舞台はヨーロッパ。ベルリン(ドイツ)でのリーグ戦、マドリード(スペイン)での準々決勝、準決勝を経て、決勝はパリ(フランス)で行われる。

 パリでの決勝の会場となったのは、AccorHotels Arena(別名、ベルシー・アリーナ)。フランスでも最大の屋内競技場で、日本で言えば東京ドームに当たるような場所だそう。最大収容人数は約2万人ともされるこの会場は、当然のように超満員だった。

 なお、決勝に残ったのは、G2 Esports(EUリーグ代表)とFunPlus Phoenix(中国リーグ代表)の2チーム。入場待機列のあちこちから「Let's go G2!」という掛け声が聞かれ、パリでの決勝ということもあってか、観客の大半はG2 Esportsの応援に来ていたように見えた。

会場4時間前のベルシー・アリーナの様子。小雨がパラついていて、とても寒かったが、傘をさしている現地の人がほとんどいなかったのが印象的。
開場が近づくにつれて人がすごい勢いで増えていき、1時間前でもこの状況。待機列の最後尾を見に行こうと思ったが、遠すぎて断念したほど。

試合開始前のお楽しみも盛りだくさん!

 荷物チェック、ボディチェックを通過し、アリーナに入場したファンが最初に向かうのはグッズのショップ。私も例外ではなく、これも取材……と自分に言い聞かせながらグッズの列に並んだ。毎年、WorldsにちなんだパーカーやTシャツなど、たくさんの限定グッズが販売されるので、これらをゲットするのもWorlds観戦の楽しみのひとつとなっている。

 また、グッズショップや軽食が販売されているコンコースには、たくさんのコスプレイヤーの姿も。

グッズショップは、番号で注文できるので、言葉が通じなくてもかなりスムーズに利用できた。
こちらは、『LoL』のライアットゲームズとルイ・ヴィトンのパートナー契約により実現した、キヤナというチャンピオン(キャラクター)のスキンのパネル。

 ここからは、会場内で出会えたコスプレイヤーたちの写真をどうぞ。

決勝の舞台で“TRUE DAMAGE”が華々しくデビュー!

 Worlds決勝の名物となっているのが、試合前のオープニングセレモニー。今年の目玉は、“TRUE DAMAGE”というゲーム内のチャンピオンたちが組んだバーチャルバンドのパフォーマンスだ。

 昨年のWorldsでデビューした“K/DA”を上回るほどのインパクトで、会場のボルテージは一気に最高潮に。そして、今年のWorldsのテーマソング『Phoenix』に合わせてG2 EsportsとFunPlus Phoenixの選手が登場すると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。

2019 Worlds オープニングセレモニー

来場者に配られた発光するリストバンドは、会場の様子に合わせて光る色が変わる仕組みになっているようで、客席を美しく彩っていた。

圧倒的な強さを見せつけFunPlus Phoenixが世界一に!!

 EUリーグのチームということで、観客のほとんどがG2 Esportsを応援しているような状況の中、FunPlus Phoenixは冷静、かつ大胆な試合運びでつぎつぎと勝利を獲得。そして、3-0という圧倒的なスコアで優勝をもぎ取った。これで、中国リーグのチームが2年連続の優勝となり、改めてその強さを見せつける形となった。

 マンガの中に書かれている記事はこちらです(フランス語の記事です)。

FPX vs G2 | Finals Game 1

FPX vs G2 | Finals Game 2

FPX vs G2 | Finals Game 3

個人的には、ヨーロッパ開催のWorldsでEUリーグのチームの優勝が見たかったが、FunPlus Phoenixのパフォーマンスには舌を巻くばかり。Doinb選手の愛嬌のよさもあって、試合が終わる頃にはすっかりファンになってしまった。
決勝の終わりに、来年のWorldsが中国で開催されることが発表された。日本人にとっては、アクセスしやすい開催地でもあるし、ここ数年、日本リーグのチームの活躍もめざましいので、ぜひとも現地観戦でこの興奮を実際に体験していただきたい!

おまけ:パリ eSportsビレッジ潜入リポート

 11月6日から11月10日までの間、Worlds決勝を記念した“パリ eSportsビレッジ”というイベントが開催された。場所はなんとパリの市庁舎前。せっかくパリに行ったので、決勝の前日、11月9日にこのイベントに参加してみた。会場の様子をリポートしよう。

 会場の場所は、まさにパリのド真ん中。セーヌ川を挟んだ向こう側には、現在復旧中のノートルダム大聖堂があり、ルーヴル美術館もすぐそばという、おのぼりさんには信じられないようなところでイベントが行われていた。

奥に見えるのがパリの市庁舎。入場にはアカウントの作成が必要だが、私は事前に作っておいたのですぐにリストバンドがもらえ、入場できた。リストバンドは、入場パスだけでなくキャッスレス決済にも活用できるというすぐれもの。
会場に入ってすぐのテントには、椅子がズラリ。『LoL』がインストールされたパソコンがたくさんあり、何らかのイベントが予定されているようだった。決勝当日は、ここでライブビューイングも行われたそうだ。
パリ市庁舎前にそびえ立つ超巨大なポロ(『LoL』のマスコット的キャラクター)。その近くには、超リアルなパイクのコスプレイヤーがいた。
グッズ販売のブースなどが入っているテントは、ビィーモがお出迎え。こちらには、リストバンドをかざして入場。
なんと、Worlds優勝チームに送られる“サモナーズカップ”の実物が展示。神々しかった……。
G2 EsportsやFnaticのブースでは、グッズが配られており、長蛇の列ができていた。
ほかにも、1対1を遊んで景品がもらえたり、パリをモチーフにしたサモナーズリフト(『LoL』の対戦フィールド)のVR体験ができたりと、バラエティー豊かなブースが並んでいた。
もちろんグッズが買えるブースもあり、決勝の会場とはまた違った品揃えとなっていた。
決勝戦の会場付近では、こういったイベントが開催されることが少なくない。来年以降、もしWorlds決勝観戦を計画している方がいたら、そういったイベントの有無のチェックもお忘れなく!