アメリカのシアトルで行われたゲームイベント”PAX West”で、アクションゲーム『ショベルナイト』シリーズなどで知られるYacht Club Gamesが配信予定の『Cyber Shadow』を遊んだのでご紹介しよう。
本作の開発は、“MekaSkull”ことAarne Hunziker氏率いるMechanical Head Studiosによるもの。対応プラットフォームはプレイステーション4/Xbox One/Nintendo Switch/PCで、日本語対応も予定。発売時期は未定なものの、年内か2020年初頭のリリースを目指しているとのこと。
さて『Cyber Shadow』の舞台は、機械との合成生命体が支配する未来。ほぼ廃墟と化した世界を突き進む、忍び一族の運命を背負ったサイバー忍者の戦いを描く。
ゲームとしては、旧テクモの『忍者龍剣伝』シリーズなどを思い起こさせる8ビットスタイルの横スクロールアクションゲームとなっており、数々のレトロゲーム調サウンドを手掛けてきた“Virt”ことジェイク・カウフマン氏のプロデュースによるサウンドもかなり燃える(作曲はエンリケ・マーティン氏)。
主人公の使う武器は、基本装備のカタナに加えて、道中を進んでいく内に手裏剣や急降下攻撃などの追加アクションスキルを習得していくという作りになっており、これによってそれまで進めなかった場所に行けるようになることも。
またステージ内で一定期間使用可能なオプションアイテムを入手できることもあるのだが、ヨーヨー型の武器や、シールド型装備(シールドを一時解除する代わりに斬撃を飛ばすこともできる)など、それぞれユニークな性能を持っていておもしろい。
なおステージ途中に設置された設備では、敵やステージ内の破壊可能なオブジェクトから入手したポイントを使い、追加アクションスキルに使うSPポイントの回復や、オプションアイテムの入手などが可能。ステージ内には隠し部屋などもあったので、掘りがいがありそうだ。
今回遊べたステージは3-2で、難度表記は5段階中3段階目だったのだが、素直な作りで遊びやすかった一方、正直に言えばアクション的な難度は比較的簡単だった。
とはいえ本作の発表時のトレイラーではアクションスキルをフル活用して進んでいるようなシーンが多く見受けられるので、これはまだデモ用の序の口といった所なのだろう。製品版に向けた一層の磨き上げを期待したい。