モントリオールの独立系スタジオcreā-ture Studiosは、新作スケボーゲーム『Session: Skateboarding Sim Game』について、2019年9月17日よりSteamでPC版のアーリーアクセス(※)を開始する。(※有料の早期プレイプログラム)

 なお海外ではSteamに続いて、10月にXbox Game Previewプログラムを通じてXbox One版のアーリーアクセスも開始されるようだ。

 『Session: Skateboarding Sim Game』はリアル志向のスケートボードゲームで、ゲームコントローラーの2本のアナログスティックが左右の足に対応するという操作系統を採用。このためPC版ではコントローラー必須で、マウス&キーボード操作には対応しないという。

 また“Free Grind System”と称し、見えて行ける場所なら基本的にどこでもグラインド(※)ができるというシステムを構築中。(※縁石やレールなどのフチを滑る技)

 通常はグラインドできるオブジェクトに乗ったら大体決まった方向にグラインドできるよう“ゲーム的”に処理するのが一般的で、アクティビジョンの『トニー・ホーク』シリーズなどは、アホみたいに長いグラインドを連発してありえない挙動で進んでいくのがむしろ特有の気持ちいい部分になっていたほど。

 それは極端な例とはいえ、実際当初は本作もガイド式のグラインドを採用していたそうなのだが、それを一回捨ててまで、複雑ながらストリート的にリアルな方向に舵を切ることにしたのだと言う。

スケボーゲームの新鋭『Session』が9月17日のPC版アーリーアクセス開始を発表。左右アナログスティックが両足に対応&どこでもグラインドし放題!_01
スケボーゲームの新鋭『Session』が9月17日のPC版アーリーアクセス開始を発表。左右アナログスティックが両足に対応&どこでもグラインドし放題!_03

 スケートスポットとしてはニューヨークのブルックリンやマンハッタンの市街が登場し、プレイ結果をかっこいいスケボービデオのように編集してシェアできるビデオエディターなども搭載予定。

 海外製スケボーゲームと言えば先程挙げた『トニー・ホーク』シリーズに始まり、中興の祖であるエレクトロニック・アーツの『Skate』シリーズや、ユービーアイソフトの『ショーン・ホワイト スケートボード』などひとつのジャンルを築いていたが、最近は大手メーカーのタイトルラインナップから姿を消していて寂しい次第。クラウドファンディングを経て独自の道でスケボーゲーム再興を目指す本作には大いに期待したい所だ。

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