カプコンからプレイステーション4版の発売日が2019年9月6日(金)に発売予定(Steam版は2020年1月予定/価格未定)のハンティングアクション『モンスターハンターワールド:アイスボーン』。メディア向けの先行体験会が行われた。3人のライター視点によるプレイレビューを、お届けしよう。まずはプレイ動画を挟みつつ、ライター・ゴジラ太田編から読んでほしい。

予想以上の興奮と楽しさで時間を忘れてプレイ!

 今回のメディアツアー取材は、前日の仕事が詰まっていてほぼ寝ていない&当日の早朝に山梨~大阪まで移動という状況だったのでおっさんには辛く、正直「この体調で半日もぶっ続けでプレイとか無理だわ」と思っていたのだが、結果としてはぜんぜんそんなことはなく、気づいたら「え? もう終わり?」という感じで終了時間ギリギリまで遊び……もといプレイし続けてしまった。

 まず最初に書いてしまうが、『MHW:I』はこれまでの“G”のような拡張版というイメージというより、新たな世界でさらなる冒険と狩猟が待つワクワク感満載の内容でした。

 『MHW:I』のストーリーは、古代樹の森に突如現れたレイギエナを調査するところから始まる。調査中にレイギエナの群れがある方向に飛び去っていくのを目撃し、「その先に何かある」とプレイヤーたちも向かうのだが、それこそが本作の舞台である“渡りの凍て地”。ここへ降り立つと、さっそく新モンスター、ブラントドスと遭遇。

 「お、顔見せ的なイベントか?」と思い適当に相手をしてみるものの、少しダメージを与えたくらいで退散する気配はなく、「あ、お話を進めるには、こいつを狩猟する必要があるのか」と気づく。ジュラトドスみたいなものかと思いつつ本腰を上げて狩り始めたが、予想以上に手強い。あとで聞いた話によると、ここで狩猟するブラントドスは“『MH:W』のストーリーをクリアーできる程度の装備品で手強さを感じられる強さ”とのこと。ちなみに、この狩猟では救援要請を出せない。つまり完全にソロでの狩猟ということです。『MHW:I』をプレイする資格があるかどうかの試験みたいなものですかね? 俺は15分近くかかってやっと討伐できました。ナメて立ち回っていると力尽きそうな状況もあったので、油断は禁物ですな。

 ブラントドスを狩猟すると総司令をはじめ調査団たちが渡りの凍て地に到着し、新たな拠点を作り出す。そこが本作の新拠点セリエナとなるのだが、調査団のひとりが「新たな拠点って名前味気ないっすよー」と発言したら、総司令が「そうだな。じゃあセリエナにしよう」と即答。おいおいそんな速攻で名前思いつくのか! でもなんかしっくりきますね(笑)。

 その後は渡りの凍て地を探索で調査していき、バフバロやトビカガチ亜種などの新モンスターが続々と登場。トビカガチ亜種は麻痺や毒攻撃を行うようで、初めて遭遇したときは毒→麻痺→トビカガチ亜種の攻撃、というみごとなコンボで力尽きてしまった。まさに見ているだけ状態。ほかにも新モンスターは状態異常を仕掛けてくる頻度が高く、『MH:W』のように「アイテムで凌げばいいや」という考えだとヤバいかもしれない。状態異常→治す→速攻でまた状態異常に、という状況が頻発。狩猟するモンスターごとに必要な状態異常の耐性を考えてスキルを発動させるなど、事前の準備が重要だと感じた。

 「でも状態異常耐性のスキルつけると、ほかのスキルつけられないなぁ」と考えたアナタ、お待ちください! 『MHW:I』にはスロットレベル4が登場し、複数のスキルを同時に発動させられる装飾品が登場。これまで以上に多くのスキルが発動させられるようになっているんです。なので、状態異常耐性スキルと併せて、いろいろなスキルも発動できるようになっていますよ。トビカガチ亜種を狩猟するとイベントが発生し、とんでもない展開に突入します。まさか○○○が○○○なるなんて……! 伏せ字だらけですみません。

新拠点セリエナは絶妙な広さと施設の快適さがいい感じ!

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』前線拠点セリエナ&集会エリア

新拠点セリエナと集会所。

 ストーリーに関する話はここまでにして、つぎは新拠点セリエナを探索してみました。まず便利に感じたのは、集会エリアにロードなしで加工屋へ行ける通路があり、アステラのようにエリア移動しなくても気軽に寄れるようになったこと。拠点自体はアステラのように階層別に分かれていないので、いろいろな施設への距離感が短くなり、どこへ行くにも快適、という印象。あと個人的に最高だったのが集会エリア内にある足湯。足湯に入るとアイルーがプレイヤーの足にもたれかかってくるのですが、これがまたカワイイ! その状態でアイルーとジェスチャーを使いじゃれることができるので、しばしアイルーと戯れてしまいました。アイルー好きの人は集会エリアへ入ったら真っ先に足湯へ行きましょう!

 蒸し風呂や温泉内でもジェスチャーを使え、お湯にプカーと浮いたりすることも。ひと通り見て回るだけでも楽しいですね。ちなみに、蒸し風呂に入ればフィールドに出た際にホットドリンク効果があるのかな? と思ったけど関係なかったです。

 また、獣人族観察記録所という新たな施設が登場。ここでは獣人族の生態調査を依頼され、達成すると報酬がもらえる。フィールド上で気になる場所、おもしろい環境植物の生態など撮るのもおもしろそう。また視点を動かしたり、ポーズをとって、撮影を楽しめるビューモードも試してみた。俺がいちばん最初にビューモードを活用したのは、自分の分身であるハンターにお気に入りの防具を装備させての撮影会でしたが。いろいろな可能性を秘めたビューモードは、凝り出したら止まらないかも。

 新施設“蒸気機関管理所”という場所では、さまざまな鉱石を燃料にしてミニゲームのようなもので蒸気メーターを上げていくと、各種鎧玉や大タル爆弾Gや生命の大粉塵などのアイテム、高級お食事券やチケット類など、さまざまなアイテムがもらえる施設。言葉で説明するのは難しいですが、スロットゲームのようなイメージ。テンポよく遊べるので、燃料が続く限り遊び続けてしまい、たんまりとアイテムをもらえてしまいました。フィーバーのような状態に突入すると、アイルーや受付嬢たちの演出が楽しく、見ていても飽きなかったですね。

 最後に、担当している武器を実際に触れて感じたことをまとめました。今回のプレイ取材では狩猟笛が超気になったので、発売したら狩猟笛メインでいくかも。狩猟笛1本でクリアーまでプレイするなんて『MHP 2nd』以来だなぁ(注:まだ未定です)。

  • ランス……ガード状態から強化撃ちを行えたり、カウンタークロー構えを使えるようになったので攻めのバリエーションが増えた。ランスはどっしりと構えて立ち回るスタイルだったので、クラッチクローでモンスターに瞬時にしがみつけるのが超楽しい! 「ここは安定してカウンターで」というときも、思わずカウンタークロー構えでモンスターにしがみついちゃいます。楽しいから(笑)。
  • ハンマー……溜め中に強化撃ちが行えるので、火力アップだけでなくモンスターの足止めにも便利そう。そのほか基本的な立ち回りかたは『MH:W』と似たような感じなのかなと思いました。下り坂を探しましょう。もうひとつの新アクション“溜め攻撃後のクロー攻撃”では、モンスターにしがみつけます。こちらも活用したいですね。
  • スラッシュアックス……斧:振り回し中に強化撃ちが行えるほか、斧:振り回しで一定回数攻撃後に出せる斧:強化叩きつけで斧強化状態に。斧状態での立ち回りが楽しくなる要素が増えています。剣モードでも属性解放突き時にクラッチクローでモンスターにしがみつけたり、しがみつき中に零距離解放突き(高出力状態時)が使えるなどロマン溢れる追加要素が。結論は、どちらも楽しそう。
  • 狩猟笛……個人的にいちばん気になった武器。新アクションの響音攻撃は、狩猟笛を地面に突き刺して回転させるアクション。もちろん攻撃判定があり、モンスターに当てると多段ヒットする。1発のダメージ量がなかなか高く、フルヒットしたときの総ダメージ量はかなりのもの。「狩猟笛の主力攻撃になるんじゃないか!?」という可能性を感じました。多段攻撃なので斬れ味ゲージは物凄い勢いで減ったけど(笑)。また、この攻撃時は響音符という特殊な譜面を出せる。これを発動させると、その場に響玉と呼ばれるモヤのようなものが発生。これに触れたプレイヤーは、響玉の効果を受けられるように。プレイ取材で確認できたのは体力が徐々に回復&スタミナゲージ最大値アップ。体力の回復速度は微々たるものでしたが、スタミナゲージ最大値アップは、触れた瞬間に効果が発動。プレイ取材中に一度ホットドリンクを忘れてしまい焦りましたが、この響玉のおかげで、常時スタミナゲージ最大値を維持できました。響玉に、どのような効果があるかで狩猟笛の未来はかなり変わりそうかも!?
  • ……新たな攻撃手段として竜の千々矢が追加。驚くほど射程が短いので対象にほぼ密着状態になる必要があるが、スリンガーの弾を全弾発射して大ダメージを与える攻撃。『MH:W』ではチャージステップをくり返しながら中距離を維持して立ち回るのが基本だったが、本作ではチャンス時は密着して竜の千々矢をぶっ放すのが爽快感があり楽しそう。スリンガーの弾がない場合でも使えるが若干威力が下がる。それでもなかなかの威力なので狙って損なしかも。また、スリンガーの弾の種類によって竜の千々矢の性能も変化するのも特徴。移動中は、ついついスリンガーの弾を探し回っちゃう?

Text by ゴジラ太田(ライター)

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』蒸気機関管理所&マイハウス