2019年6月27日、ついに発売となった『SAMURAI SPIRITS(サムライスピリッツ)』。本記事では、これから本作を遊ぶプレイヤーへ向けた、対戦に関する初心者講座をお届け。

 手に汗握る一撃必殺の真剣勝負が魅力の剣戟対戦格闘ゲーム『SAMURAI SPIRITS(サムライスピリッツ)』。本作は『サムライスピリッツ』(『サムスピ』)シリーズでは、11年ぶりとなるタイトルということもあり、初めて『サムスピ』シリーズに触れる人も多いはず。本記事では、そんな初心者たちへ向けて、対戦に役立つ基本知識やテクニックを解説しよう。

初心者はまず“強斬り”!

 本作は、ほかの対戦格闘ゲームと違い、“相手を小技で固める”、“ガードをこじ開けてコンボを叩き込む”、“飛び道具の必殺技で牽制し合う”などといった立ち回りより、いかに“通常技を相手に叩き込むか?”という戦術が重要となる。

 基本的には、ヒットすれば相手の体力を3~4割は奪える“強斬り”を当てることをメインに立ち回ろう。中間距離などで相手の攻撃の空振りや、攻撃をガードしたあとの反撃などに強斬りをくり出せば、相手の隙を突きやすい。

 強斬りはガードされると反撃をもらいやすいので、やみくもに振り回していればオーケーというわけではない。とはいえ、初心者のうちは難しいことは考えずに、相手の隙を突くように強斬りを食らわせるだけでも十分戦える。戦いに慣れてきてから、さまざまなテクニックを覚えていこう。

基本的な立ち回り

 キャラクターによって性能は異なるが、基本的には隙も少なめでリーチが長く、技の出も速いと、バランスのいい中斬りを使おう。牽制や反撃、相手の隙を咄嗟に突くなど、さまざまな状況で使いやすい。

 基本的には中斬りが届くか届かないかの距離が、そのキャラクターの間合いの境界となる(飛び道具が強いガルフォードや呉瑞香などは、その限りにあらず)。中斬りを主体に立ち回りつつ、ここぞというときに強斬りを叩き込むという立ち回りを心がけよう。

ガード時の攻防が最も重要

 強斬りや踏み込み攻撃(ダッシュ攻撃)をガードされると、キャラクターが大きくのけぞり、隙だらけになってしまう。本作最大のポイントとなるのは、こののけぞり状態を必殺技か特殊行動の“弾き返し”で中断(キャンセル)できる点。そのままのけぞった状態では反撃を食らうが、キャンセルすれば反撃を食らわずにやり過ごせるのだ。

弾き返し

 相手の武器を使った上段の通常技を弾く、いわゆる当て身技。弾き返しに成功すると、相手は大きくのけぞり、超必殺技のひとつである“秘奥義”などを確実にヒットさせられるほどの隙を作れる。しかも強斬りなどを弾けば、相手の武器を吹き飛ばせるオマケ付き。

 空振りしても隙が少ないので、中距離から強斬りを見越しておもむろにくり出すのも有効。基本的には強斬りなどをガードされた際にくり出して、相手の反撃への弾き返しを狙おう。1度でも決めれば、相手は強斬りガード後への反撃を躊躇するようになり、比較的安全に強斬りを振れるようになるはずだ。

弾き返し対策

 弾き返しは強力だが、注意すべきは“武器を使った上段の通常技を弾く”という点。つまり、蹴り攻撃や下段攻撃、必殺技などは弾けないということだ。相手が弾き返しを狙っていることを読んだ場合は、必殺技や下段攻撃などで反撃しよう。逆に相手が反撃に下段などを使ってくる場合は、下記の必殺技でのキャンセルを狙うべし。

必殺技での、のけぞりキャンセル

 キャラクターによってできる行動は異なるが、のけぞり中のキャンセルには、おもに“隙の少ない技”か“攻撃の出が早い”技を使おう。

 たとえば覇王丸ならば、威力は低いものの隙が少なく技の出が早い“酒攻撃”で、強斬りをガードされても安全に切り返せる。牙神幻十郎ならば、技の出が早く反撃を受けにくい“桐覇 光翼刃”が適しているのだ。ただし“弾き返し”を決めるよりリターンは少ない。

相手の防御を崩すには?

 さて、上記のような攻防があることもあり、プレイヤーは基本的に攻め続ける姿勢で戦うのではなく、ジリジリと間合いを詰めながら、1発の大ダメージを狙って戦うことになる。となれば、ガードを固めて立ち回るほうが比較的安全。ただし、本作は踏み込み(ダッシュ)の速度が早いので、いきなり近づいて相手の防御を崩すという戦法も強力。

スライディング攻撃

 ダッシュ中に蹴りを放つと、基本的にどのキャラクターも下段のスライディングをくり出せる。ヒットすればダウンを奪えるので、相手の起き上がりに攻撃を重ねて攻めを継続することが可能。キャラクターによっては、斜め前下+蹴りでスライディングが出る場合もある。

防御崩し

 文字通り、相手の防御を崩す行動。ほかの対戦格闘ゲームでいうところの、いわゆる“通常投げ”。ただし防御崩しは防御を崩すだけで、ダメージはない。崩した隙に、追撃をお見舞いしよう。

 キャラクターによって確定で追撃できる技は異なり、強斬りがヒットする場合もあり。分からない場合は、基本的に中斬り1発は入ると覚えておこう。なお、防御崩しを決めたあとの追撃はダメージ補正が掛かり、技の威力が下がる。また、防御崩しを空振りすると秘奥義を食らうほどの隙が生まれる。

不意打ち

 相手の下段ガードを崩す攻撃。技の出はやや遅めだが、隙は少ないので空振りしても比較的安全。下段ガードを固める相手には不意打ちをガンガン使っていくと、防御を崩しやすい。キャラクターによっては小さなジャンプをしながら攻撃するので、下段を回避しながら攻撃できるのも強み。

怒り頂点は攻め時

 攻撃を食らったり、見極め(いわゆる“直前ガード”)に成功すると、画面左下の怒りゲージが溜まっていく。最大まで溜まると“怒り頂点”状態となり、自身の攻撃力が一定時間アップする。怒り頂点時に攻撃をヒットさせたほうがリターンが大きいので、基本的に怒り頂点に達した場合は、相手を攻め立てるターンだと覚えておこう。

武器飛ばし必殺技の使いどころ

 怒り頂点時に使用できる超必殺技のひとつ“武器飛ばし必殺技”は、相手の武器を吹き飛ばせる威力の高い攻撃。技の出も早いので狙いどころは多い。

 基本的には近距離で中斬りから連続技(コンボ)に使うか、“防御崩し”から叩き込もう(キャラクターによっては防御崩しからは入らない)。また、相手のジャンプに合わせて使うのも効果的。とくに橘右京や千両狂死郎など、ジャンプの遅いキャラクターには当てやすい。

怒り爆発、一閃を覚えよう

 弱斬り、中斬り、強斬りの同時押しで発動できる怒り爆発は、どんな状況でも使える特殊行動で、体力が減っていればいるほど、長く発動できる。怒り爆発中は攻撃力が大幅に増加し、“怒り頂点”のような状態になる。
 さらに怒り爆発中は、超強力な“一閃”を発動可能。一閃は怒りゲージが多いほどダメージが高く、最大で1発8割ダメージも手堅い切り札のひとつ。ただし、怒り爆発をすると、その試合中は怒りゲージが消滅する。

一閃を使って逆転を狙う

 先に1ラウンド先取され、さらに瀕死に追い込まれるような状況には一閃を狙いたい。一閃は無敵状態で超高速で突進する攻撃。ちょっとした隙や、相手が飛び道具を出すなど、動いたのを見たら即座に使おう。

一閃の警戒状態で攻め立てる

 もちろん一閃の脅威を知るプレイヤーであれば、うかつに行動はしてこないどころか、防御を固めてくるはず。その状況を活かして、怒り爆発状態の火力をそのまま活用しながら攻め立てたり、防御を崩してから一閃を叩き込もう。ただし、“防御崩し”から一閃を決めると、火力は半分ほどにガクっと下がる。相手の体力が多いときは、できるだけ温存したいところ。

秘奥義を決めるには?

 同じく1試合中に1度だけ使える、超必殺技の“秘奥義”は、相手の体力を7~8割は奪うもう1枚の切り札。決めどころは少ないが、ここぞというときに決めればその試合は勝ったも同然だ。

 決めどころは“防御崩し”を空振りさせたときか、相手の“秘奥義”や“武器飛ばし必殺技”、または強斬りで出した対空技をガードした直後など、大きな隙が生まれた際に叩き込むのが基本となる。そして前述した通り、“弾き返し”に成功すれば、秘奥義を確実に当てられる。

まとめ

 最後にまとめると、いかに強斬りを当てるのか考えながら立ち回ること。そして、1試合中1回しか使えない“一閃”、“秘奥義”を、ラウンドごとに決めるのが勝利の方程式となるだろう。細かなテクニックや、キャラクターごとの立ち回りはさまざまだが、ぜひこれらを基本に戦ってみてほしい。