エレクトロニック・アーツが2019年11月15日に発売予定の三人称視点アクションゲーム『スター・ウォーズ ジェダイ:フォールン・オーダー』。そのゲームプレイを実際に体験してきたのでご紹介しよう。
今回遊べたのは、同社の独自イベント“EA PLAY”に合わせて公開された14分弱のゲームプレイ映像と同じ範囲のデモ。未見の人はまずそちらを見てもらうのが話が早いと思う。
3Dアクションの基本的構成に、フォースとライトセーバー要素を組み込んだ操作系
プレイ環境はPC+Xbox Oneコントローラーという組み合わせ。基本的なボタン配置は以下のようになる。アクションゲームでよくある配置を踏襲しつつ、フォースに関わるアクションを右バンパーとトリガーに割り当てているのが特徴だ。
- 左スティック:移動(押し込みで走り)
- 右スティック:カメラ(押し込みでロックオンモード)
- A: ジャンプ / 宙返り
- B: 回避
- X: ライトセーバー攻撃
- Y: 強攻撃
- LB: パリー(長押しでブロックまたはライトセーバーを照明代わりにする)
- LT: 壁などにしがみつく
- RB: フォース・スロー(※対象にスロー効果)
- RT: フォースプッシュ(※対象を弾き飛ばす)
- 十字キー上: 回復
- 十字キー左: 納刀
もちろんこれですべてというわけではなく、これはあくまで基本型。特定の壁に向かって走って飛びつけばウォールラン(壁走り)が発動するし、Bの回避もジャストタイミングで押すことでその場での見切りに切り替わる。
フォース・プル(引き寄せ)やライトセーバーを投げつけるアクションなどもあるし、スキルツリー形式の能力カスタマイズによるバリエーションもある。
1対多の状況を舞うように戦って、ジェダイらしく切り抜けろ!
さて、先に挙げたようなアクションを使って戦っていくわけだけども、主人公カルは正式にはジェダイの訓練生であるパダワンではあるものの、元ジェダイの仲間シアを指導者として冒険を続けている彼の戦闘力はすでに十分高い。
大抵の攻撃はタイミングを合わせてパリーを押せば華麗に切り返してカウンター可能。ブラスターを撃たれても、パリー一発で光弾を発砲者に跳ね返し、ストームトルーパー程度なら倒してしまう。
なので1対1ではほぼまったく苦労しないのだが、問題は1対多のシチュエーションが基本なこと。いかに敵の攻撃を受け流しながら隙を見つけ出していくかが重要で、だからこそ相手の間合いをコントロールするフォース・プッシュ(プル)、動きを止めて強引に隙を作り出すフォース・スローからの攻めが綺麗に決まると気持ちいい。
また、本作オリジナルのパージ・トルーパーや公開されている映像のラストに出てくるKX型ドロイドなどガード不能攻撃を持っている敵や、クモ型クリーチャーの“”Wyyyshock’のようにカルを拘束する弾を放ってくるような敵が出てくるシーンでは、立ち回りにより一層注意を払わなければいけなくなる。
本作の開発チームには『ゴッド・オブ・ウォー』シリーズなどを手掛けてきた開発者が多く加わっているそうで、オーソドックスな操作系の中にうまくジェダイらしさを組み込んでいると思う。
ほんの少しだけ反応が遅めと感じる人もいるかもしれないが、個人的にはその分ライトセーバーで斬りつけた時の重みと威力が感じられたので問題なし。
探索要素も思った以上に深い?
本誌インタビューでも明かされている通り、本作では単にストーリーに沿って一直線にミッションが進んでいくのではなく、惑星間を任意に行ったり来たりすることもできる。
もちろん、何の目的もなしに降り立つわけではない。各惑星のフィールドには特定の能力がないと通れないような仕掛けがあったりするのだが、どうも後で対応する能力を手に入れてから訪れることでショートカットを開くことができたり、スキルポイントなどのパワーアップに繋がるボーナスを得られるというのだ。
また、探索を行っていく上での移動系アクションもかなりいい感じなのをついでに書いておきたい。開発元Respawn Entertainmentのお家芸であるウォールランも、フォース・プルで引き寄せたツタをロープ代わりにする場面なども、思わずやりたいことをちゃんとカッコよく見せてやらせてくれる。
SWファンは期待して待っていいのでは!
というわけでプレイ前に何度も見た内容にも関わらず、スタッフに質問しながら実際に遊んでみたことで、アクションゲームとしての手触り感やプレイの深みもわかってきた次第。スター・ウォーズ要素をちゃんとカッコよく組み込んだアクションゲームになりそうなので、ファンは期待して待ってみるといいのはないだろうか。