ロックスター・ゲームスより絶賛発売中の『レッド・デッド・オンライン2』(以下、『RDR2』)。西部開拓時代末期となる100年前のアメリカを舞台に、野心に溢れたダッチ率いる、無法者揃いのダッチギャングと、幼少のころにダッチに拾われて以来、彼と行動をともにしている主人公アーサー・モーガンのドラマを描く本作は発売以来、世界中から高い評価を獲得しています。
新作が出るたびにオープンワールドゲームの歴史を塗り替え、名実ともに世界でもっとも人気のあるゲームと言える『グランド・セフト・オート』(以下、『GTA』)シリーズを手掛けるロックスター・ゲームスが最新の技術と最大の熱意を注ぎ込んだ『RDR2』は、その完成度で多くのファンの期待に応えてくれました。
2018年10月26日に世界同時発売を迎えた『RDR2』ですが、それから1ヵ月後に始まった『レッド・デッド・オンライン』(以下、『RDO』)のパブリックベータは、「ロックスター・ゲームスが作り出した古き良きアメリカで自由気ままに過ごしてみたい」というファンの願いを叶えるゲームとして、熱狂的な歓待を受けました。
『GTAV』のプレイヤーなら誰でも無料で参加できる『GTAオンライン』は、『GTAV』の世界=ロスサントスをベースにしたオープンワールドで多彩な体験が楽しめる、完全に独立した作品と言っていい内容となっています。本編のいちミッションをフレンドとプレイするような、よくあるゲームのオンラインモードではありません。『GTAオンライン』のロスサントスは本編と切り離されており、そこに独立したコンテンツがつねに動いているのです(当然、いまも『GTAオンライン』を世界中のファンが楽しんでいます)。
このオンライン体験を、ロックスター・ゲームスは『RDO』でさらに進化させることを約束しました。プレイヤーがオンライン上のキャラクターと同化したと感じるように、仔細に渡るカスタマイズ要素、複雑になりがちな対戦・協力プレイをシンプルに楽しめるコンテンツ、『RDR2』で描かれたアメリカと乖離しないようにこだわったディテール、そしてつねに進化する世界を用意してくれました。
大きな世界の中で、たくさんのプレイヤーと同時に過ごしながら、個人的で親密な体験も楽しめる。しかも、現実では絶対に味わえない体験をプレイヤーにもたらす、ゲームというエンターテインメント最大の魅力を突き詰めたものが、『RDO』です。ここには文字通り、もうひとつの“人生”が存在します。
パブリックベータが開始されてから約半年。さまざまなアップデートが施され、『RDO』は進化し続けてきました。その証拠に、最近だけでもこれだけのコンテンツが実現しています。
そして2019年5月、大型アップデートとともにベータテストが終了し、積み重ねられた世界中のユーザーからのフィードバックを反映した『レッド・デッド・オンライン』の正式サービスがスタートしました。
パブリックベータ中でも毎週のようにアップデートが重ねられ、多くのコンテンツが実装され、細かい部分の改善が施されました。これはより快適に、より楽しく、より刺激的なウェスタン・ライフをプレイヤーが過不足なく楽しめるようにするため、ロックスター・ゲームスが全力で『RDO』に取り組んでいることの証明でしょう。
その(現時点での)結果が、いまの『RDO』になります。プレイヤーは『RDR2』の舞台である開拓時代末期のアメリカで、個性的な人々が生きる街、さまざまな野生動物がうごめく荒野などを自由に移動しながら、世界中のカウボーイ・カウガールとともに生きることができます。新たな人物がくり広げる、『RDR2』のようなストーリーミッションを追うことも可能です。
比較するのは不適切かもしれませんが、『GTAオンライン』のハイスピードで過激な“人生”を過酷と感じた人は、ぜひ『RDO』の世界に飛び込んでいただきたいと思います。もちろん刺激が足りないということではありません。のんびり狩猟や釣りで過ごすのも、仲間とともに宝探しに明け暮れるのも、一獲千金を狙って強盗に精を出すのも、すべてプレイヤー次第。選択肢の数は膨大です。
連載企画“『レッド・デッド・オンライン』もうひとつの“人生”がここにある!”では、『RDO』でプレイヤーが体験できる豊潤な“人生”とその魅力を可能な限り、お伝えしていきます。これを読んで、できるだけ多くの方が『RDO』の世界に飛び込み、ここでしか味わえない“人生”を楽しんでくれることを願います!