2019年6月11日~13日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されている世界最大のゲーム見本市“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)2019”。KONAMIから2019年9月26日に発売予定のNintendo Switch/プレイステーション4/Xbox One/Steam用アクションゲーム『CONTRA ROGUE CORPS』をプレイ体験した模様をリポート。併せて、プロデューサー・中里伸也氏へのショートインタビューも掲載する。

『CONTRA ROGUE CORPS』アナウンストレーラー

突き抜けたおバカさ(誉め言葉)、汗臭いテイスト(これも誉め言葉)は紛れもない『魂斗羅』

 皆さんは『魂斗羅』シリーズをご存じだろうか? 1987年にアーケード版の第1作が稼動して以来、さまざまなプラットフォームで展開したアクションゲームだ。「筋肉ムキムキの主人公が銃器をド派手に撃ちまくる」と言えば、だいたいの雰囲気が伝わるだろうか。
 さて、そんな『魂斗羅』シリーズの最新作が発売決定とあっては、プレイしないわけにはいかない。まずはプレイの前に、アメコミ風のストーリーを堪能することにする。記者がシリーズ作に触れるのはスーパーファミコンの『魂斗羅スピリッツ』以来なので、随分とカラフルな印象。しかし、登場人物ひとりひとりの“濃さ”は、『魂斗羅』の血を確実に受け継いでいることを予感させた。

左から、ジェントルマン、ハラキリ、カイザー、ハングリービースト。全員プレイヤーキャラクターだ。

 ゲームモードを選び、シングルプレイを開始すると、カイザーがミサイルに乗って颯爽と登場。これこれ、コレですよ! あり得ないようなおバカな演出は、まさに『魂斗羅』。過去のシリーズ作をプレイした方は、思わずニヤリとすること必至。

 ゲーム自体は、俯瞰視点のアクションゲーム。左スティックで移動、右スティックで向いている方向を操作し、RTボタンでメイン武器をぶっ放す。操作は独特ながら、どことなく1990年代のアクションゲームを彷彿させる感触だ。ほかには段差を乗り越えるためにAボタンでジャンプしたり、Xボタンで任意に武器を切り換えたりもできる。緊急時には、いわゆるボムも撃てた。さらに、“ダッヂ”という特徴的なアクションもある。これは、ボタンを押した瞬間にキャラクターが前方へ向かって短い距離をダッシュするというもの。ダッヂ中は食らい判定がないため、例えばビームで道が塞がれているところを通り抜けることが可能。敵に向かってダッヂすれば、(敵の種類によっては)気絶させることもできる。さらに、気絶させた敵や、爆発するオブジェクトなどを持ち上げ、投げるというアクションもある。ここまで多様な行動ができるが、操作自体は決して複雑ではなく、初めてのプレイでもすんなり楽しめた。

※ボタンの説明はXbox Oneのコントローラ準拠で表記しています。

 ちなみに今回はシングルプレイで遊んだが、全ミッションがオフライン・オンラインで最大4人でのマルチプレイに対応しているとのことなので、発売後はみんなでワイワイとプレイするのも一興かもしれない。

暑苦しさ(くどいですが誉め言葉)の秘密を中里Pに聞く

 最後に、『CONTRA ROGUE CORPS』のプロデューサーを務める中里伸也氏に、本作の魅力についてうかがった。

中里伸也氏(なかざと しんや)

プロデューサー

――『魂斗羅』と言えばサイドビューというイメージがあったので、プレイする前は別物かと思っていましたが、しっかり『魂斗羅』していますね。

中里 そうですね。ケレン味といいますか、振り切ったド派手さ、バカさなどが『魂斗羅』らしさのひとつだと思っています。また、初代のころからふたりプレイの楽しさもありましたので、多人数でのマルチプレイも導入しています。ただ、サイドビューで4人プレイになりますと、どうしても画面がゴチャゴチャしてしまいますので、本作ではトップビューにしています。

――4人で遊びやすいように……というのがトップビューの理由なんですね。

中里 従来作でもステージによってサイドビューだったりトップビューだったりしましたが、本作ではステージごとに切り換えるのではなく、シームレスに視点を変化させています。プレイヤーが任意でカメラを動かすと、やることが増えすぎてしまいゲームに集中しづらいため、レベルデザインの段階で見やすい角度からの視点になるように自動で変化させています。

――なるほど。ところで、本作は最大4人で遊べるそうですね。

中里 マルチプレイも『魂斗羅』の魅力のひとつなので注力しました。

――多人数でプレイしたら間違いなく盛り上がりそうです。キャラクターも魅力的ですね。それぞれ濃くて。

中里 従来作でもマッチョな軍人でしたが、さらに濃い味付けにしたくて、このようなデザインになりました。

――そうそう、開幕でカイザーがミサイルに乗って登場しましたが、これって『魂斗羅スピリッツ』のオマージュですよね?

中里 はい。『魂斗羅スピリッツ』ではミサイルにぶら下がっていたので、見た目をいま風にアレンジしつつも、当時を彷彿とさせるテイストを残しておこうかと。今回試遊いただいたものは演出のみでしたが、ゲーム中でもミサイルを利用して敵をやっつける要素を入れています。

――早く製品版をプレイしたいです。操作感覚も、できることは多いのにシンプルで遊びやすかったです。ダッヂも新鮮ですね。

中里 ダッヂはプレイヤーが移動しながらでもサッと行えるので、使いこなすとかなり便利で気持ちいいですよ。

――なるほど。爆発するドラム缶に敵を巻き込むと、カメラに向かって敵が飛んできたりしますが、そういった演出も派手で楽しいですね。最後に、待ちに待っていた『魂斗羅』ファンに向けてメッセージをお願いします。

中里 私自身も好きなタイトルなので、楽しみにしていた方も多いと思います。少し半端ではありますが『CONTRA ROGUE CORPS』は『魂斗羅』32周年を記念したタイトルになっています。シリーズに思い入れがある方はもちろん、『魂斗羅』が初めての方も手に取ってみてください。余談ですが、タイトルにはメガドライブ版『魂斗羅ザ・ハードコア』のオマージュも含まれています(※)。マルチプレイのワイワイ感、ユルい楽しみ方もできますのでぜひご期待ください。

※……“CORPS”のPは本来発音しないため“コア”と読める。