2019年3月、海楽フェスタに合わせて『ガールズ&パンツァー 最終章』のキャストインタビューが実現! 大洗女子学園&BC自由学園の5名が『ガルパン』そして大洗について語りまくる!

 2019年3月、海楽フェスタに合わせて『ガールズ&パンツァー 最終章』(以下、『最終章』)のキャストインタビューが実現した。大洗女子学園&BC自由学園の5名が、『ガルパン』と大洗について語りまくる! 海楽フェスタステージ直後のインタビューで飛び出た、驚きの事実とは!? たっぷり語ってもらったので、お飲み物と干し芋でも片手に持って、ゆっくりお読みください。

渕上 舞(ふちがみ まい)

(写真手前左)大洗女子学園 西住みほ役。文中は渕上

植田佳奈(うえだ かな)

(写真手前右)大洗女子学園 河嶋桃役。文中は植田

原 由実(はら ゆみ)

(写真奥中央)BC自由学園 マリー役。文中は原

津田美波(つだ みなみ)

(写真奥左)BC自由学園 安藤役。文中は津田

安済知佳(あんざい ちか)

(写真奥右)BC自由学園 押田役。文中は安済

『ガルパン』キャストたちが感じた大洗の印象は?

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――大洗町の印象や、海楽フェスタの感想をお聞かせください。

渕上私は、海楽フェスタへの参加が7回目になるのですが、本当に毎年毎年、ステージからの景色が変わらないのがすごいなと思っています。

 見わたすかぎり『ガルパン』ファンのお客様、大洗を楽しんでいる方々で埋め尽くされている光景が、最初からずっと変わらずに、たくさんの方に愛され続けている。

 すばらしいことだなと改めて思いました。これからもお祭り自体はどんどん続いていくので、この景色がずっとずっと続いていけばいいなと、今日ステージに立って感じました。

ファンの方がたくさん集まっている様子は、写真では見たことがあったんですが、実際に目にしてみたら、まるで海のようで……本当にすごいなと思いました。

 昨日、大洗に到着したときも、町中にたくさんパネルが置いてあったり、戦車が置いてあったり、町ぐるみで『ガルパン』を感じられるのもいいですよね。聞いてはいたんですが、車の中から「あそこにもある!」と見つけるのが楽しかったです。

 昼間の商店街も歩いてみたいなと思うぐらい、素敵な町だと思いました。

津田大洗に来て、ひと言で言うならば、“愛”を感じました! 町中にキャラクターたちがいたり。

 ふつう、作品の舞台に初めて来たときって、説明書きの看板みたいなものが必要だと思うんです、「この場所は作中でこういうシーンがあってね」というような。

 でも、それが必要ないくらいに、ここにキャラクターたちが生きているんだなと思えてしまうくらい、大洗という町が『ガルパン』一色で、本当にすごいなと、素直に思いました。

植田私は何度か大洗にお邪魔させていただいたことがあるんですが、アニメのシーンや、ゲームで再現された町を車で走ったりもしているので、自分のふるさとじゃないのになぜか懐かしさを感じるというか、大洗に来ると「ああ、また帰ってきたな」という気分になりますね。

安済私は、演じている押田という役が、『最終章』第1話からの登場なので、それまではこうして大洗に来られるというのは考えたこともありませんでした。

 なので、ようやく『ガルパン』を応援してくださっているファンのみなさんに直にお会いできて、こうしてキャストのみなさんと集まって『ガルパン』尽くしの1日を過ごすことができて本当に幸せです。

――原さんが「海のようだった」とおっしゃっていましたが、実際にあのステージに立たれて、初めてご覧になったBCの皆さんはいかがでしたか?

安済改めて……ことの重大さに気づきましたね(笑)。

――(笑)。

安済キャスティングされたときは「『ガルパン』って、あの『ガルパン』?」という感じで、そのときは「ありがたいなあ」くらいの気持ちだったのですが、アフレコをしたり、実際に公開されていろいろなお話を聞いたりするたびに、その人気の高さを実感します。

 そして今日の、ステージからのあの光景……。

あの光景(※キャストステージ直前の模様)。

津田まず、人が収まりきってなかったもんね。

安済360度に観客席があるステージではないのに、360度ぐらいぐるっといらっしゃって(笑)。

 渕上さんが、最初から景色が変わらないと言ってましたが、すごいなと。愛の度合いが変わらないってすごいですよね。

津田それが、渕上さんたちが7年間で作り上げてきたものなのかなと感じました。

――それで、“ことの重大さ”をより一層感じられたと。皆さん、昨日から大洗に入られたとのことでしたが、なにかおいしいものは食べましたか?

はい。いただきました!(にっこりと笑いながら)

――何を召し上がったんですか?

あんこう鍋がシーズンギリギリだと聞いていたので、あんこう鍋をいただきました。
 私はあんこう自体を食べたことがなかったんですが、すっごくおいしくてびっくりしました。

安済・津田 おいしかった~。

それ以外にもいろいろ、海鮮もそうですし、お肉もありました。スイーツとかも。

津田何を食べてもおいしかったですよね。

そうそう。ふだん、私は結構ご飯をたっぷり食べて、デザートは少なめなタイプなんですけど、どれもこれもおいしそうで、マリーみたいにたくさん取っちゃって(笑)。

――ステージでは、「渕上さんがお姉さんのように振る舞っていた」とおっしゃっていましたが、どんな感じだったんですか?

渕上私自身は大洗出身ではないのですが、大洗のよさをグイグイ勧めてしまうというか、「おいしいものがたくさんあるからみんな食べていってね!」という感覚が生まれて、みんなにオススメしていたんです(笑)。

 私は(毎年11月に行われる)あんこう祭にも、7年間連続で参加させていただいているので、おいしい大洗のお食事も“知っているもの”になってしまっていたのですが、3人のはしゃぎ方を見ていると、「それだけの素敵なおもてなしを、いつもしていただいているんだな」とも、改めて感じましたね。

――7年間、春・秋2回来ていると考えると、人によっては実家に帰るより頻繁に訪れていますよね。

渕上実家よりも帰っていますね!(笑) テレビシリーズのときは、少なくとも月に1回は来ていましたし。

 昨夜はなかば地元民のような振る舞いをさせていただきました。

――渕上さんにおすすめされたもので、印象に残っているものはありますか?

やっぱりあんこうですかね。すごくおいしくて。だしも美味しくて、最後飲み干しちゃいました(笑)。

渕上(すかさず)あんこう鍋はお店ごとに全然味が違うので、いろいろ楽しんでみてください。

そうなの?

渕上作りかたがね。カメさんチームのシーンにも出てくるんですけど、“どぶ汁”っていうのと、ふつうのあんこう鍋とでは作りかたが違って、肝を炒めるかどうかで全然風味が変わるんです。

植田昨日のあんこう鍋では上に乗っていた、あんこうの肝も都内とかだとあまり食べられないよね。

津田すごい肝が大きかったですよね。

――東京だと、あん肝は高価な珍味ですよね。ちなみに、植田さんは大洗に訪れるのは何年ぶりですか?

植田私は3年ぶりでした。『ガールズ&パンツァー 劇場版』(以下、『劇場版』)公開の翌年以来ですね。

――大洗の印象は変わっていましたか?

植田今年は「戦車が多いな」と感じましたね。

――気づけば増えてますよね(笑)。

植田そうなんですよ。看板娘たちがそれぞれのお店にいるのは相変わらずなのですが、戦車がさらっと駐車場に止まっていて、展示されているみたいになっていて。

――事情を知らない人が来たらびっくりしそうですよね。「何だこの町!?」と。

植田びっくりしますよね(笑)。

――続いて、『最終章』第2話のお話をお聞きできればと思います。アフレコも無事終了したとのことですが、それぞれ印象深かったセリフやシーンを、ネタバレにならない表現で教えていただけますか?

津田イベントでも話したんですが、大洗女子対BC自由学園戦に決着がつきます。その決着の形にBC自由らしさもありつつ、という感じなので、注目してもらいたいですね。

安済BC自由組としては、マリー様が前回より格好いいですね。

そうですね。だいぶ隊長らしく戦っているな、という感じで。

安済かわいいだけじゃないんだぞ! と。

一生懸命感というか、そういうものが『最終章』第1話のときよりも見られます。

――マリーは、『最終章』第1話だと驚いて撤退指示をしたところが印象的でした。

そうですね。それまで戦局を俯瞰しているテンションだったのが、少し慌てるようなところがありましたね。

――大洗女子学園のおふたりはいかがですか?

渕上そうですね。“ネタバレにならないような表現”というのがとてもむずかしいんですが……。

――すみません(笑)。

渕上もちろんBC自由学園との決着がつくシーンは見ごたえのある場面だと思うんですが、それ以外にもいろいろな話題というか、シーンが詰まっています。

 みほに関しては、みほとボコの絡みがとても印象的でした。今回『最終章』になって、テレビシリーズ、『劇場版』から少し時間が進んでいるじゃないですか、卒業の話題がでたりとか。

――そうですね、テレビシリーズ、『劇場版』から、季節も変わっています。

渕上そういう、時間が進んでいるんだな……ということを感じさせてもらえるシーンがあって、“エモい”なと思いました。

――エモい。そちらは、植田さんとしてもエモいシーンでしたか?

植田そうですね……“エモい”があんまりよくわかっていないんですけど(笑)。エモーショナルってこと?

安済なんでしょう……。尊い、みたいな。

渕上ほら、ボコのあそこがああなったから、いいなぁって。昔はああだったのにこうなって……「よかったなぁ」って(笑)。

植田ああ~(うなずく)。

――読者の期待感が高まること間違いなしな表現ですね(笑)。今回は、『最終章』第1話のアフレコから時間が空いたと思うのですが、演じるうえで難しかったことや、逆に時間があったおかげで理解が深まったということはありましたか?

安済BC自由学園の我々は、『最終章』第1話よりも、そのあいだに発売されたゲームの方がたくさんしゃべっていて。

――『ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチDX』(2019年2月21日発売)ですね。

安済ゲームの収録の方で「なるほど!」と思うセリフがすごく多かったんです。

 水島監督が収録のときに来てくださって、本編と同じように、しっかりと役柄を掘り下げることができました。その後に『最終章』第2話の収録だったのはありがたかったですね。

逆に『最終章』第1話のときは、パッと自分が思ったものをやらせてもらっていて、とくにしゃべりかたなどの修正はそこまで入らなかったんです。

 その後、ゲームの収録があって、いろいろな人と話したり、いろいろなセリフがあることで、改めてキャラクター作りができた感覚は私もあります。

※『ガールズ&パンツァー ドリームタンクマッチDX』については以下の関連記事をチェック!

――あのゲームはすごくセリフ数が多いですからね。津田さんはいかがですか?

津田ゲームで思ったのは、安藤と押田はセットで演技をすることが多いんですが、ゲームの収録はひとりずつ個別にやるので、ケンカをするシーンは『最終章』第1話のほうがやりやすくはありましたね。

 『最終章』第1話ではアドリブも結構ありましたし。

――そうだったんですね。

津田「この負け犬が!」みたいなことを言われたあとに、続けないといけなくて。なぜか「ワンワン!」と吠えるアドリブを入れたりとか(笑)。

安済そうそう(笑)。

津田そういうものも、いっしょに収録したからこそなので、そういった点では『最終章』第2話もいっしょに収録することができたので、そこは今回久しぶりにできてよかったです。

安済それはすごくうれしかった。

――テレビシリーズや『劇場版』では、アドリブで演じたシーンはありましたか?

渕上みほはほとんどないですね。すごくしゃべるタイプのキャラクターでもないですし、ディレクションも本当に少なくて。

 とくにテレビシリーズの最初から出ているキャラクターはオリジナルで“やったもん勝ち”なところがあったりしたので(笑)。収録が第1話からしばらく空きましたがという質問なんですが、もうやりにくさを感じなくなってきましたね。

――役が自分の中にずっとあるような感じで。

渕上「はい、みほはこれです!」という感じで、自分の中で出せるようになってきたのかなと思います。

――そして『最終章』の注目キャラクターである河嶋桃はどうですか?

植田第2話では、河嶋のプライベートが見えるシーンがあって、それを知ることによって、キャラクターへの理解がまた深まったというのはありました。

 河嶋は最初から高圧的な態度を出す割に、中身が抜けていて、ポンコツ気味だったりするのですが(笑)。そんな弱さみたいなものはこういう環境で生まれてきたのかな? というのが見えるシーンがあります。

 桃の深みの部分が理解できた気がしました。

――BC自由学園の話題になりますが、『最終章』第1話の『たまねぎの歌』の合唱シーンのように、第2話では、BC自由学園のフランスらしい要素を感じられるような展開はありますか?

また『たまねぎの歌』を歌いました。

安済再びっていう感じですね。

たまねぎ再び(笑)。

――2度目ともなれば、収録はスムーズに……?

安済いやいやいや(笑)。

やっぱり難しくて(笑)。なので、第1話ではどういう風に歌っていたかを見返して勉強もして、第2話に望みました。

――“先生が厳しかった”というお話もありましたが。

そうですね。すごくやさしいジェントルマンな方だったんですけど、発音をすごく細かくチェックしてくださったので。

津田フランス語は“英語とはちょっと違う”というのが難しかったですね。

発音を良くしようとすると、ついつい抑揚を付けたりしがちになって。

 でも、それだと英語っぽくなってしまったりするのんです。だから、「もっとサーッと言ってください」と言われたりしましたね。

――セリフならともかく、そのまま歌わないといけないですものね。

津田歌が、「~~オーパッキャマラード♪」の部分に入った瞬間の安心感がすごい(笑)。

安済わかるわかる!(笑)。

――ものすごく同意されていますね(笑)。

津田そこと、~~パオパオパ♪ の部分はそこまで難しくなかったので、そこに入ったときの安心感が(笑)。

――そのほか、見どころだなと思う場面はありますか?

渕上あれじゃないですか? ボカージュの戦い。

ああ、確かに!

渕上本予告でも言葉が出てきているんですけど、ボカージュという場所の戦いだから、こういう戦いかたが成立して……でもダメで……と、重要なポイントになります。

 ビジュアル的にフランスらしい部分でもあります、宮殿っぽくて。

――続いて、キャラクターについておうかがいします。それぞれのキャラクターが、『最終章』第1話、またはテレビシリーズ・『劇場版』から成長した、変化したと思うところはありますか?

植田河嶋は逆に、戻っちゃったなって気がしますよね。テレビシリーズの頃は、ちょっとダメな先輩という感じでずっと来ていて、『劇場版』で急に大人になるというか、会長がいないところを埋めてみんなを鼓舞したり、最終的にちょっとしっかりするというか。

――イスをたくさん運んだりして。

植田それで、「『劇場版』で河嶋は成長したな」という話をいろいろなところでしたのですが、今回は逆に河嶋がさらに落ちるというと変ですが、あんなに勉強できそうな顔をしているくせに、実は成績がよくないとか(笑)。

 そして、実際に隊長として1回戦を戦うのに、「パンツァー・フォー」すらまともに言えないっていう。なんだか一気に後退したなぁ。というイメージでしたね。

――『劇場版』ではがんばっていたんですけどね(笑)。

植田そうなんですよね。

――皆さんはいかがでしょうか?

渕上みほに関しては、成長のしかたがおもしろいなと思いました。テレビシリーズでは自分から前に出るタイプではなかったところから、段々とみんなを引っ張って行けるようになって、隊長として堂々と立っている姿がかっこいいなと思っていました。

 そして、『劇場版』では、さらにそれがレベルアップして、自分の学校だけでなく、協力してくれた他校のキャラクターとも団結してその上に立つ、それこそ、お姉ちゃんであるまほに指示も出さないといけないというところで、より隊長としてのレベルが上がったと思っています。

 それが、『最終章』では、桃ちゃんが隊長になったので、自分はサポートにまわるというか、“人を立てて支えることの難しさ”にぶつかっているような気がして、会社みたいだなと思いました(笑)。

 自分がまず仕事をできるようになって、偉くなると現場にはあまり出ずに裏に回って管理職になる……というような。

――ほかの人に任せて自分はなるべくサポートに徹しようと思うんだけど、自分のこと以上にハラハラしてしまうという。

渕上そんな大人な成長のしかたをしているなと感じましたね。

――先ほど、「マリーは隊長らしさが出てくる」と。

そうですね。戦いが盛り上がっていくと、焦ったりするマリーも見られますし、決着がついたあとのマリーをみていると、『最終章』第1話ではわがままっぽそうな部分が際立っていましたが、それでも憎めない感じが垣間見えるというか、すごく素直な人というか、私としては第1話でもっとマリーが愛しくなりましたね。

――ステージでは安藤と押田は「仲いいよな!」という場面もありました。

津田第1話では、ふたりは“仲が悪いふりをして、じつは作戦だった”という話だったじゃないですか。

 そこの関係性を第2話では……結局、どっちなのか、裏なのか、裏の裏なのか、その裏の裏の裏なのか(笑)。というところは注目ポイントだと思います。

 ぜひ私たちの関係性を第2話で確認してみてほしいです。

安済そうですね(笑)。