先日紹介した一人称視点のホラーアドベンチャーゲーム『Dreadful Bond』が、PCで動作する技術デモを公開した。

 デモは墓地部分、地下通路部分、屋敷内の三部構成になっており、フォトグラメトリー技術(写真を元に写実的な3Dモデルを作る手法)によって質感たっぷりに作られたゲームの舞台“ウォートン邸”の雰囲気をチェックできる。

 『Dreadful Bond』は、イタリアのゲームスタジオClod Studioがクラウドファンディングを実施中の一人称視点ホラーアドベンチャーゲームだ。『サスペリア』などの作品で知られるホラー映画の世界的巨匠ダリオ・アルジェント監督がクリエィティブ・スーパーバイザーとして参加している。

 モノクロの画面で描かれる心理的ホラー演出を重視した作品となっており、今回公開された技術デモでも、誰もいないはずの廃墟の中で子供の声が聞こえたり、突然ドアが閉まったりといった場面が。

イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェントが監修する廃墟探索ホラー『Dreadful Bond』がPC版技術デモを公開_01
イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェントが監修する廃墟探索ホラー『Dreadful Bond』がPC版技術デモを公開_02

 またゲームでは“影”を通じて過去の出来事が示されるといったさらなる超自然的要素が入る予定で、その辺りの演出はゲーム中に登場予定のシーンを編集したショートムービー“For Bridget”でも確認することができる。

 クラウドファンディングは締め切り(日本時間の2019年4月25日午後7時)まで数日を残し、執筆段階で集まっているのは希望額の35%程度と、不可能ではないがやや厳しめという印象。スタジオ関係者いわく日本からの反応にかなり手応えを感じているそうなので、気になる人はデモやショートムービーをチェックしてみてはいかがだろうか。

 ゲームはPC版が2020年末までの配信を目指して開発されており、製品キーは15ユーロ(約1900円)の出資から入手可能。なお日本語対応は今のところ、クラウドファンディングの目標額を超えた場合の追加目標(9万ドルで実施)となっている。

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