世界最大規模の開発者のためのセッション、ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC) 2019が開催。その見どころをちょっぴり紹介します。

 2019年3月18日~22日(現地時間)、アメリカ・サンフランシスコ モスコーにセンターにて、ゲーム・デベロッパーズ・カンファレンス(GDC) 2019が開催される。言うまでもなくGDCは、世界最大規模となるゲームクリエイターのための国際カンファレンス。会期中は世界中のクリエイターが集まり、最新の開発事例の報告が行われる。記者が配布されたポケットガイドに記載されたセッションをざっと数えただけでも、その数800近く(!)と、とにかく圧倒的なボリューム。到底そのすべてを追いかけられるものでもないが、ファミ通ドットコムでは、注目セッションのリポートをお届けしていく予定なのでお楽しみに。

ここサンフランシスコは抜けるような青空で、17日は20度を超えた模様。会期中は天気が崩れるような予報ですが……。おなじみウェストホールにも太陽が降り注ぐ。

 翌日からの開催を控えて、ちょっぴり見どころを予習してみると(以下日付はすべて現地時間のもの)、まずは例年通り、エピック ゲームズによるUnreal Engineのキーノート、“Epic Games: State of Unreal” が3月20日に、Unityによる“Unity at GDC 2019”が3月18日に行われる。ツールメーカーが最新情報を公開するのは、いかにもGDCらしい。また、今年は3月19日“Google Keynote”にも注目が集まる。Googleがゲーム関連の新たなアナウンスを予定しているのではないかと噂されているからだ。

 さらにホットなのが、3月21日に予定されている“Epic Games Store”: An Update and Q&A“Steam Business Update”。いま熱い関係にあるEpic GamesストアとSteamだが、どのようなアップデートがもたらされるのか?

 日本人関連のセッションでは、3月20日の水口哲也氏らによる“Making 'Tetris Effect'-ive”や、3月21日のカプコン・伊津野英昭氏らが登壇しての『デビル メイ クライ 5』のセッション“‘Devil May Cry 5': Creating a Standout Action Game”、SWERY氏が自身の近作『The MISSING - J.J.マクフィールドと追憶島- 』を分析する“‘The Missing': An Attempt at Complete Cohesion of Gameplay and Narrative”が、最終日の3月22日に予定されている。

 中でも、見逃せないのが3月20日に予定されている“Classic Game Postmortem: ‘Panzer Dragoon', ‘Panzer Dragoon Zwei', and ‘Panzer Dragoon Saga'”で、吉田謙太郎氏と二木幸生氏が名作『パンツァードラグーン』と『パンツァードラグーン ツヴァイ』、そして『AZEL -パンツァードラグーン RPG-』を語るというもの。ある意味今回のGDC 2019でもっとも注目のセッションなのではないかと、個人的には思っている。

 また、GDCと言えば、毎年恒例となっている、“19th Annual Game Developers Choice Awards”“21st Annual Independent Games Festival Awards”も3月20日に予定されている。開発者が選ぶ賞ということで、注目度もひときわ高い“Game Developers Choice Awards(略称GDCアワード)”。昨年の“Game of the Year(ゲーム・オブ・ザ・イヤー)”を『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が受賞したのは記憶に新しいところだが、今年は残念ながら同部門にノミネートされた日本開発タイトルはなし。『レッド・デッド・リデンプション2』が7部門で、『ゴッド・オブ・ウォー』が6部門でノミネートされているが、どうなるのか……。結果に注目が集まる。

 ちなみに、2017年から改修に入っていたサウスホール。昨年も絶賛普請中で、いつまでかかるものやら……と思っておりましたが、ほぼ完成した模様。改築されたビルが、日差しにキラキラと輝いておりました。『パンツァードラグーン』や『デビル メイ クライ 5』など日本関連セッションは、軒並みサウスホールで実施予定だ。

改修なったサウスホール。キラキラ。
こちらはノースホール。サウスホールとはもともと地下はつながっていたが、改修後は2階の回廊でもつながるようになった。