2019年3月10日に行われた『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』COUNTDOWN LIVE”の模様をお届けする。

 2019年3月10日、東京タワーメディアセンターで、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の試遊体験会とステージイベントがセットになったスペシャルイベント“PlayStation presents『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』COUNTDOWN LIVE”が開催。以下ではその模様をお届けする。

初めてゲーム序盤がプレイできた試遊体験会

 『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』は、2019年3月22日発売予定のPS4/Xbox One/PCソフト。戦国時代を舞台に、孤独な忍びの戦いが描かれるアクション・アドベンチャーとなる。『DARK SOULS』など、“『ソウル』シリーズ”の系譜に連なるフロム・ソフトウェアの完全新作(共同開発:アクティビジョン)を発売前に体験できるとあって、事前抽選制のイベント会場は多くのファンで賑わっていた。

 会場の入り口には、本作にちなんだギャラリーが設置。キャラクターアートや主人公が身につけている義手が展示されていた。

展示されていた義手は、1分の1スケールの実寸大のもの。

 ギャラリーの周囲にはメッセージボードが設置され、来場した多くのファンがコメントを書き込んでいた。メッセージからも本作への期待が高いことがうかがえる。

 今回の試遊では、初公開となるゲームの序盤をプレイできた。1回15分の交代制で行われたが、試遊の順番はすぐにいっぱいに。試遊の様子を映し出すモニターの前には、多くの人たちが集まっていた。

プレイヤーたちのまなざしは真剣そのもの。

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 試遊会と並行して、ステージでは刀や義手を身に着けてのフォトセッションが実施。4種類の中から好きな背景を選んで好きなポーズで写真を撮れるということで、大いに賑わっていた。

 フォトセッションの途中には、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』のプロモーターであるフロム・ソフトウェアの北尾泰大氏が登壇。東京ゲームショウ2018(以下、TGS2018)にプレイアブル出展されていたボス戦に挑戦できる企画を開催した。このボス戦、TGS2018では多くのプレイヤーが挑戦したものの、クリアーできたのはわずか2名のみという高難度。この日のステージは、ボスを倒すと限定のオリジナルTシャツがもらえるチャンスということで、4人のユーザーが挑戦に名乗りを上げた。

 ひとり目の挑戦者は、以前の試遊でボスである破戒僧にボコボコにされたというユーザー。リベンジのために動画を見て予習してきたというが、惜しくも達成には至らなかった。

 ふたり目は、試遊の際に破戒僧を追い込んだという猛者。今回こそはと意気込んで挑戦したが、忍殺を2回決めたところで力尽き、こちらもクリアーとはならなかった。

 3人目の挑戦者募集の際には、その難度の高さから希望者は減ってしまい……それでも勇気を出してひとりの男性が挑戦。

ボスには負けてしまったものの、その挑戦には温かい拍手が贈られた。
最後の挑戦者は「自信しかない」と強気なコメントを残して挑戦し、ジャンプを多用した立ち回りを披露したものの……力及ばず敗北。TGS2018に続いてその難度の高さが示された。

圧巻のプレイも飛び出したステージイベント

 その後に行われた第二部のステージイベントにも前述の北尾氏が登壇。同作について、「ゲームとしてかなり新しいチャレンジ、これまでとは違ったタイトルになっている」とコメントし、このパートを開始した。

右側が北尾泰大氏。

 発売直前のため、会場には来られなかったアクティビジョンのプロデューサー、ロバート・コンキー氏によるビデオメッセージも紹介された。

「皆さんの期待に応えることができるゲームになったと思いますので、発売を楽しみにしてください」とコメント。

 コメントのあとには、いよいよゲームの紹介へ。北尾氏は「『ソウル』シリーズや『Bloodborne』のように、ハードでやりがいのあるゲーム性。ダークな世界観を引き継いだタイトルでありながら、これまでにないアクションやシステムを採用した」と本作について語った。

『ダークソウル』のように、フィールドマップはシームレスにつながっている。プレイヤーは好きな順番で攻略を進めることもできるようだ。

 アクションについては、新システムとなる“体幹”を実機プレイで解説。リードゲームデザイナーの山村氏がプレイを行った。

右側が山村氏。
画面中央にあるゲージが“体幹”。画面上側にあるのが敵のもので、画面下側が自分の体幹を表す。ゲージは、敵の攻撃をはじいたりすることで貯められる。
“体幹”を使えば有利に戦えるが、もちろんいままでの『ソウル』シリーズと同じ要領で戦うこともできる。

 本作の成長要素はスキルツリーによるシステムを採用。敵を倒した際に入手できる経験値を使うことで、キャラクターの強化や新しい技を覚えることができる。

複数のスキルツリーがあり、スキルを覚える順番は好きに決められる。

 システムの紹介が終わったところで、『Bloodborne』プロデューサーの山際眞晃氏がゲストとして登壇。山際氏は、期待している点として難易度を上げ、その難易度について北尾氏に質問。北尾氏によると「相対的にはこれまで通りの難易度で、簡単にも難しくもしようとしていない」とコメント。また、「これまでのシリーズで培った戦法が通用しないようにもなっている」と、本作のアクション性について語った。

山際眞晃氏。

 ここで、先ほど“体幹”の実機プレイを行なった山村氏によるデモプレイが披露された。

燃え盛る屋敷のステージで開始。目的はとらわれている主を助け出すこと。
敵の会話を盗み聞きすると、敵の居場所についての情報入手や、ストーリーの補完ができるらしい。
『ソウル』シリーズでいう篝火のようなもの。回復やキャラクターの強化ができる。
ステージの途中には、ともに戦ってくれる仲間(NPC)もいるようだ。

 さて、そんな山村氏によるデモプレイだが、まさかの失敗。北尾氏も予想外の展開に動揺を隠せなかったが、山際氏からは「見せプレイの注文を出しすぎましたね」とダメ出しが……。開発者であっても油断できないのが、本作の魅力とも言えるのだろう。驚きの展開に会場がどよめく中で行われたのが、来場者からの質問コーナー。最初の質問はエンディングの分岐に関するものだった。北尾氏によると「エンディング分岐はあります。複数の選択肢があり、マルチエンディングになっている」とのこと。また、「周回プレイもあり、周回することで敵が強くなっていく」とも語った。

北尾氏曰く、「ストーリーもいままでの『ソウル』シリーズでは敢えてわかりづらく作っていましたが、(本作では)キャラクターにフォーカスしているぶん、わかりやすく、取っ付きやすいものになっていると思います」とのこと。

 続いての質問は、武器の種類について。試遊で使った武器以外にもあるのか否かという質問だ。これについては基本的に右手の刀は持ち換えることはないらしいが、TGS2018の試遊やトレーラーで背負っていた刀は、何らかの使用する機会があるようだ。

 質問コーナーが終わると、音楽プロデューサー・作曲家であり、フロム・ソフトウェア作品のファンであるTeddyLoid氏が登壇。「スリルがあって、何回もプレイしたくなりますし、友だちと競いたくなるんですよね。そして、最新作は舞台がまさかの戦国時代ということで、とてもとても楽しみで、今日ステージに来られて光栄です」と喜びの表情を見せた。

左側がTeddyLoid氏。

 ステージでは、先ほど一般来場者が挑戦したTGS2018の試遊に登壇者たちが挑むことに。クリアーすると海外ゲームストア限定の予約特典“不死斬りレターオープナー”が3名にプレゼントされることが発表された。

『ソウル』シリーズで培った技術で、“忍殺”を決めるなど、華麗なプレイを披露した。

 敵をあと1回“忍殺”すれば勝利するところまで追いつめるも挑戦は失敗! プレゼントはお預けに。しかし、ここで先ほどの実機プレイで思わぬミスを犯してしまった山村氏がリベンジとばかりに挑戦。

開始前の「破戒僧は余裕」とのコメント通り、かなり余裕のある戦いをくり広げる。
とどめには特殊な“忍殺”を披露するなど、終始、破戒僧を圧倒して、見事に勝利した山村氏。3名に“不死斬りレターオープナー”がプレゼントされた。最後に北尾氏、山際氏、TeddyLoid氏が締めのコメントを行ない、イベントは盛況のうちに終了となった。

 試遊では、多くのプレイヤーがその高難度を実感しつつ、『SEKIRO』の魅力を味わっている様子がうかがえた。ちなみに、TGS2018で話題となり、今回のイベントでも改めて強さが確認できた破戒僧は、製品版ではさらに手強くなっているとのこと。『ソウル』シリーズからゲーム性や世界観を引き継ぎ、そのほかにも気になる点が盛りだくさんな『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』の発売が待ち遠しい。