初代プレイステーションを緻密に再現した小さなボディーと、魅力的な20の収録タイトルで注目を集める、“プレイステーション クラシック”。

 2018年12月3日に発売予定の本機について、見た目やシステム面を中心にリポートを行ってきたが、今回は、ゲームの第一印象を決めるとも言える“オープニングムービー”に注目。メディア体験会で録画できた、珠玉のオープニングを5作品に絞って紹介していく。

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ゲーム開始前に期待感が高まる名作オープニングムービー5本をご紹介!

 というわけで “プレイステーション クラシック”に収録されている20タイトルの中から5つにまで厳選した、名オープニングたちを実機からのキャプチャー動画で紹介する。

 アプローチ方法の違いはあれど、どれもそのゲームの魅力や雰囲気が伝わってくるオープニングばかり。プレイ済みなら思い出にひたりながら、そうでなくてもぜひ一度観てみれば、きっと実際に遊んでみたくなるはず。

スクウェアすげぇ……! 『パラサイト・イブ』

 スクウェア(現、スクウェア・エニックス)の、映像制作技術は当時から高かった!

 社名ロゴからスタートするハイクオリティーな映像は圧巻。音楽や構成も相まって、海外のサスペンスドラマのようなシリアスさが演出され、作品の雰囲気とも非常にマッチしている。あと、いま見ても主人公のアヤ・ブレアがかわいい!

まるで映画!? 重厚かつ硬派な雰囲気が最高! 『メタルギア ソリッド』

 主人公である、ソリッド・スネークが敵地へ潜入するシーンが描かれる映像は、カメラワークや構成、音楽など、まるでハリウッド映画を見ているよう。

 また、実際にプレイするグラフィックに近いため、ムービーとゲームが地続きだと強く感じられ、没入度も高まる。

高画質化で恐怖が増した!? 『バイオハザード ディレクターズカット』

 さらに映画っぽく? 実写映像が特徴的なオープニング(後年、映画シリーズ化され世界的なヒットを飛ばす『バイオ ハザード』が、1990年代からゲーム内に実写を取り入れていたというのは、いま振り返ってみても感慨深い)。当時、ブラウン管テレビで見たケルベロス怖かったなぁ……。

 映像が高画質化されて恐怖も倍増!! ……かと思いきや、往年の名作ホラー映画をブルーレイで見たときのような、「キレイ過ぎる! キレイ過ぎるのよなんだか!!」と叫びたくなる不思議な感覚に。でもこれはこれでイイ? 

 意外と再限度の高いキャラクター紹介カットも、絶妙に時代を感じてステキ。

スポーツカー×美女! 『R4 -リッジレーサー タイプ4-』

 やっぱり『リッジ』っつったらかっこいいスポーツカーのグラフィックと、爽快感と疾走感抜群の映像ですよね! 

 そして、本シリーズのイメージキャラクターである永瀬麗子のかわいさ。美女とクルマの相性はやはり抜群! 余談ですが、今シーズンからF1のグリッドガールが廃止されて寂しいですね……。

アニメオープニングはやっぱりいい! 『ワイルドアームズ』

 こちらのオープニングは、ゲーム中のグラフィックや3DCGではなく、アニメで表現されたもの。

 アニメオープニングのよさとして、ゲームにひとつの映像作品が収録されているような“特別感”があると思うのですが、本作のオープニングも、キャッチコピーの“荒野と口笛のRPG”を映像全体を通して感じることができる、魅力的な映像作品となっています。アニメファンも必見!

 というわけで、5本の名作オープニング映像を紹介してきました。このほかの作品のムービーが気になる方はぜひプレイステーション クラシックで確かめてみてくださいね!(個人的にはオープニングなど一切なく試験が始まる『アーマード・コア』のストイックさも好きです)。